どうも皆さま、いかがお過ごしでしょうか。金剛でございます。季節も6月に入り、既に30度を超える日が続きますが、6月と言えば、私の愛するガルパンで、誕生日を迎えるキャラが2人います。
ひとりは、あんこうチームの通信手、武部沙織の6月22日。そしてもう一人は筆者の嫁、秋山優花里殿でございます。ゆかりんは6月6日ですが、今年の当日、ツイッターでもガルパンを愛する人たちが盛り上がり、そして聖地大洗では、毎年恒例の誕生会が行われたようです。
筆者は、今年行けませんでしたが、2015年、今から3年前の「ゆか誕」に行ったことがありますので、今回は筆者が過去に行ったことのある、2015年秋山優花里、2015年冷泉麻子、2017年武部沙織誕生会の様子を、3回に分けて、簡単にこんなことが行われました~的なレポートを、書かせていただきたいと思います。
2015年6月の「ゆか誕」の様子はこんなんでした。
さて、このことは以前お話ししたかもしれませんが、ガルパンのキャラの誕生日については、法則性があります。例えば今回紹介する秋山殿の誕生日であります、6月6日は、史実では、1944年に開始された「D-Day」。つまり、第二次大戦における、連合軍の作戦であります「ノルマンディー上陸作戦」が行われた日であります。この作戦でドイツ敗北が決定したという歴史家も存在するようですので、ある意味歴史的な日でありますが、その日を秋山殿の誕生日に設定する製作スタッフは流石ですね(笑)
さて、3年前の2015年の6月6日ですが、当日は平日にもかかわらず、300人(だったかな?)が集結しました。ちなみにほぼ全員男性です(笑)
昨年のゆか誕では、600人が集まり、当時平日開催では最高となった昨年のさおりん誕生会では、700人が集結しており、年々この誕生祭が注目されていることが分かります。
ちなみに誕生会では、どんなことをするの?と思われる方もいると思いますが、現地では、誕生会でしか手に入らない、オリジナルグッズの販売、また当日行われるクイズイベントがあります。これは、現地で用意される、回答用紙を受け取り、各店に用意されている問題を見て答えるというもの。
例えば、海岸沿いにある、ガルパンギャラリーに問題用紙が置いてあったり、町の文具屋さんに問題用紙が置いてあったりと、街中を歩きながら問題を解くといったような感じになります。
問題の内容は、ガルパンの劇中に登場する内容の物から、聖地大洗にちなんだ物まで、かなり幅広く、そして問題がマニア過ぎてよくわからない。実は筆者も、ネットの掲示板見て、答えを探したくらい訳が分からなかったものも多いです(笑)
実際、2015年のゆか誕の時のクイズイベントの答えが、誕生会を主催したお店の店長さんの名前だったりしました。(笑)
答えが分かったら、回答用紙を答え合わせの会場に持っていき、もし正解なら、合格の印鑑をもらい、数字の書いてある引換券をもらいます。ちなみにこの引換券をもらうのが最大の難関。この長蛇の列を見てください(笑)
ちなみに引換券も枚数に制限があり、つまりは早い者勝ち。解答用紙自体にも、枚数に限りがありました。2015年は、300人分の物が用意されていたと記憶していますが、700人が詰め寄せたさおりん生誕祭には、当然売り切れになりました(笑)
この引換券をどうするか?これはこの後、メインイベントである、秋山優花里誕生会の時に、景品や、一番先にこの誕生会に献上されたケーキの一口目を食べられる権利(笑)などが当たる抽選を行うために配られます。
抽選会は、異様な緊張感(笑)と、当たった時の歓声が響き、なかなかの盛り上がりを見せます。また、ポスターなどの限定品が当たると、羨ましいというため息と、良かったねーという歓声が入り乱れ、当選者が注目を集めます。
一応最後には、参加者がケーキを一口ずつ食べられる、という状態になるのですが、チョコでかわいいイラストが描かれた綺麗な状態のケーキを拝むことは当然できません。なので、抽選で当たった最初に写真を取れる権利をもらった当選者は幸運とも言えます。また景品については、この曲がり松商店街限定のポスター等がもらえたりしました。非常に羨ましい。
こうして、抽選を終えた後、一斉に終結したガルパンおじさんたちが、盛大な拍手と共に、この誕生会が終わります。
聖地で見た世代を超え愛される作品「ガールズ&パンツァー」
最後に、このゆか誕で出会った美談(?)で終わりたく思います。
聖地大洗とガルパンでは、ある特徴があると言われています。それは、聖地で出会った巡礼者が、初めて会ったのにもかかわらず家族のように接し、そして仲良くなるというジンクスがあります。実際、大洗で初めて出会って、その後友人になったという筆者に近しい人間もいますので、すべてではないにしろ、これは間違いないと思います。
ガルパンファンには思に3つのファン層がいると言われています。
- キャラファン
- 声優ファン
- ミリオタ
これは実際に、大洗で聞いた話なのですが、ここまでアニメとして盛り上がった要素としては、この三つのファン層が、バランスよく存在し、ファンの絶対数を引き上げた、という話を聞きました。
かくいう筆者自身も、元々戦車が好きで見始めたアニメであって、そのあとにゆかりんが好き、まほ姉が好きとか言い始めたわけですから、この意見はあながち間違ってはおらず、むしろ的を得ているのかと思われます。
また、戦車アニメだけあって、史実ネタ、戦史ネタを盛り込んでおり(この辺は、筆者のガルパンから歴史を学ぼうシリーズで、取り上げさせて頂いております。)この辺は、ミリオタの理解を得ている部分ではあると思います。
実は、この2015年のゆか誕の時、筆者もある店で出会ったガルパンおじさんと意気投合し、長いこと話をしていたという出来事がありました。
その方、50代くらいの方だったと記憶していますが、途中娘さんに電話をしており、話を聞くと、その日また別の場所で行われていたガルパンのイベントに娘さんが行っており、なんでもそのイベントにしか売っていないグッズを代わりに買ってきてくれと頼んでいたとか(笑)
また、このゆか誕後に同じ聖地大洗で行われた、6月22日の「武部沙織誕生会」にその男性が仕事でいけないため、代わりに娘に行ってもらうとか話していました。(笑)
なんでも娘さんは、元々声優が好きで、サンダース高のアリサ役の平野綾さんのファンで、最初はそれが目当てで見ていたものが、アニメを見ている内に個性豊かなガルパンの登場キャラのファンになったのだとか。
なんだか、話を聞いているうちに、親子というよりは、好きなアニメを共有する「戦友」みたいな感じでしたね。今、日本の核家族化が進み、家族の絆というものが薄れ、それが叫ばれている時代に、一つのアニメが、一つの親子の絆を繋いでいるという出来事を目の当たりにし、なかなかの美談に見えました。
世代を超えてファンを生み出す、ガルパンは、今の日本が失いつつある「親子の絆」と「人と人の繋がり」を生む一つのツールになっているようにも見えました。
さて次回は、2015年の冷泉麻子誕生会レポートになります。それでは皆様、次回もよろしければ、お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。