覇穹 封神演義 第22話「武雄封神」様々な謎が明らかに【感想コラム】

覇穹 封神演義 第22話「武雄封神」様々な謎が明らかに【感想コラム】

十二仙を倒し、重力を支配する元始天尊すら追い詰めた聞仲。崑崙山は崩壊したも同然。大ピンチ――という状況下、死んだはずの王天君が現れて……。

ここまでが前回のあらすじ。

今回のキーとなるのは、聞仲の友である黄飛虎です。

妲己の狙いは?

聞仲が仙界大戦をおこしたのは、妲己が通天教主を抜け殻にさせたから――ジョカでさえ、ここまで歴史を上手に操れない。

申公豹は考えます。妲己は、ジョカですら出し抜こうとしているのではなかろうか、と。

元始天尊がジョカを知った経緯

覇穹 封神演義 第22話「武雄封神」様々な謎が明らかに【感想コラム】
画像引用元:©安能務・藤崎竜/集英社・「覇穹 封神演義」製作委員会

一方、聞仲の前に現れた王天君&黄飛虎
黄飛虎は、ボロボロのみんなを見「おめぇがやったのか」と聞仲に問います。

そして、王天君は瀕死の元始天尊を踏みつけます。
元始天尊は他のものを下がらせ、王天君に踏まれるがまま。

人間だった王天君を通天教主の元へ送り、魂を割ったのは元始天尊です。複数の魂魄を持った王天君は、生きている――ということを、元始天尊は知っていたのです。

かつて元始天尊は、ジョカの仲間である人物から、ジョカの存在を聞きました。
ジョカは仲間たちにより肉体を封じられていますが、魂魄だけで動き回っていました。けれど、魂魄だけで行動しているうちに弱っていき――。

一方で、ジョカにより何度も破壊と再生を繰り返されてきた人間たちは、少しずつ頑丈になっていきました。

ジョカが弱り、人間たちが強くなる。
その瞬間を狙って、彼女(?)の仲間は元始天尊と接触したのです。

ジョカの仲間も、ジョカを危険視している

要は

ジョカ:故郷を失った異星人、地球を故郷そっくりにするべく、歴史を何度も修正していじっている
ジョカの仲間:そんなジョカの行為に反発し、止めようとしている

そして、元始天尊は彼らが創った7つのスーパー宝貝と共に、ジョカを倒す計画“封神計画”を開始したのです。

そう、宝貝とはスーパー宝貝の模倣品であり、対ジョカ用に作られた武器だったのです。

妲己を倒すのも、太公望が人間界をよくするのも、途中経過。
すべてはジョカを倒すため。

とはいえ、王天君が病んでしまったのは計画のため利用したせいでもあるため、元始天尊は罪悪感を感じてはいるようです。

紅水陣の第二形態

王天君は元始天尊を後回しにし、聞仲と黄飛虎を別空間に閉じ込めます。
それは、空間宝貝・紅水陣(こうすいじん)の第二形態

他の十天君とは違い、通常の空間に自分の空間を創り上げる――というのが王天君の紅水陣でした。
しかし第二形態は、出ることは出来ても外からの干渉は出来ない空間を創り出してしまいます。

ただでさえ強力な空間宝貝の中でも、特殊すぎる王天君の力。
彼は十天君の中でも別格です。

聞仲の友

かつての聞仲の正義感を知っている黄飛虎は、聞仲を止めようとします。
剣を捨て、拳で挑む黄飛虎。

しかし、もはや聞仲に後戻りという選択肢はなく、愛した国のため、黄飛虎を攻撃します。

「ここでお前と戦うつもりはない」

それでも、今ココで黄飛虎を殺したくはない聞仲。

友であり、考えの違いから敵になった黄飛虎とは、兵を使って人間界での戦いをしたい――そんな聞仲に、黄飛虎の拳が入りました。

二人を追い詰める王天君

覇穹 封神演義 第22話「武雄封神」様々な謎が明らかに【感想コラム】
画像引用元:©安能務・藤崎竜/集英社・「覇穹 封神演義」製作委員会

黄飛虎は天然導師と呼ばれる、宝貝を扱える仙人ではないけれど、身体は頑丈な存在。
それ故に、手加減されたとは言え、強力な聞仲の攻撃を耐え抜き、殴りつけることが出来たのです。

また、聞仲は連戦で消耗しています。
くわえて、殷のためとはいうけれど、友だった黄飛虎との戦いは精神を削っていき……。

それを理解しているのであろう王天君は、酸の雨をふらせて二人を追い詰めます。

聞仲、すべてを失う

黄「オレとお前の殷はなくなっちまったんだ」
聞「何度でも蘇る」

聞仲は譲らず、けれども「ここからでろ。お前は私の敵だろう」と黄飛虎に対し、友への想いを取り戻しはじめ――。

それを嬉しく思った黄飛虎は、あとのことを太公望に任せ、封神していくのでした。

 

今回のエピソードで、黄天化は父である黄飛虎と、師である清虚道徳真君(せいきょどうとくしんくん)を亡くしたことになります。同じく父と師を失っている楊戩 (ようぜん)。

どちらも、原因は王天君にあります。

聞仲すら追い詰めた王天君は、策士であり、異端。

けれど、悲しい過去と、血を操る空間宝貝という中二っぽさ、それにあのビジュアル。
などといった要素から、とてもいい敵キャラクターになっています。

さらに、王天君の魅力を引き上げるエピソードもあるのですが――アニメは来週で最終回
それやる尺がない!?

ジョカもさんざん描いていたのに、どうなるんですかジョカ編!?

ちなみに、回想シーンで元始天尊といた仙人は燃燈道人(ねんとうどうじん)といって、竜吉公主は彼の異母姉。
ジョカ対策のため、姿をくらましているため、大戦にはいないのです。
けれどもし参戦していたら、聞仲ですら勝てたかどうか……という凄まじい実力の持ち主なのですが、彼の出番もジョカ編なのです。

今回出てきたのはファンサービスなのでしょうか?

はたしてジョカ編、アニメ二期はあるのか……。

気になります。

覇穹 封神演義 週刊感想コラムのまとめ

覇穹 封神演義 第22話「武雄封神」様々な謎が明らかに【感想コラム】
最新情報をチェックしよう!