アニメ「 ばくおん!! 」第9話「しんにゅうせい!!」で、「中野千雨」が登場します。「ちさめ」という名前から、”ちっちゃいキャラ”→“小さめ”→“千雨”と連想が出来てしまいます。この千雨、いろいろとかわいいんです。
今回はこの千雨と、彼女の愛車「PCX150」をピックアップしてみました。
見覚えの有るロゴと外観が...
「 ばくおん!! 」第10話「こうはい!!」で「中野千雨」の実家が映し出されるシーンで、“あ!なんか見覚え有るぞ?”と思える家とロゴの外観が映し出されます。
映し出されているロゴは円の中が“556” そして円の下は同じ“design”。そう、“56”を“556”に変えただけなんです。
家の外観も見覚えの有るショップの外観とそっくり、ロゴの位置も同じ。バイク好きだと“あ~なるほど”と思った人は多いと思います。
元GPライダーの「中野真矢」さんのショップの外観とそっくりです。
だから苗字が「中野」だったのか!と、分かるシーンです。
「千雨」の父親が元GPライダーと判明するシーンも

第10話「こうはい!!」の中で、「恩紗」が「千雨」に苗字を聞くシーンがあります。「千雨」が「中野」ですと答えると、「恩紗」は、
「中野か、元GPライダーの中野欽矢(なかのきんや)と同じだな」
「結構イケメンで自分でモテライダーとかいっちゃてるやつ」
すると「千雨」は、
「それが私の父ですけど」
と答えます。それを聞いた「恩紗」は少しディスる発言をした為か、かなり恐縮していました。
“556”(56)のロゴが有る家に“元GPライダー”という事。これらの状況を踏まえると、完全に元GPライダーの「中野真矢」さんをモデルにしていると確定出来てしまうシーンでした。
ちなみに、GPライダーってなんだ?ってなアニメファンの皆さんに簡単に説明すると、GPライダーというのは二輪レースの最高峰“ロードレース世界選手権”に出場している人達のことで、車で言う所のF1レーサーと同じだと思って下さい。単純に言ってしまうととても凄いライダー達と言う事です。
“56”のロゴにも元はあった!
“56”をもじった“556ロゴ”ですが、元に成ったオリジナルの“56ロゴ”にも元があります。実は漫画繋がりだっりするのです。
元GPライダーの「中野真矢」さんが好きな漫画「バリバリ伝説」の主人公「巨摩郡」が使用していたナンバーに由来しているそうです。このことは、56 designウェブサイトに記載されています。
なるほど、“556”のロゴの元が「中野真矢」さんのショップの“56”であり、その“56”のロゴも元は漫画「バリバリ伝説」からと言う事なんですね。
結局、つながりにも又、つながりが有ったと言う、偶然のような本当の話なんです。.
ばくおん!! 「千雨」の愛車は「PCX150」

第11話「じてんしゃ!!」で「千雨」が「PCX150」に乗って登場します。「 ばくおん!! 」には大型のバイク
が多いのですが、この「PCX150」はスクーター型のバイクです。スクーター型だと気軽に誰でも乗れるバイクです。
スクーター型であるので、通勤、通学など日常の使用にも実力を発揮しますが、短中距離のツーリングにも十分に使えるポテンシャルがあります。排気量が150ccなので高速道路も走行可能なのが嬉しいです。
アニメ中でも、「千雨」が
「150ccなんで、先輩達に付いて行けますよ」
と話すシーンが登場します。そしてこの「PCX150」、安定性がとてもいいのが特徴です。その理由は、タイヤ径が14インチもあるからです。この大きさは、同じクラスのスクーターよりタイヤ径が大きく、250cc並の大きさがあります。二輪車はタイヤ径が大きいほど安定します。体の小さな「千雨」が安心してバイクに身を任せることができる理由がここにありそうですね。
最後に「中野千雨」の存在意味について

“女子ライダーあるある”の中には、身長が低いと言うのが有ります。第10話「こうはい!!」の中でも「千雨」が
「私はどうせ背が低く、バイクにまたがっても足が付きません」
と言います。その意見に対して「恩紗」が
「私達女子にとってはそんなの当たり前の事なんだよ!」
と話しています。
バイクは、信号で止まる毎に足で支える事に成ります。だから、身長が低いと乗れるバイクがある程度制限を受けてしまいます。体が小さいと赤信号での停止も一苦労です。
そんな苦労を踏まえた上で、「恩紗」はその事実を当たり前として受け入れ、それでもバイクに乗り続けます。「千雨」はそんな先輩女子ライダー方を見て、不自由を当然として受け入れてバイクに乗ることを選択しました。
またがる必要がない”スクーターを選ぶ”という工夫で、自分の不利を打ち消しているところもポイントですね。
「千雨」のこういう前向きな考え方と生き方は、なんだかとても魅力的ですよね。
そして、声を大にして言いたいです。「千雨、ガンバレ!」と!
文章:kyouei-エムユー