四月は君の嘘 で見えた、キミがいる「貴重な」時間と空間

四月は君の嘘 で見えた、キミがいる「貴重な」時間と空間

TVアニメ「 四月は君の嘘 」は、中学生のピアニストとヴァイオリニストの物語である。ピアニスト( 有馬 公生 )ヴァイオリニスト( 宮園 かをり )がお互いの才能に共鳴し合い成長していく作品です。 

公生が音楽から遠ざかった理由。

有馬 公生 は子供の時から指導者である母から厳しく指導を受け、数々のコンクールで優勝してきた。 「ヒューマンメトロノーム」と揶揄された神童( 有馬 公生 )は、 母の死がきっかけにピアノの音が聞こえなくなってしまい、コンクールから遠ざかってしまう。 

それから3年14歳になった公生は幼馴染(澤部 椿)を通じヴァイオリニスト宮園 かをりと知り合う。 

かをりは、好意をよせる( 渡 亮太 )との仲を取り持ってもらい、渡と椿の幼馴染である公生ともに行動する。 次第に公生はかをりに好意をよせるが、親友の渡に気を使い思いを伝えることが出来なかった。 

一方で椿は公生のかをりへの気持ちに気づき、また自分自身に芽生えた恋心に気づく。

公生が音楽に戻ったきっかけ。

四月は君の嘘 で見えた、キミがいる「貴重な」時間と空間

画像引用元: © 新川直司・講談社/「四月は君の嘘」製作委員会

ヴァイオリンコンクールでかをり圧倒的かつ個性的な演奏を聞き、母の死以来、モノトーンに見えていた公生の世界もカラフルに色づき始める。

かをりは、公生を音楽の世界にもう一度連れ戻そうとし、自分の演奏者と任命する。そして公生は音楽の道にまた戻る。

しかし、かをりに秘密があり自分が病であること。物を持ったり次第には歩くことが困難になってしまうこと、学校も休んで入院生活が続くようになっていく。

公生は東日本ピアノコンクールに出場して入賞することでピアニストへの道に進もうと努力する公生の姿にかをりもずっと避けてきた手術を受け、再び公生とコンサートに出ることを決意する。

しかし、かをりの様態は悪化するばかり。

公生はかをりと病弱だった母とを重ねてしまい、かをりを失ってしまうのではないかと思う恐怖からピアノを弾くことが出来なくなる。

なかば作品の総仕上げの練習が出来ず、コンクール本番を迎えるのだが・・・。

かをりとの「大切な」出会い

公生はかをりと出会えたことによって、自分自身で閉ざしてしまっていた音楽と向き合うことが出来きるようになりました。公生にとっては、かをりとの出会いが再び音楽を取り戻す事になります。それは、公生が母親の死をいうものを、自分自身の中で受け入れる事ができた瞬間でした。

このストーリーに登場する公生の周りの友人達を観ていると、「友人」という定義は自分で昔感じていたものとは随分と異なる事に気付かされました。

学生時代の友達とは、「いつでもあるもの」「だれでもいるもの」、それはまるで空気のような存在で、いつでもそこにあると思いがちですが、実際には移ろいやすく脆いもの。しかし、かけがえなく、貴重なものです。

四月は君の嘘 は、「友達」というものが、自分の成長過程においてどれほど重要なものなのかを気づかせてくれる作品でした。

文章:kyouei-三橋

全中年が涙する。眩しい青春の音楽グラフティ『 四月は君の嘘 』

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