TVアニメ『 はねバド! 』第3話 「アイツは完璧だった」【感想コラム】

TVアニメ『 はねバド! 』第3話 「アイツは完璧だった」【感想コラム】

なぎさの改心から続き、綾乃の過去にさらに踏み込んだ『 はねバド! 』第三話。綾乃がバドミントンに改めて向き合い成長していく姿と、細かい演出にも注目のお話となりました。

『 はねバド! 』第3話 「アイツは完璧だった」

徐々にバド部に馴染み始める綾乃を、複雑な面持ちで見つめている幼馴染のエレナ。 一方なぎさは、全日本ジュニアの時とは別人のような綾乃に違和感を抱いていた。 そんななか、綾乃の前に、港南高校の1年生エース・芹ヶ谷薫子が現れる。 薫子を前に動揺を隠せない綾乃。どうやら、二人の間には何か因縁があるようで……

綾乃の過去

TVアニメ『 はねバド! 』第3話 「アイツは完璧だった」【感想コラム】
画像引用元:©2018 濱田浩輔・講談社/「はねバド!」製作委員会

これまで謎に包まれていた綾乃の幼少時代、そしてバドミントンを嫌いになった理由に迫る第3話。

天才バドミントン少女・綾乃の過去。

幼少期、今の綾乃とは違い心底楽しそうに母親とバドミントンのラリーをやっていた綾乃でしたが、中学時代にはだんだんと“強さ”を求めるようなっていきます…。

ついにはあんなに仲良くバドミントンをやっていた、最愛の母親がまさかの失踪…。そこから1話の冒頭へと繋がっていくのですね。そこからはバドミントンをやめ、アイデンティティというものを無くしてしまった綾乃は、幼なじみのエレナにくっついていくだけの子になってしまいました。

綾乃の人生のほぼ全ての同じ時間を共有していたエレナだからこそ、綾乃を放っておくことができなかった。

なんとなく綾乃がバドミントンを辞めてしまった理由、そして「バドミントンを続けても意味が無い」というセリフ。その真相の一端が見えました。

しかし、なぜ綾乃の母親は綾乃の前から姿を消してしまったのか!?という謎だけは残ります。

綾乃を救えるのは…

不調から立ち直りすっかりと部長らしさを取り戻したなぎさと、いつもの活気を取り戻したバドミントン部。
ですが、1人だけどこかまだ上の空な綾乃…。

壁打ちをしていても、どこか上の空ので、それでも的のど真ん中に当てまくる技術を見せるさすがの綾乃。
ここの壁打ちのとこの作画がめちゃくちゃキレイなのが見どころ。

一方のエレナは、学校の外で偶然にもランニング中のなぎさに出会います。

『全日本ジュニアのときのアイツは完璧だった。』

なぎさも綾乃の心がバドミントンから離れてしまった原因が気になっている様子。完璧というか当時もかなり複雑な状況の中で綾乃はバドミントンをしていたので、だいぶ目とかやばい感じなっていましたけども…。

「任せといてください、私がどうにかしますって!」

エレナなりに気を利かせたつもりの発言も、

「いや、マネージャーがどうこうできる問題じゃない」

と、なぎさは一蹴。もしかして部長は地雷を踏むのがお得意なのか…。

現れた新たなライバル

TVアニメ『 はねバド! 』第3話 「アイツは完璧だった」【感想コラム】
画像引用元:©2018 濱田浩輔・講談社/「はねバド!」製作委員会

とある日の体育館に現れた、ピンクツインテのお嬢様・芹ヶ谷薫子。インパクトのある第二話のラストを飾った彼女が、まさかのいきなり乗り込んできたのです。

ちょっと異質な容姿や性格も含めて、はねバドの世界観では若干浮いている彼女ですが、 港南高校という強豪校で1年でエースを張ってる、正真正銘の強豪プレイヤー。

そんな彼女が対戦相手に指名したのが、今回の渦中の人でもある綾乃。

今のところ作中最強のプレイヤーである綾乃ですが、前に後ろに横にと振られて、薫子に逆に手玉に取られてしまいます。元々心理戦に長けていたという薫子やブランクがあるとはいえ、それ以上に心理的な不調がでた試合となってしまいました。

