アニメ「 グランクレスト戦記 」は2018年1月~6月で全24話+総集編1話が放送されたファンタジーアニメです。
最も王道なストーリーで圧倒的な力を背景としたゲーム感覚が前面にでている感じではないところに見る人を引き込みます。
また知っている人はいるかもしれませんが、原作のライトノベルの著者は「ロードス島戦記」の水野良(原作)です。「ロードス島戦記」にみられた王道感が作品のそこかしこに漂いますね。
聖印を持つ青年はテオを持ち、シルーカは彼の志を気に入り、魔法師の契約を交わします。テオはシルーカを徐々に魔法師から愛情に変わっていきます…。
そして、アイシェラは何の為部下に入るのか?そのご紹介したいと思います。
このページの目次
『 グランクレスト戦記 』あらすじ
混沌が全てを支配する大陸で、人々は混沌による災害などの恐怖に怯える日々を送っていた。その混沌を鎮める力‘聖印’を持つもの君主に守られながら…だがその君主は人々を守るという理を忘れ、互いの聖印を奪い合う戦乱へと突入してく中で、二人の魔法師と騎士が出会い!
この二人によって大陸は変革をもたらすことになります。
君主テオ・コルネーロ
正義感の強い若者で君主の聖印を持ち、 システィナ西部のマルザ村の出身です。島を支配するロッシーニ子爵の圧政から村を救うために武者修行の旅に出ました。
彼の純粋な正義感に興味を示したシルーカによって魔物オルトロスと強制的に戦わされ、その混沌核を吸収したことで騎士の爵位に到達し、魔法師一人と契約できるようになりました。戦いで死にかけたことからシルーカ以外の魔法師を希望したが、シルーカに無理やり契約させられ、彼女の主となります。
流浪の君主であるが、飾らない人柄で領民を守るという気持ちが強いので領民からはとても慕われている。でも、シルーカに見出されてから人生は大きく変わることになります。
「そりゃあ救うさ。君は俺にとって大切な人だから。それが、俺の伝えたかったことだよ」
テオがそれまでシルーカに対してどう感じているのかあまり描かれていなかったのが伝わってきますね。一緒に旅をしていく中でシルーカが大切な女性になったとテオは感じていきます。
魔法師シルーカ・メレテス

天才と評される魔法師の才女で、 魔法師の名門であるメレテス一門の出身です。混沌を操る力を持って生まれました、血は繋がらなくとも養父や姉のようなアイシェラを心から大切に思っています。
聡明で頭の回転が速く、勤勉で努力家でもあるが、理屈に合わないことが嫌いです。その反面、感情に左右されやすい部分もあります。
望まない魔法師契約へ行く際に、テオと出会い半ば強引にテオの契約魔法師となります。故郷では天才と呼ばれており、知略にも長けています。契約当初は彼女が陣頭指揮をとることが多かったが、今ではテオの意思を尊重するようになりました。
「わたくしシルーカ・メレテスは、騎士テオの聖印と契約し、永遠の忠誠を誓います」
テオは混沌から故郷を守りたい、まだ小さい聖印しか持っていないけど、何年かかっても爵位を必ず上げると熱く言いました。最初は主と魔法師でしたが、テオとシルーカはお互いに愛情を持つようになっていきます…。
アイシェラはシルーカの事を溺愛です!!

論理的で理性的なシルーカとは正反対の奔放な性格で、グラマーな美女です。シルーカの事が大好きで、いつも一緒にいるテオに嫉妬しています。シルーカからの要請に応え、テオの軍勢に加わりその無双の強さを活かし、敵を薙ぎ払っていき、邪紋を刻んで邪紋使いとなりました。
見た目はとても神秘的だが、話すとかなり陽気な性格の邪紋使いの女性であります。シルーカのことを溺愛しており、テオのことをよく思っていないです。アイシェラはカッコ良すぎですね~、やっぱり槍兵は大幅なアクションだからカッコ良さが出ていますね。
「本当生意気…だけど気に入ったわ!」
アイシェラは、人数で不利とはいえキス攻撃「死の接吻」を使っていましたね笑。小隊長振り切って逃げましたが、完全にドン引きしていますね。「戦いが終わったら友達になりましょう!」普通は終わったらどっちか死んでいるんですが…。
「私たちは家族でしょ、可愛い妹の為なら命ぐらいかけるわ」
アイシェラはシルーカを心から彼女のことを思っています。彼女は描写薄めですが、ちょっと思っていたが全部まとめて回収されてしまったし、本当にアイシェラがいいキャラすぎて普通に感動をしますね。
アイシェラが死んでいたら、シルーカは立ち直れなったかもしれません…。
たからこそ、姉妹の絆を大事にしなければ、そして血が繋がっていないからこそ尊いのですね…。
人間のありとあらゆる感情がせめぎあう『グランクレスト戦記』の魅力

いかがでしょうか?
人間の怒り、悲しみ、希望、愛、友情のありとあらゆる感情を多くの登場人物に乗せて、物語は展開していきます。テオが描く理想をルシーカが導いていく、そして映像の世界でダイナミックにひとつひとつのシーンが描かれて、すごく凝縮されたストーリーです。
筆者は、本当にアイシェラはシルーカを心から溺愛しているというのがすごくわかりました。
シルーカがテオを好きになっている様子は視聴者に伝わってきていました。反対に、テオはシルーカを女性として見ているのか分かりづらかったですね。
ちょっとエロいシーンはありますが萌え内容はないので、一般向けのストーリー重視アニメだと思います。また、キャラがよく動いていくのは、やはりアニメの醍醐味ですね。
壮大なBGMと引き込まれるストーリーと王道の中の王道を全力で駆け抜けていくのは流石の一言です。あと、熱い展開と雰囲気に飲み込まれていきます。このアニメを一回見ていただけたらと思っております。
より深く「グランクレスト戦記」を楽しめると思っています。
文章:あそしえいつII