前回までの「 ばくおん!! 」コラムでは登場キャラと愛車についてお話しして来ましたが、今回は、とうとう「 来夢先輩 」に順番が回って来ました。
が、しかし「来夢先輩」とは謎のキャラです、何も分からないキャラなんです。分かる事と言えは...
来夢先輩 の特徴的なヘルメットは?
「来夢先輩」と言えば特徴の有る白いヘルメットですよね。アメリカのSIMPSON(シンプソン)というメーカーのヘルメットです。ヘルメットではとても有名なメーカーなので、バイク好きの人なら知っているはずです。筆者も“カッコイイ”な“”ほしい”な、と思う事も有りました。
輸入品という事も有って、学生時代には高価過ぎて買えませんでした。
しかし、社会人になってから、ヘルメットを購入する時、シンプソンを買おうかなと思いましたが、特徴の有る外観から、やっぱり目立ちすぎるかな?と思ってしまい、結局、普通のフルフェイスヘルメットを購入しました。
もしシンプソンを購入していたら、「来夢先輩と同じヘルメット持ってるよ!」と自慢できました。残念!
来夢先輩 の元になったキャラはひょっとして?
シンプソンの白いヘルメットのキャラ。車好きの人の中には、“あのキャラと似てないか?”と思った人もいると思います。そう、あのキャラとは「ザ・スティグ」と言うキャラです。
イギリスのBBCが作成した“トップ・ギア”と言う番組に登場します。番組では車のテストドライブを担当しています。顔は見えませんが、どうやらレーシングドライバーのようです。
では、なぜ「来夢先輩」と似ているか?実は共通点が三つ有ります。
一つめは、シンプソンの白いヘルメットを被ったまま決して脱がない。
二つめは、しゃべることは一切ない。
三つめは、運転がうまい。(レーシングドライバーだと当たり前ですが)
以上三つとも偶然に似ただけかもしれません。が、しかし、「中野千雨」の父親が、元GPライダーの「中野真矢」さんをモデルに起用している事からも、「ザ・スティグ」が元になったと言うことも有り得るかもしれません。筆者は密かにそう思っています。
無言でも存在感が大きい 来夢先輩
「 ばくおん!! 」第1話「にゅうぶ!!」から登場する「来夢先輩」ですが、その第1話「にゅうぶ!!」で、バイク部に「恩紗」と「羽音」が訪れます。
そこで、「恩紗」は「羽音」といっしょに入部しようとしますが、「羽音」はバイクの良さが分からずためらいます。
「恩紗」はバイクの魅力を説明しょうとしますがが、うまく伝える事ができません。
すると「来夢先輩」はバイクの魅力を伝える為、愛車の「ニンジャZX-12R」に「羽音」を乗せ街中を疾走します。
言葉じゃないんだ。自分で感じろ!
言葉を発しない「来夢先輩」ですが、町中を疾走する事で、「羽音」にバイクの最も魅力的なメッセージを伝えます。
そして、当然ですが、「羽音」はバイクに魅力を見出し、ライダーとしての小さな一歩を踏み出します。ここは「 ばくおん!! 」の中でも、もっとも重要なシーンだと思っています。
無言なのにとても存在感がある。それが「来夢先輩」です。
「ニンジャZX-12R」の最高速度
第1話「にゅうぶ!!」で「来夢先輩」と「羽音」が町中を疾走するシーン。この中に自転車を追い抜く場面があります。アニメ中では来夢先輩の乗っているバイクの風圧で、自転車がまるで、アンパンマンに吹っ飛ばされたばいきんまんのようにフッ飛んで行きます。
なんか大げさじゃね?
と思いがちですが、まんざら大げさでもない事実があります。実は「ニンジャZX-12R」は、スピードが300キロ以上も出せるバイクなんです。レーシング専用では無い、ただの市販バイクなのにです。
時速300キロ以上で走れるって凄すぎませんか?新感線の巡航速度並の速度が出せるわけですから・・・。スピードメーターの表示は340キロまで有ります。
もちろん、高速道路を含めた日本国内のどの道路でも、この実力を試すことはできません。可能だとすればサーキット場ですが、国内のサーキットで時速300キロのスピードは、直線の長さからすると無理が有りそうです。
これからも、時速300キロで吹っ飛ばせ!「来夢先輩」。
文章:kyouei-エムユー