TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第5話「ありったけの嘘を君に」【感想コラム】

TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第5話「ありったけの嘘を君に」【感想コラム】

前回の『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』は古賀朋絵に恋人のふりを梓川咲太は頼まれて、渋々OKというところまで進みましたが、この2人なかなかイイ感じかもしれない…が考え方はまったく正反対。でも、咲太が自分らしく振る舞うほど彼女は…青春真っ盛りだなーと思いました。

そんな第5話を見ていきましょう!

TVアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』第5話「ありったけの嘘を君に」のあらすじ

咲太が誤解を解くため、必死にあやまり来るだろうという予想が外れてしまい、居ても立っても居られず、麻衣は咲太宅を訪れます。古賀との誤解も解けて、恋人の件もあっさり承諾します。

そして、古賀は咲太とのデートを通じて少しずつ心開いていくのだった―――

やっぱりほっとけない…

TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第5話「ありったけの嘘を君に」【感想コラム】
画像引用元:©2018 鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project

麻衣はベッドの上にから咲太を見下ろし、咲太は床に正座。咲太あの27日に何が起きていたのかを説明させます。

恋人を演じことを引き受けた大きな理由は、“1人でいるのは恥ずかしい”この言葉が苦しんでいる時の妹と重なり、どうしても放って置けなかったと正直な気持ちを口にしました。

はぁーとため息を漏らしながらも麻衣は「今回だけは大目に見てあげる」とお許しが出たところで、咲太は綺麗な土下座を決め込みました。

了承したとはいえ、帰り際に麻衣がのぞかせた不安。 

「ふりが本気にならなきゃいいけど

「麻衣さん一筋ですよ」と咲太は答えましたが、そうじゃないと言いたげな感じでしたね。

自分の存在が消えてしまいそうな時、咲太は全力で手を差し伸べる性格を考えると無理もないですよ。

その姿を古賀が見てどう思うのか?麻衣はそれを一番よくわかっているからでしょう。

分からなくなってしまった本当の自分

TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第5話「ありったけの嘘を君に」【感想コラム】
画像引用元:©2018 鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project

ウソがばれないためにと水族館デートへやってきた咲太と古賀。ふっとガラスに移りこんだ楽しそうな自分に気が付いて古賀は顔を曇らす、すると中学時代の地味だったと話し始めます。

転校したことをきっかけにオシャレを学び、今の自分に変えたまでいいけれど、本当の自分はこんなんじゃないと複雑な心境を打ち明けます。

黙って聞いていた咲太は「気に入ってないのかよ、今の自分」という問いかけ、古賀は清々しいほど真っ直ぐな返事でしたね。

「すごく気に入ってる…すごく」

その言葉を聞き咲太は、何を悩む必要があるの?って感じでしたね。

うっとうしいと言いつつも本当の自分を追い求めるより、今のその姿が古賀だよ、彼女のモヤモヤした気持ちを晴らすには十分すぎますよね。

先輩以上恋人未満

咲太は親友から古賀に対してサセコ、ビッチ、咲太とやりまくってるという根も葉もないウワサが流れていると耳して、会話の中で出てきた名前は古賀に告白しようとしていた先輩の名前でした。

駅のホームで浮かない表情の古賀に声をかける咲太。ウワサの2人だとざわめきだすとそこへあの先輩が現れます。

そして、殴り合いのケンカになりますが咲太の頭を使ったフェイントでその場を制すと

「自分が見世物にされるのが嫌ならアホなことするなよ!生き方がダサすぎる!!」と怒鳴りつけ、さらに大きな声で…

「僕は童貞だ!」

そう宣言すると古賀の手を引いて、駅を足早に去るのでした。

恋人役を頼んだとは言え、ここまで自分のためにしてくれたと感じた古賀はいつになく真剣な眼差しをむけて、咲太にこう問いかけます。 

「あのさ先輩…私、先輩にどうやって恩返しすればいい?」

その返事はとてもシンプルなものでした―――

TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第5話「ありったけの嘘を君に」の感想

TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第5話「ありったけの嘘を君に」【感想コラム】
画像引用元:©2018 鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project

今回は咲太と古賀の考え方の違いがはっきり表れていましたね。

咲太は“たった1人でも、必要としてくれるなら生きていける”対して古賀は“みんなから好かれたい”と語っていたあのシーンが印象的でした。

咲太のメンタルの強さはこの割り切ったような考えにあると思いますが、だからこそ自分のことはどう思われても構わない、必要としてくれる人ために全力を注いだのでしょうね。

そこがカッコよくて仕方ないです!

古賀も徐々に惹かれていくものの、咲太にはもう麻衣がいますからね。

あくまでも、恋人役を引き受けてくれたから傍にいてくれるだけで、そのウソが終われば隣にいるのは私じゃない。

そう分かってはいるのに思えば思うほど…先輩以上恋人未満という自ら望んだ関係は悲しいものですね。

麻衣は咲太のことをなんだかんだ言いながらも、やっぱり心配なようで連絡を取り合っていました。電話の二言目には「ちゃんとパンツ履いてるんでしょうね?」って疑うあたり、麻衣さんの中で咲太は相当ヤバイことが分かりました(笑)

麻衣の思春期症候群が解決したことで、出番も減るのかなと寂しく思っていましたが、またからかい合う2人の掛け合いをまた見られて嬉しく感じました。

次回は「君が選んだこの世界」です!なにやら、ラプラスのぷちデビルが動きだしそうですね!

文章:あそしえいつYH

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