この敗戦で、ついにぽっきりと折れた綾乃の心。エレナの声すら耳に入らず学校さえも休むようになってしまいます。

綾乃の母

この事態に、綾乃の実家を訪れた健太郎となぎさは彼女の母親が、 全日本総合十連覇を成し遂げた超有名プレイヤー神藤有千夏であることを知ります。

そして、その母親がある試合を境に綾乃の前から姿を消してしまったこと。

綾乃は、母親が姿を消したのは自分が弱いからであることと思っており、バドミントンが強くなれば再び母親が自分の前に現れてくれると信じ、がむしゃらにひたすらに強さだけを追い求めてバドミントンを続けてきました。

しかし、母親は海外で別の選手のコーチをしている記事を発見してしまった綾乃は最早、これ以上バドミントンを続ける理由がなくなってしまった。

これが綾乃の過去で、綾乃がバドミントンをやめてしまった真相というわけですね。バドミントンは綾乃にとっての存在証明であり母親と繋がるためのものだったというわけですね。

バドミントンは好きか

悩んだり、落ち込んだりしたらいつも同じ場所に来ていた綾乃。

薫子との負けのショックからか学校も休み、公園で落ち込んでいるところに駆けつけたのは長年一緒に同じ時間を共有した幼なじみのエレナでした。

しかし、綾乃の心に火を付けられるのは幼なじみのエレナではなく、同じバドミントンに情熱を燃やす仲間、そしてライバルであるものだけ。

そのことがわかっていたエレナは部長のなぎさに、綾乃がバドミントンへ戻ってくるように説得するように頼み込みました。

『羽咲、バドミントンやめるのはお前の自由だ。だけど私はあの試合以来、お前に勝つために練習してきた』

『最後に1セットだけ、私と打ってくれ』

俺を倒したくば、最後に俺と…的ななんとも王道スポ根らしい一戦。

エリアコートもなければネットもない、風も吹き付ける屋外でなぎさと綾乃の一戦が始まります。
それは命を削り合うようなシャトルの応酬ではなく、かつての母親とのラリーのような心の底から楽しめるバドミントン

結局のところ、バドミントンのために周りも見えなくなってしまうくらいの超がつくほどのバドミントン大好き人間同志であるなぎさと綾乃は、どちらも「バドミントンが好き、バドミントンは楽しい」っていう根本的なことにようやく気付くことができた。

それは長年、綾乃が楽しくバドミントンやってる姿を羨ましくも、近くでみてきたエレナだったからこそ気づかせてあげることができたというお話ですね。

そして、ラストにながれるアコースティックバージョンのエンディングがもうめちゃくちゃ最高です!!

試合描写だけじゃない、表情変化

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画像引用元:©2018 濱田浩輔・講談社/「はねバド!」製作委員会

綾乃がバドミントンから離れてしまった本当の理由と新キャラの登場、そこから綾乃が改めてバドミントンと向き合うようになるまでを目まぐるしく描いていますが、不思議とストーリーを詰め込みすぎた感はなくうまくまとまっているなという印象でした。

前回に続いて登場した薫子ちゃん、ちょっとギャグちっくな感じもありながら試合になるときりっと表情を変える、一番表情豊かな子なので表情変化にも注目ポイントですね。

そして、そして”北小町高校編”が一区切りといった感じの特殊EDがまたいい味だしてますね。綾乃の笑顔と挿入歌系に弱い僕は思わず熱くなりました…。ここまで大きく原作とは違う展開で描き、先行上映会でも3話までしか上映されなかったので、ここから先4話は以降はまさに未知数ですので非常に楽しみです。

 

TVアニメ「 はねバド! 」感想コラムのまとめ

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