前回の ブラッククローバー では、仲間との連携でファナに一撃を決めたアスタ。
今回はファンゼルとダイヤモンド王国のターンです。
八輝将のマルスとラドロス
元ダイヤモンド王国軍の参謀にして、教育係だったファンゼル。
彼が向かい合うのは、ダイヤモンド王国の幹部・八輝将のマルスとラドロス。
マルスとラドロスは、ファンゼルの教え子でした。
「君たちはもう、昔の君たちではないんだね」
ファンゼルは二人を止めるべく、立ち向かいます。
ほしいものは無理やり奪っていく
ラドロス曰く、ダイヤモンド王国の王は危篤だそうです。
魔女の女王の力があれば助かるそうです。そこでダイヤモンド王国軍は、魔女を皆殺しにしてでも、女王の力を手に入れようとしています。
ほしいものは力で手に入れる。
それがダイヤモンド王国のやり方であり、それを否定して亡命したのがファンゼルです。
ファンゼルは襲いかかる敵の配下たちを倒します。
魔女たちを指揮するマリエラと、魔道具で魔女のゴーレムを強化するドミナントも加わり、戦いは優勢。
けれど、ラドロスは以前にクローバー王国を襲った八輝将とは違い、強敵です。
魔法を吸収
僕はたくさん殺したい――そう言って笑うラドロスは、快楽殺人鬼のように見えます。
かつてのマルス同様、ダイヤモンド王国の洗脳を受け、好戦的で残忍な性格になっているのです。
教育係だった頃のファンゼルは、マルスとラドロスに“力を正しいことに”使ってほしいと思っていました。
だから、間違った兵器になってしまった教え子を止めるべく、全力の攻撃をするファンゼル。
しかし、ラドロスは苦しむふりをして、ファンゼルの魔法を吸収しました。
魔法を吸収し、その力を放射する――ファンゼルの知らない、ラドロスの新しい力。
ラドロスはファンゼルの魔力で、ファンゼルの大切な人を奪うのだと言います。
自分の配下ごと、周囲を吹き飛ばすラドロス。
マルスが動く
ファンゼルはドミナントを守りますが、ダメージを受けてしまいます。
「あなたが先生の大切な人ですか。やけちゃうなぁ」
ラドロスはそう言って、ドミナントを殺そうとします。
「僕は認められたいんですよ」
ラドロスは言います。
認められ、出世するために、邪魔するものは排除し、自分のために力を振るう。
ある意味純粋な欲求ゆえに、(そもそも洗脳されていますが)説得は不可能。
そこへ立ちはだかるのは、アスタと戦い記憶を取り戻していたマルスです。
切り札はやっぱりアスタ
関係ない人を傷つけたくない。
そんなマルスは、かつてのファンゼルの教えを受け、「オレの力は救うためにある」と、ファンゼルたちを魔法で回復させます。
任務は女王の確保。だから、それ以外のものを巻き込みたくはないマルス。
けれど、マルスのしていることは反逆行為。
それを嬉しく思い、ラドロスは「合法的にマルスをやれる」と興奮します。
出世のためには、マルスの存在は邪魔なのです。
マルスはファンゼルたちを連れ、その場を離脱します。
吸収と回復の魔法を持つファンゼルを倒す方法は二つ。
①吸収の許容範囲を超えた攻撃をする
女王なら可能かも?
②アンチ魔法
というわけで、マルスたちはアスタの元を目指します。
しかし、アスタはファナとの戦闘中でした。
混ざってきましたね。
いよいよ次週、マルスとファナの再会です!!
それにしても、ラドロスは清々しいくらいの悪役ですよね。