TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第6話「接・触」【感想コラム】

TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第6話「接・触」【感想コラム】

筆者はビデオオンデマンドでアニメを見ているのですが、サイトによっては「SSSS.GRIDMAN」と同時に原作である「電光超人グリッドマン」を配信しているみたいですね。「 SSSS.GRIDMAN 」公式サイトの「スペシャル」の項目に原作をモチーフにしたイラストが掲載されているので、比べてみると面白いかもしれません。

TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第6話「接・触」のあらすじ

校外学習の時アカネに聞かれたことに違和感を覚えた裕太は、六花や将に相談しようとするがタイミングが合わずに1人で抱え込んでしまう。そんな裕太の前に、怪しげな少女が現れた。

3組の男女、それぞれの接触

TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第6話「接・触」【感想コラム】

画像引用元:Ⓒ円谷プロ Ⓒ2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会

校外学習の日にアカネから言われた、「君が変身してるんでしょ?」の意味を考える裕太。彼女は記憶がリセットされていないのではないかと想像しますが、将は法事で学校を休んでおり、六花に話しかける機会がなく相談しそびれてしまいます。

そして、アカネが帰宅すると門の前にはアンチの姿が。グリッドマンを倒す以外の目的がないため、現れていない時はアカネの命令に従うと言って指示待ちの状態であるらしい彼に、アカネはスマホで裕太の写真を見せ「殺してきて」と軽く言い放ちました。グリッドマン以外を殺すつもりがないらしいアンチに、「ちょっと聞いて、この子がグリッドマンなの」と明かし、ちょっとズルいと言いながらも「絶対殺してきてね」と念を押します。グリッドマンを倒すためなら手段は選ばないというよりは、アンチに家の周囲をうろつかれないようにするためにも思えますが、身近な人間を殺すことについてなんとも思っていないらしいアカネに恐ろしいものを感じざるを得ません。

学校が午前中のみだったため、帰宅しても時間が余っている六花は買い物に外出。裕太は学校で六花に打ち明けるべきだったと悔やみながら街を歩いているところを、フードを被り自分のことを怪獣だという少女に話しかけられます。記憶を失う前の裕太を知っているらしい彼女は巨大化して「あたし怪獣の家系なんだ」と語り、「デートしよ、おごるから」と裕太を誘いました。

アンチは裕太を探すものの、空腹を感じたので道端のゴミ箱をあさっているところを六花と遭遇。スペシャルドッグと牛乳をおごってもらいます。お風呂の存在を知らない彼を見かねた六花は、家に連れて帰り洗ってあげることに。

本屋で“宇宙船”(ホビージャパン刊行の特撮専門誌)を立ち読みしていた将は、アカネが怪獣を好きなことを知って意外な共通点に話を弾ませます。

創造の女神たる彼女の歪み

TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第6話「接・触」【感想コラム】

画像引用元:Ⓒ円谷プロ Ⓒ2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会

つい先程、六花とアンチがいたベンチでスペシャルドッグと缶ジュースを裕太に渡す少女。その様子をマックスさんが見ていましたが、彼も少女が誰なのか分からない様子。そして彼女は裕太に「電車に乗ろう」と言います。「この街、外から見る」「なにもないから」と言われ、裕太は「何もないって、どういうこと」と聞き返しますが…

電車の車窓が霧に包まれ、裕太が眠ってしまうと「街の外に出ると、皆眠くなる」と少女は呟き、彼にイヤホンで音楽を聞かせて起こしました。「音楽にはね、目には見えないけど音の精霊が隠れていてね、そしていつも、演奏する人の心を見てるんだ」と少女は教えます。

