TVアニメ『 はねバド! 』第5話 「一人じゃないよ」【感想コラム】

TVアニメ『 はねバド! 』第5話 「一人じゃないよ」【感想コラム】

北小町とフレ女の合同合宿回の後編。2対1という状況で戦いを続けるコニーと北小町の戦いはどのように転ぶのか。そしていよいよ綾乃が………。

『 はねバド! 』第5話 「一人じゃないよ」

デンマーク代表でもあるコニーが、桁外れな強さで綾乃&理子ペアを圧倒。フレ女の面々は個人プレーに走るコニーに憤るが、主将の志波姫だけは静かに試合の行く末を見つめている。一方、北小町サイドでは、コニーの意味深な言葉に動揺した綾乃がパニックに陥っていた。そんな綾乃を見かねた理子がかけた言葉は……。

1人じゃない

圧倒的な力を発揮するコニーと、コニーが母と関わりがある人物だと悟り精神的なショックからか動きが鈍くなる綾乃。
綾乃にとって母親との呪縛ともいえる、バドミントンに対する姿勢が変わりつつあったものの、ここにきてのコニーの登場に綾乃の気持ちが揺らぎます。

「綾乃ちゃん、1人じゃないよ。辛いときその気持ちを分け合えるのがパートナーでしょ?」

流石の副部長と言わんばかりのかっこよすぎる声掛け。それがダブルスってもんですからね。

明らかに綾乃を意識するコニーに対して、綾乃をスマッシュに対応させ前の弾を理子が拾うディフェンスに切り替える。
この作戦が見事にハマり、コニーからついに得点を奪ってみせる。

母親とのバドミントンでスマッシュを拾う遊びが体に染み付いている綾乃はコニーのスマッシュを拾い、前に来たのは理子が拾う。ダブルスの連携で徐々にコニーを追い込む北小町。

どんな体勢からでも相手コートに返す綾乃のフットワークの動きは相変わらず力が入っていて素晴らしい描写です。

状況が悪くなっても「仲間なんかいらない」と意地を張り続けるコニーは、北小町のコンビに食い下がり同点に追いつき、まさかのシーソーゲームへと発展していくのでした。

試合の結末

TVアニメ『 はねバド! 』第5話 「一人じゃないよ」【感想コラム】

画像引用元:©2018 濱田浩輔・講談社/「はねバド!」製作委員会

頑なに「仲間なんかいらない」と踏ん張るコニーに対して、逆に「ここで勝たなきゃ」と焦りはじめてしまう綾乃。

コニーの懇親のスマッシュをスレスレで拾う綾乃、段々と「覚醒」の兆しが見えてきました。しかし、その綾乃の拾ったシャトルも最後はコニーのダブルスパートナー・多賀城に決められゲームセット。最後は2人の力に負けた形となったのです。

最後まで力を出し切れずに、1人で勝ったとは言えない結果に納得いかない様子のコニーに、1対2という状況で負けたことに理解が追いつかず、言い訳をはじめる綾乃。お互いがこの異常とも言える試合に後味の悪い結果で、特に綾乃はまだまだ感情のコントロールがきいてないところがあるように感じます。先輩である空からも叱責されそのまま姿を消してしまいます。この子は落ち込むとすぐに1人になりたがってしまうようですね。

空からは叱責された理由について、綾乃が嫌いだった と話し。

「やる気なさそうにしてたのに、才能あるからって期待されて…部活に来なくなったらみんなに心配されて…」

と、いきなり来てみんなから期待されて特別扱いを受けている綾乃を快く思っていなかった空。まあそりゃあそうですよね。

それでも練習試合はきちんとその実力通りのかっこよい試合を見せたもらったから、余計にかっこ悪い言い訳をして欲しくなかったというのが空の本音だったようです。

シリアス展開からの…

試合の結果に落ち込み、1人で項垂れているコニーのところにも部員たちが集まってきます。

本人は、自分の不甲斐なさとパートナーであり多賀城にたいして申し訳なかったと思うと吐露します。

なんだこの子…ただプライドが高いだけの子かと思ってましたが、ツンデレっこやん、ギャップがたまらん…。

その言葉をきいて、なぜか押し入れから前転で転がり出てくる多賀城…そのままお風呂に連行され、みんなと打ち解けながら洗いっこする…。

なんじゃこりゃ!?Aパのめちゃくちゃシリアスとのギャップが激しすぎてついていけない…。

綾乃も空に認められたことで、みんな輪に戻ることができ今回の合宿は綾乃や北小町にとって意義のある合宿になった…かに思えましたが。

覚醒

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画像引用元:©2018 濱田浩輔・講談社/「はねバド!」製作委員会

合宿最後の朝、コニーから衝撃の告白をされる綾乃。

「有千夏は私のママだよ」

この一言に、試合中の違和感は確信に変わります。自分を見捨てた母親が海外で新しい教え子を見つけた記事、その教え子こそが渦中の人物・コニーだったのでした。

「私にとってママは何よりも大切な家族。アナタもそうだよね?仲間ができたって結局、ママに認められなきゃバドミントンやる意味ないでしょ」
「私はアナタに勝って、ママに自分の勝ちを証明する。覚悟してなさい」

綾乃にとってのすべての根源である母親と、その母親と家族だと言い放つコニー、そしてコニーに言われた言葉。北小町の仲間たちという細い糸で保っていた綾乃のメンタルをぶっちぎるには充分でした。

『お母さんなんて…もういらない』

完全に生気を失った綾乃の目。不穏な空気だけが残る合宿となったのでした。

「はねバド!」のスタートライン

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画像引用元:©2018 濱田浩輔・講談社/「はねバド!」製作委員会

綾乃の母親の外国での教え子と判明したコニーとの勝負。そして、主人公・綾乃の闇堕ち…。というより、ようやく「はねバド!」という作品がスタートラインにたったと言える回かもしれませんね。綾乃が魔王と呼ばれる由縁の片鱗を感じる展開です。

これまでの母親と近づくためだったり、北小町の仲間のためといったバドミントンをやるための「理由」を探っていた綾乃が、母親を超える、見返すという理由に変わっていく過程を描いた回です。

このふり幅の広さがある意味で「はねバド!」らしさともいえます。この素晴らしい作画とネガティブなギスギス感を最後まで貫いてほしいとさえ思います。

ここから綾乃がどのようにバドミントンに取り組んでいくかに注目しがいのあるところ。

TVアニメ「 はねバド! 」感想コラムのまとめ

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