仮面ライダーアギトは平成仮面ライダー第1作であるクウガの次に当たる作品です。第3作である仮面ライダー龍騎はこれまでの仮面ライダーのイメージを一新、13人の仮面ライダー同士が戦うというインパクトからその間にいるアギトはどうにも地味な印象を持たれがちです。クウガを見ていないけどアギトは見た、という人はなかなかいらっしゃらないでしょう。
そんなアギトですがクウガを見ていれば絶対に見て欲しい作品ですし、クウガを見ていなければその珍しい人になってみませんか?
物語概要
本作には仮面ライダーが3人登場します。
既に仮面ライダーである男、津上翔一。
仮面ライダーになろうとする男、氷川誠。
仮面ライダーになってしまった男、葦原涼。
そして物語後半、”アギト”に目覚める者達。
主人公、津上翔一は事故により記憶喪失になっており、ある意味では視聴者と同じ視点で物語が始まります。彼はなぜ自分がアギトになれるのか、なぜ謎の敵であるアンノウンが人間を襲うのか分からないまま戦い続けます。そして主要人物が揃い始めた頃に現れる、主人公と同じ「津上翔一」を名乗る人物の登場。これまで黙々と人間を殺し、人語を一言も喋らなかったアンノウンが発した言葉、
「人が人を殺してはならない」。
謎が謎を呼ぶ展開が続くため、濃厚なストーリーを求める人にもおすすめできます。オープニングで登場するいわゆる「イコン画」は作中では一切解説されませんが、アギトを見終わってから内容について考察する楽しみもあります。
アギトのここが良い!3つのおすすめポイント
・オープニング曲がかっこいい!
静かながらも曲のサビに至るまでの盛り上がりは素晴らしいものがあります。「仮面ライダーアギト!」と作品名を叫ぶオープニングは本作が最後であるため、そういった意味でも貴重だと言えるでしょう。
・仮面ライダーと言えばキック!
アギトのライダーキックは特撮ファンの中でもかなり人気が高いです。ポーズを構えると同時に地面にアギトの紋章が浮かび上がるシーン、角の開閉シーン、仮面ライダーの背後での敵の爆発。このライダーキックはアギトにしかできないと言っても過言ではありません。
・仮面ライダーG3を応援したくなる
アギトは超常現象によって得た力に対し、仮面ライダーG3は人類のテクノロジーで造られています。それゆえに序盤はアンノウンを相手に苦戦を強いられるシーンが多く、あまりにも頼りなくて見ていて可愛そうになってきます。しかし物語の中盤から後半にかけて強化を受け、装着者の成長もあり、徐々に頼れる存在となっていくのが最高に格好いいのです!
全国食肉事業協同組合連合会から表彰!?
仮面ライダーアギトはなんと全国食肉事業協同組合連合会から表彰を受けた作品でもあります。それは放送当時、BSE問題があったことが理由です。
世間が食肉への抵抗があった時期にも関わらず作中では焼肉を食べるシーンが多く描かれており、食肉への抵抗を和らげることに大いに貢献(?)したそうです。
仮面ライダーアギトを見るときはぜひビールと焼肉を用意してご視聴ください!(๑•̀ㅂ•́)و✧
文章:kyouei-amagasaki1200