TVアニメ『はたらく細胞』第11話「熱中症」【感想コラム】

TVアニメ『 はたらく細胞 』第11話「熱中症」【感想コラム】

今年の夏は特に暑かったですよね、猛暑の連続でバテてしまったなんて方もいらっしゃるのではないでしょうか?今回の『 はたらく細胞 』は上がり続ける体温に、細胞たちは危機感を募らせる。とくに「汗腺細胞」はこの事態を深刻に受け止めていた。

何か対策を早急に打たなければならない。しかし、新たな侵略者までも現れます。

今回の『 はたらく細胞 』を見ると、改めてやっぱり水分はこまめに取ったほうがいいなと思いました。結構、恐ろしいことが体内で起こっているようですよ!

そんな第11話を見ていきましょう!

赤血球たちが出来ること

「何か、何か打つ手はないのか。この温暖化し続ける世界に」

汗腺細胞隊長は切羽詰まったように話す。水分が足りないことから、すっかり体内の景色も干上がったように地割れが起きるほど熱くなってしまった体内の熱を逃がすため、赤血球先輩と赤血球を含めた赤血球たちは「汗腺」へ続く毛細血管を歩くことで、何とか放熱してもらおうと試みます。

そんなところに慌てた様子で走ってきた白血球が細菌を駆除。しかし、その直後に立ちくらみのようなものが白血球を襲います。そのまま、何事もなかったように額から垂れる大量の汗を拭い去り、赤血球と途中で出会った血小板ちゃんと共に行動していきます。

熱中症って思っていたより、細胞たちに無理をさせている状態なんですね。

とはいえ、人間も知らない間に熱中症になってしまっている場合もありますし、怖いですね。

この時を見計らっていたかのようなタイミング!

TVアニメ『 はたらく細胞 』第11話「熱中症」【感想コラム】
画像引用元:©清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction

赤血球たちの頑張りもむなしく、思い通りに体温は下がらず、それどころか逆に上がり続けるばかり、めまい、立ちくらみから失神まで立て続けに状況は悪化していきます。

そこに追い打ちをかけるように「セレウス菌」(CV:鳥海浩輔)が現れます。

「アハハハハ!弱い実に弱い、この程度の熱でうろたえるとは・・・」

白血球と一戦交えるのかと思いきや、あたりは暗く視界も悪い、さらには戦おうにも周りに赤血球たちがいるという戦いにくい状況をずる賢く利用して、この世界が崩壊するまで戦わずして乗っ取りをもくろんでいた。

筆者はセレウス菌の動きもすばしっこく、厄介な敵でいやみったらしい口調でよく喋る。なんと言いますか、雑魚キャラ?緑膿菌と同じ空気を感じました。

おそらく、普段ならば何も苦戦することないと思うのですが、うだるような暑さの中をこの世界を守るために、全力疾走を繰り返していたので白血球まで熱中症にかかってしまうとは意外でした。

これまでの力押しや数の暴力じゃない、知力でじわじわなぶり殺してくる系の敵は初めてじゃないですか?

白血球の心意気!

TVアニメ『 はたらく細胞 』第11話「熱中症」【感想コラム】
画像引用元:©清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction

このエピソードも後半戦に突入するのですが、白血球の一番の見せ場でもあります。カッコイイ、彼のプロ意識の高さに惚れ惚れするくらい熱いシーンにまいりたいと思います。

本来の力が発揮できずに敵の猛攻を受けながら、崖にナイフを突き立て、何としても食らいついてやるという白血球の感情のこもったカッコイイセリフ。 

「体温調節システムが敗北しようと、無意味な努力になろうと、この体はまだ生きている!」
「俺が仕事を投げ出す理由にはならん!」

筆者はちょっとこの体の持ち主に嫉妬しました。どんなに追い込まれたとしても、守り抜くことに徹する彼に心打たれました。

さすが、白血球の中でも1146番(いい白)のナンバーを背負っているだけのことはありますよねー。クール、イケメンでこの心意気ってホントにイイやつです。

とは言っても、水分が枯渇しているこのピンチが変わったわけではありません。その打開策は細胞たちからすると天からの恵み、もしくは贈り物にようなに描かれていましたね!

でも、天からアレが表れた時点で少なくとも、熱中症のレベル2以上は確定ですね。

相当ヤバイ状態にあったのでしょうね!

TVアニメ『 はたらく細胞 』第11話「熱中症」の感想

TVアニメ『 はたらく細胞 』第11話「熱中症」【感想コラム】
画像引用元:©清水茜/講談社・アニプレックス・davidproduction

今回は人間側が水分をこまめに取っていれば、回避出来たことかもしれません。細胞たちは危機を脱するため、発汗から始まり雨ごいに終わる。

最後の雨ごいが効果あったのか?はさて置いて、汗腺細胞隊長が神妙な面持ちでその場を離れ、どこかの部族の格好をしてひたすらに雨ごいを始めたあのシーン、もう笑いが止まりませんでした。涙が出るほど、笑わせてもらいました。

白血球もポーカーフェイスで分かりませんが、セレウス菌によくもやってくれたなと目が物語っている気がしました。

赤い噴水のように数回吹きあがっていましたし、相当腹立たしかったのでしょうね。

セレウス菌・・・哀れなり。

それと、血小板ちゃんも愛らしい場面がたくさんありましたね!みなさんは血小板ちゃんのどのシーンがお気に入りですか?

筆者は、麦茶が高いところに置いてあって、手が届きそうで届かないそんな血小板ちゃんに頑張れと応援しつつも、内心はもっと眺めていたいと癒されておりました。

次回の『 はたらく細胞 』は「出血性ショック(前編)」です。最終回へと続く前後編。これは見逃せませんね!というか、宿主は大丈夫なんだろうか…タイトルのみだと大惨事を想像してしまいます。

文章:あそしえいつYH

TVアニメ『 はたらく細胞 』感想コラムのまとめ

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