TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第8話「大雨の夜にすべてを流して」【感想コラム】

TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第8話「大雨の夜にすべてを流して」【感想コラム】

前回に引き続いて、狙っているんじゃない?と思うくらい咲太が大事な話を進める時は双葉の入浴中です。彼女が抱えているコンプレックスがポイントでしたね!

咲太はホント彼女だろうと後輩だろうと全力疾走。それが親友ためなら、尚更ほっとけない。

大胆過ぎる行動に走りますね…空気を読まずしてカッコイイ。持つべきものはいざって時に頼りなる親友だー。それと、今回の国見さんもカッコ良すぎませんか?

そんな第8話を見ていきましょう!

TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第8話「大雨の夜にすべてを流して」のあらすじ

双葉がSNSに自撮りをアップしていたことを知った咲太。そのことを双葉に確認してみると自分のコンプレックスを話し始めます。

双方の双葉が導き出した結論は「この世界に双葉理央は2人もいらない」――――

どうしても自分を好きになれない

双葉の裏アカウントの存在を知り、どうして裏垢を始めたのか?ポニーテールの双葉が自撮りをアップしているのか?を咲太が本人から話を聞きくと

アカウントを夏休み前に作り、誰かに構ってほしかったそう感じて、同級生よりも発育の良かった自分の体をアップしたら、反応が返ってきた。そのたびに満たされている感じがした。

でも、同時に自分の体へのコンプレックスをさらけ出すという事でもありました。

「サル同然の男子たちがどういう目で見ているかを知ってこの体が嫌いになった。自分が汚れたようなものに思えて

と双葉は自己嫌悪を口にしました。

誰でもいいから構ってほしい双葉とその手段が受け入れられなかった双葉。強烈なストレスから思春期症候群を引き起こして2人になったらしいのです。

かなり前から自己嫌悪を繰り返していたのでしょうね…

初めて友情や恋情を知ったからこそ

TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第8話「大雨の夜にすべてを流して」【感想コラム】
画像引用元:©2018 鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project

ポニーテールの双葉が自撮りをアップしたことで、見知らぬ相手からメッセージが届きます。内容は「近くに居るんだけど合わない?」というものでした。

恐怖を感じて辺りを見渡す双葉でしたが、誰か送ったのかわかるはずもなく、隣にいた咲太がとりあえず自宅まで送ります。

双葉は不安そうに「今日は一緒にいて欲しい」と伝えました。

豪邸ともいえる双葉の自宅で、夜になって灯を消して寝ようと横になると双葉は今の心境をこう語ります。

高校生まで1人でも平気だった。

でも、咲太と国見に出会って仲良くしているうちに1人でいることを不安に思うようになって…2人に彼女が出来たことあり、私なんか構ってもらえなくなるかも…と話を続けます。

ところが咲太は、一通り聞き終えて「国見のことを全然分かってない」と返し、双葉のスマホから国見に電話をかけて

「双葉がピンチなんだ、すぐに本鵠沼駅まで来てくれ!」

と呼び出し汗だくになりながら、チャリをぶっ飛ばして駆けつける国見の姿がありました。

「なんで…なんで…」と涙を流す双葉―――――

1人で過ごす時間が増えて、孤独感や悩みがあっても抱え込むのが当たり前。だから、今回も誰かに助け欲しいとは言い出せなかった。

だからこそ、国見が心配して来てくれたことが心の底から安心と同時に嬉しかったでしょうね。「僕は双葉を助けるよ」と言う咲太といい、「何かあったらチャリ飛ばしていくよ」といち早く駆け付ける国見。頼れる友達、すごくいい関係ですねー。

この世界に双葉は2人もいらない

そして、咲太は自分の家へ着くとメガネの双葉にスマホを渡し、その画面を開くと“ポニーテールの双葉を挟むようにして国見と咲太が仲良さそうに写る写真”を目にします。

その写真を見て咲太の家から居なくなってしまい、咲太も台風の中をチャリで探しまわり、やっとの思いで着いたのは学校の教室。

教室の真ん中でポツンと座っていた双葉は、「あんな羨ましい写真を見せられたらそう思うしかない、私の居場所なんてもうどこにもない!梓川は無神経だ!」

と涙ながらに責めます。

そんな彼女を咲太は、慰めるわけでも謝るでもなく19日の花火大会に誘い、用件をすまして帰ろうとしますが、無理がたたりその場で倒れてしまい病院へ。

病院で自己嫌悪を繰り返す双葉に「自分が嫌いならそれでもいい」とアドバイスする咲太を最低と言いながらもホッとすると言っていました。

そして、双葉は「私も花火大会へ行きたい!」と電話でもう1人の自分に伝えるのでした。

TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第8話「大雨の夜にすべてを流して」の感想

TVアニメ『 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない 』第8話「大雨の夜にすべてを流して」【感想コラム】
画像引用元:©2018 鴨志田 一/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/青ブタ Project

双葉の思春期症候群も解決しましたが、とにかくこんな友達欲しいなーと羨ましく思うような回でした!咲太と国見と双葉の関係が末永く続いてほしいものですね。

でも、双葉に恋心という感情が芽生えて、さらに2人にも彼女が出来たことで、私なんて相手にされないんじゃ…って悩みを「2人が女だったらよかったのに」と双葉がボソッと呟いていたのが何とも言えない切なさですよね。

それって、女性3人ならこんな想い悩むことなかったかもしれない。という気持ちの表われのように感じました。

そして、花火大会のポニーテールとメガネをかけて浴衣姿の双葉はさらに可愛くなっていましたね。3人で双葉を挟み座る場面、羨ましいと言っていたあの写真と重なって良かったです!

何よりも嫌いな自分を受け入れ、一歩を踏み出した彼女にも感動しました。

次回はほんの少しですが、テレビに映っていた金髪の女性が中心人物になってきそうです!第9話「シスターパニック」です。

文章:あそしえいつYH

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