PERSONA5 the Animation 第13話「Dreams and Desires」【感想コラム】

ペルソナ5 第13話「Dreams and Desires」

開始早々、政治家の息子が3件もの殺人事件と父の証拠隠滅に関与していたという疑いで逮捕されたというニュースがルブランのテレビで流れています。逮捕のきっかけは明智の言葉だという報道にマスターは彼が「探偵王子の再来」と呼ばれているのは実力に見合ってのことらしいと感心。

それを見計らったかのようなタイミングで来店した明智は、カウンターの上にチェス盤があるのを見て蓮に対局を申し込みます。怪盗と探偵、2人の駆け引きの行方は……?

ちなみに、「探偵王子」とは前作であるペルソナ4の登場人物のひとりのことなので、気になった方はそちらをどうぞ。

ペルソナ5 第13話「Dreams and Desires」のあらすじ

カネシロ・パレスに潜入しシャドウ金城を倒した怪盗団は、自分たち以外にも異世界に出入りしているらしい「黒い仮面の男」の存在を聞かされる。

一方、蓮は、絵が思うように描けないと思い悩む祐介から、とある相談をもちかけられ……

明智とのコミュニケーション大幅増量

ペルソナ5 第13話「Dreams and Desires」

将棋の経験はあるけれど初心者の蓮と対戦する明智、2人とも迷うことなく駒を動かしていきます。マスターはニュースで言われていた「明智の一言が逮捕のきっかけになった」というのが気になる様子ですが、捜査上の機密ということではぐらかされました。蓮が怪盗団のこともかと問いかけると、最重要機密であると明智は返します。

悪人に自白をさせている怪盗団を敵視する理由を尋ねる蓮に、明智はその方法を問題視していると言い、何が問題なのかはそのうち分かると意味深なことを告げ、自分のもとに情報が集まりつつあるとも。チェックメイトと同時に、「もうすぐ怪盗団の正体をお見せすることが出来ると思うよ」と意味深なことを言い放つのでした。

金城を無事に改心させたことで、注目の的になっているらしい怪盗団。怪盗お願いチャンネルのアクセス数にテンションが上がりまくる三島と竜司。警察の目に注意を払う必要があるとモルガナが釘を刺しますが、あんまり効果がないみたい…それと反対に、悩みがあるらしい祐介は蓮に相談を持ち掛けます。

一方その頃、検察では怪盗団に関する事件を冴さんが任されることが正式に決まりました。ついに警察と本格的にやり合うことになるのでしょう。

祐介はルブランでスランプに陥っていることを蓮に打ち明けます。奨学金を貰っている祐介ですが、この先も貰い続けるためには結果を出さなければいけないのに、納得のいく絵が描けないことに加えて生活のため、金を稼ぐために絵を描くのでは自分が否定した班目と同じことをしていると真面目過ぎるが故の苦悩をしている様子。

これは画家だけではなく、創作で身を立てようとする人間にとって避けては通れない問題です。結果を出すためには、作者にとって納得のいく出来に程遠い作品であっても発表の場に出さなくてはいけません。そのため、作者にとって不出来な作品が高い評価を受けることも当然あり得ます。また、創作するためにも生活をするためにも資金は必要なので、「お金を稼ぐために作品を作る」という行為にジレンマを感じても、それに折り合いをつけながらやっていくしかありません。

その辺りのことがうまくできないこともあるのでしょうが、「美を追求する」ことに執着する祐介は「心」を絵に写し取りたいということから最もインスピレーションを刺激された場所であるメメントス内でスケッチをするのに蓮へ護衛を頼むことにします。

テンションがおかしいフォックスは、見ててなんか不安になってきますね!?ジョーカー冷静すぎ。っていうか、そんなに大声張り上げてたら普通に敵に見つかるだろ!

敵と戦いながらもスケッチを続けた甲斐はあって、なんとかコンクールに出すための絵は完成。祐介にとっては自信作のようですが、会場内で目を向けてくれる人はいません。「凡人に分かるレベルで描いてない」と蓮に言う祐介でしたが、あるひとりの男性が祐介の絵を「筆遣いは見事だが凡作」と彼の前で評します。その人にどこが悪いのかを問う祐介に、タイトルが欲望と安直であることに加え、「語りかけてくる物がない」と辛辣な言葉が返されます。

自分の絵が「欲望を説明しただけ」であると反省する祐介に、先程の男性が声をかけてきました。彼が差し出した名刺には「日本芸術支援財団 理事・川鍋昭雄」と記されており、話をするために祐介と蓮を食事に誘います。

川鍋は以前祐介の描いた美人画を目にしたことがあると言い、彼がスランプに陥っていることも見抜いていました。画商を本業としながら、若い芸術家への支援を行っているといい、祐介を支援させてもらえないかと告げます。祐介の容姿と班目の弟子であったことから、彼は「売れる」と判断したと。