アレクシスは外が暗くなっても帰ってこないアカネを心配していますが、その頃彼女は将と怪獣談議に花を咲かせていました。「怪獣が出ない回とか作っちゃだめだよね」という言葉には同意した将でしたが、「怪獣って本当は主役じゃん?でも、やられ役だと思われてるよね、こういうのの」とヒーローをひどく嫌っているらしい彼女との意見の相違を、「でも俺はどっちも好きだから」と柔らかく受け流します。突然裕太のことをどう思うかと聞かれた将は戸惑いますが、アカネは記憶喪失になってから裕太が変わったと指摘し、「なんか隠してると思う」との言葉に「なんかって」と聞き返すと「だから、それを君に聞いてるの」と苛立ちを含んだ調子で言い放つのでした。このシーン、初めて店内に他の客がいるのが描写されているのですが、まるでマネキンが着席しているかのように無機質な印象を受けます。客の一人はボラーなのが分かりますが、背中が映されているだけで背景と完全に同化しているのも気になるところ。

「なんでこの街だけに怪獣が現れてると思う?」裕太にそう問いかけた少女は、怪獣が全て1人の人間から生まれたことを教えました。「1人ぼっちの人間の心」が由来であること、アカネがその源であることをも告げます。

「新条アカネは怪獣を使って、街を壊して街を直す。何度もそれを繰り返してきた」「私はずっと前から、ここで見てた」その言葉を聞いた裕太はその行為に疑問を抱きますが、少女が言うには「気に入らない部分を直すため」なのだと。彼女にとってこのツツジ台は世界の全部であり、「怪獣を作っているうちにあの子の心が、この街自体が怪獣みたいになっちゃった」と表現します。そして、今まで怪獣の犠牲になった人々は「新条アカネが気に入らなかった人たち」であると言われた裕太は好き嫌いで人を殺していることにショックを受けますが、少女は「アカネはこの世界を作った、君たちにとっての神様」だから仕方ないのだと淡々と言いました。

裕太の「神様にしては歪み過ぎている」という意見に、外から来たとても危険な人に歪み過ぎた心を利用されたのだと少女は返します。

アカネに裕太の隠し事を問い詰められた将でしたが、彼女を巻き込みたくないという思いから「記憶が無くても裕太であることは変わっていない」と答え、アカネは引き下がります。その一部始終を、近くの席でボラーが聞いていることに2人が気づくことはありませんでした。
少女はアカネの味方をしないことを問いかけられ、自分は彼女から生まれたわけではないと言います。ツツジ台が生まれるずっと前から、ここにいた怪獣なのだと。

アカネをこのままにしておけば、今までのように怪獣が生まれ続けるという予想。そして世界の真実の一端を知ることになった裕太は、自分の使命について「また少しだけ分かったような気がする」と少女にお礼を言います。彼女は「自分に出来ることはこのくらい」と言い、先代がお世話になった恩返しのようなものと言いました。もしかしたら、世界の外を通る電車の中はアカネやアレクシスの関与が及ばないのかも知れません。ツツジ台の駅に裕太が戻ると、駅名標は現在地も、行先も全てがツツジ台となっていました…

街に点在する怪獣の影、あれはどうやらアカネが破壊した街を修復する役目を持ったもののようです。数が増えているように感じたのは、グリッドマンとの戦いが始まったことで手数を増やすためのものともとれますね。

アンチに襲われた裕太をマックスさんとキャリバーさんが守ってくれましたが、裕太は彼の声を聴いて何度か現れた怪獣のものだと気付きました。キャリバーさんたちも聞き覚えのある声と認識しているらしく、念のためグリッドマンに報告しておくことに。

裕太がグリッドマンに変身しているのではなく、グリッドマンと融合するのだという事実の差異を知らずにいるアカネとアンチですが、アンチにとってその差異がどんなに大きくても、アカネにとって裕太の抹殺を取り消すほどのものにはならないでしょう。

今回で、両陣営共に戦うべき相手を認識するに至りました。おそらく、これまでのように平穏な日常を送ること、さらに言えばお互いの真実を知らずに間近で過ごす学校生活は失われるのではないかと思われますが…

この世界の神とされるアカネ、彼女の行いを止める方法は見つかるのでしょうか?

タイトル SSSS.GRIDMAN
原作 グリッドマン
監督 雨宮哲
脚本 長谷川圭一
放送期間 2018年10月~12月
主な声優 響 裕太・広瀬裕也
グリッドマン・緑川光
公式サイト https://gridman.net/

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