前回までのブラクロ!
・魔女の森、ダイヤモンド王国&「白夜の魔眼」に襲撃される。
・アスタ、ヴェットに折られた腕が治る。
・アスタVSファナ!
そんなこんなで、ファナとの激闘が始まります。
とにかく憎いファナ
「憎い。今度は私たちが滅ぼす」
と、相変わらずの眼力を飛ばしてくるファナ。
ファナは炎を飛ばすだけでなく、乗っているサラマンダーの爪で木々を斬り飛ばしながら燃やすという攻撃も可能。
サラマンダーは精霊の中でも攻撃力が高く、一体で一国に匹敵する戦力とのこと。
しかし、精霊はマナの塊です。アンチ魔法の剣を使うアスタは、今回も切り札。
対話を求めるアスタ
けれど、ヴェットとの戦いでいろいろ考えていたアスタです。
ファナを前に剣を置き、
「憎い憎いってなにがそんなに憎いんですかー!」
と、会話を求めます。
正気じゃないファナは、なおも憎悪に操られるがごとく、アスタを攻撃。
それでもアスタはめげません。
「アンタの仲間も、本当にオレたちを憎んでた。そして、絶望していた」
「理由を話してくれ! オレたち、わかりあえないか!」
敵でも救えるのなら救いたい。
それがアスタです。
そんなアスタを前にして、ファナは過去の出来事を思い出していました。
エルフと人間
かつて、リヒトたちにも信じられる人間がいました。
リヒトたち――エルフと人間をつなぐ、架け橋的な赤子。
その誕生にみんなが期待する中、人間はリヒトたちを裏切り、攻撃したのです。
だから、ファナはアスタのことも信じません。
パワーアップするファナ

ヴェットの時と同じく、ファナの三つ目が開眼し、複数の魔法を扱うようにパワーアップします。
魔女の女王曰く不完全らしいサラマンダーも、ここにきて肥大化。
そのすさまじい魔力の影響で、フィンラルは空間魔法が出せず、バネッサ姉さんの糸も出した瞬間に燃えてしまい……。
ピンチの中、ノエルが登場。
サラマンダーはノエルの水をも蒸発させますが、アスタに信じられたノエルは、仲間たちのためすべてを込めた一撃を放ち、サラマンダーを追い詰めました。
別の魔法と回復魔法を使い、なおも戦うファナ。
その姿に、アスタはマルスを思い出していました。
アスタ、勝利する

顔色の悪い兄か弟がいないか――アスタは問いかけます。
ファナは自分の持つもう一つの記憶に苦しみますが、それでもマルスの存在を否定し、攻撃。
アスタはフィンラル&バネッサ姉さんの力を借りて、特攻。必殺の剣でサラマンダーを撃破しました。
ヴェット同様に圧倒的なパワーを持つファナでしたが、あのときほどの絶望感はなく、勝利しました。
ファナの記憶、エルフとは? 人間との間になにがあった?
などなど、気になることはたくさん。
けれど、まだこの話は終わっていません。
残るダイヤモンド王国と、アスタを利用しようと企む女王はどう動くのか。
お楽しみに。