祐介は「自分の作品」ではなく、「自分の持つ話題」が売れると判断されたことに不満を露わにしますが、川鍋は祐介の作品が売れるのかと聞き返します。芸術で食べていく覚悟があると思った、金がなければ食うにも困るのが芸術なのだと言い残してその場を去っていきました。

夢と欲望

ルブランに帰る途中の蓮の前に明智が現れ、2人はバッティングセンターへ。班目の件を洗い直す過程で、川鍋の黒い噂を見つけたとバットを振りながら語る明智はスポンサーになる代わりに不利益な専売契約を結ばせたりするなどの行為をしているらしいと言います。しかし証拠がないとも。そして、川鍋はかつて班目と同門だったと蓮たちの知らない事実も掴んでいました。

「人は欲望によって犯罪を犯す、そんな奴らの罪を暴くために探偵をしている」という明智は、蓮に川鍋と接触する祐介を守ってもらうことで川鍋の噂に関する証拠を得たいと取引を持ち掛けます。

祐介から神田にある教会に呼び出された蓮は、川鍋の主催する公募展に応募するという意気込みを聞かされると共に、着想を得るためのモデルにされます。両手を挙げて片足立ちのポーズを要求されながら、「動くな!」を連発されるという無茶ぶりに振り回されます。やっぱり祐介は変人だぞ!しかし、変であればあるほど調子が戻って来たんじゃないの?って感じがするのはどうしてでしょうね。

祐介の絵の手伝いをしつつ、明智と共同で川鍋についての調査を進めますが確固たる証拠は挙がりません。

そんな中、怪盗団の全員がルブランに集まった際に杏は祐介の欲望についての悩みに素直な言葉を口にします。褒めてもらいたいのも、お金が欲しいのも情熱だと思う、と。情熱と欲望が近しいという見解は、祐介にとって青天の霹靂だったようです。サユリについて「純粋な美」という言葉を何度も言う祐介に、杏はサユリを始めて見たとき「優しさ」を感じたと言いました。それを聞いて、人の心の複雑さを改めて意識したようです。「誰かに何かを残すための絵を描きたい」と迷いが晴れた様子。

ペルソナ5 第13話「Dreams and Desires」

メメントスからの帰りに川鍋とその部下に遭遇した蓮と祐介。蓮は明智との調査で名前の挙がった3つの会社の名前に聞き覚えがないかと問いかけますが、聞き覚えがないと言われます。私腹を肥やしていたのが川鍋本人ではなく、その部下だったために決定的な証拠が見つからなかったのでした。証拠書類を隠滅しようとしたところを明智と警察に抑えられ、2人の調査は逮捕に至ります。

そして、祐介の絵は公募展で入選を果たしました。彼の絵を「欲望と希望、美醜どちらも併せ持ってる人間」と川鍋は評します。祐介へのきつい言葉や態度は喝を入れるためだったと明かし、頭を下げて謝罪するとともにかつて班目といい友人だったことを自分から教えてくれました。

黒い欲望に身を任せた班目のため、川鍋は辛酸をなめたといいます。自分のような思いをする芸術家が現れないように、支援財団を立ち上げたのだと。

川鍋がまだ班目と友人であったころ、彼が夜中に電話をかけてきて「引き取った子が熱を出した、病院も閉まっている。どうしたらいい」と助けを求めてきた過去を明かします。歪んだ欲望に身を任せる前の班目は、祐介のために行動してくれる養い親だったのでしょう。しかし、彼は後戻り出来ない道を選ぶほどに変わってしまった……

入選を果たし、結果を出した祐介に川鍋は支援を申し出ますが、それを断ります。自分は希望が見えているから欲望には染まらない。と穏やかに告げる祐介、旧友の教え子がいい仲間を持っていることを川鍋は祝福してくれました。

合同調査が終わった後、ルブランを訪れた明智と再びチェスで対局する蓮。明智は白、蓮は黒の駒を用いています。明智は優秀なパートナーが欲しかったと蓮を誘いますが、蓮はそれを「俺は怪盗団派だ」と拒否。

怪盗団が己の欲望のままに人々を操り始めたらどうするのか、との明智の問いにそうはならないとはっきり言い切りました。「彼らが信念を曲げず、何かを成し遂げられたなら」蓮の手にある黒のビショップが、その言葉と共に盤上に置かれると明智の表情が変わります。「それはきっと、まぎれもなく正義だ」蓮の言葉にも、表情にも確かな信念が見えた気がしました。

タイトル PERSONA5 the Animation
監督 石浜真史
放送期間 2018年4月
主な声優 雨宮 蓮:福山 潤
坂本 竜司:宮野真守
高巻 杏:水樹奈々
製作会社 アニプレックス
その他の情報 http://p5a.jp/

 

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