ダイヤモンド王国の襲撃を乗り越え、一段落ついたアスタたち。ここからが、新章の本番です。
回復魔道士
両手が折れているアスタは、ヤミ団長に掴まれてクローバー王国一の回復魔道士の元へ。
「君の噂は聞いているよ」
と、ここでも評価されるアスタ。
ヤミ団長はギャンブルをしに立ち去り、アスタは回復魔道士の治療を受けます。
体を隅々まで見通し、治すことのできる水回復魔法。
しかし、アスタの腕は古代の呪術によって、回復魔法を受付けないようになっていました。
両腕は治らない。
もう二度と、剣を振るうことが出来ない。
そう、宣告されてしまうアスタ。
そして、それをたまたまフィンラルは聞いてしまいました。
焼肉パーティ
珍しくギャンブルに勝ったヤミ団長は、黒星がゼロになったお祝いとしてみんなに肉をごちそうします。
大量の焼き肉を食べながら、盛り上がる「黒の暴牛」メンバー。
アスタも、足で器用に肉を食べ、気にしていないふり。
それから、疲れたからと言って、先に抜けます。
しかし、ノエルはそんな姿を見てどこかヘンだと思いました。
言われてみれば――と、アスタが空元気だったことに気づく仲間たち。
それを受け、フィンラルは聞いてしまった話を暴露しました。
アスタの腕がもう二度と治らないという話を。
それでも諦めないのがアスタ
ヤミ「クローバー王国一の回復魔道士が言うんじゃ、間違いねえな」
バネッサ「魔力のないあの子の、唯一の武器さえ振るうことができないっていうの?」
過酷すぎる現実に、みんなは暗くなります。
けれど。
「誰が諦めるかあああああああああ」
アスタ1人、夜空に向かって叫んでいました。
魔法がすべての世界で、魔力のない落ちこぼれ。
散々馬鹿にされて、それでも何度だって立ち上がり、絶望をはねのけてきたアスタ。
絶対治す方法を見つける。
もしくは、腕を使わない戦い方を見つける。
そう宣言するアスタ。
アスタを影から見守っていたみんなは、そんなアスタのためにこっそり治す方法を探すことに。
そんな中、バネッサ姉さんにはアテがあるようで――。
仲間には恵まれた
翌日。アスタはノエルとフィンラルの会話を聞いてしまい、みんなが自分のために動いていることを知ります。
「魔力に恵まれなくてずっと悔しかったけど、仲間には恵まれたんだな」
さすがのアスタも、涙を堪えることが出来ませんでした。
そして、ノエルはある男の元を訪ね――。
というわけで、アスタの過酷な運命と、その打開策を探すという展開への入りでした。
最後にノエルが会った男は、原作の漫画ではなくノベルから登場したキャラクターです。
原作にもこのタイミングで出てくるのですが、ノベルでのエピソードは漫画化されていません。
アニメでは補完してくれるのかどうか、ここも楽しみです。