TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第9話「夢・想」【感想コラム】

TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第9話「夢・想」【感想コラム】

アカネの行動を阻止するのに成功を続ける裕太たちですが、彼らの行動をアカネは「自分の世界を壊されている」と感じているように見受けられます。次にアカネが取る行動は…?

TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第9話「夢・想」のあらすじ

新たに街に現れた怪獣はただ宙に浮いているだけ。そしてアカネは自身が思い描く世界を取り戻すために裕太たちの時間に干渉、グリッドマンと断絶することになった裕太たちは最大の危機を迎えてしまう。

彼女の考える、彼らの夢

OPにフルパワーグリッドマンが!やっぱり合体シーンは燃えるものがあります。

なんだか第1話を彷彿とさせる描写ですが、目を覚ました裕太はアカネの姿を視界に捉えました。って、あ、あれ?六花のママの様子が変な上に、アカネが彼女をママって呼んでる!?

ネットの特定班がアカネの持っている怪獣をマウンテンガリバー5号、机の上にあるのをロボット長官と言ったうえで「夢落ち確定か?」と発言。展開の読みが速過ぎるぞ!?

店の外が霧で覆われているのは1話と同じですが、怪獣の影が見当たりません。建物の上にある看板にグリッドマンの顔が描かれていたのに、一瞬で暗くなってしまいました。そしてアカネは裕太の左手首に時計を着けます。「いつも着けてたじゃん、私の時計」って、“私の”?まだ5分も経ってないのに不穏が過ぎる。

病院での診察が終わり、自宅に戻ろうとしても場所が分からない裕太を送っていくというのは同じですが、六花は裕太の家を知らないため将に連絡を取って彼の家の住所を教えてもらい、渋々連れて行ったのに対し、アカネは裕太の家を知っている様子で自分から「送ってくよ」と言い出しました。六花の時と同じくコンビニに立ち寄りますが、アカネは裕太との関係を「付き合ってる」と発言して彼を慌てさせます。コンビニのガラスにグリッドマンが映っていますが、これは一体…

裕太のことを「響君」ではなく「裕太君」と呼ぶアカネは「あれ?キスとかしないんすか?」と言ったあとで「うっそ~」と言葉を続けて彼を動揺させます。自室のベッドに横になり、「記憶喪失もそんなに悪くないかな」と呟く裕太。

点滅する踏切警報機が映った後、4月のカレンダーがある保健室にブレザー姿の六花が訪れます。ちょっと気分が悪いということでしたが、先生はおらずベッドで横になってサボっていたアカネに声をかけられました。「新条さん」と呼んだ六花に「アカネでいいよ」と言った彼女は、最初から「六花」と名前を呼び捨てにしています。第4話では幼馴染のような発言をしていたのに、今している会話はまるで初対面のよう。アカネは六花に出身中学を聞かれますが、「秘密」と返し、「この春からこっちに引っ越して来たばかりでさ」「私の家、六花んちの隣なんだよ。気付いてないでしょ」と言うのでした。凄い偶然だと驚く六花に対し、アカネは「そう、すっごい偶然なの」と冷静に返します。幼馴染だったはずなのに、アカネが過去に改変を加えたのか…?

再び点滅する踏切警報機、今度は本屋で宇宙船を立ち読みする将と出会うアカネ。怪獣が好きなのを驚かれ、示された怪獣の名前を次々と当てていきます。ネットで「レベルが高すぎてついていけない」発言が出ているのを見ると、相当マニアックな会話のようですが…将が買わなかったのを後悔したというアイテムを「中野で見かけた」というアカネは「今から一緒に行こうよ」と買い物に誘います。

アカネの家に招かれた六花ですが、彼女は「うち親いないし気使わなくていいよ」と言われます。「いろいろ面倒を見てくれる人もいるし」と言って、アレクシスを呼ぶアカネ。アレクシスを宇宙人と思って驚く六花に、アカネは「コスプレだよ~」と言って笑います。「こんな燃えてる人いたら怖いよ」とアカネは言いますが、これがコスプレとは無理があるよ。

アカネは嬉しそうに六花に抱き着いて「やっぱいいね~六花は、本当に素直で」と言い、アレクシスは2人を意味深に見下ろします…

踏切警報器を境に切り替わり、中野のSEVENDARAKEなる店で将は念願のウルトラメカセレクションⅡを入手。階段に座り込んでアカネと親し気に会話しながら、どのシリーズまで出たのか調べたりして、顔の近さにドギマギしたりします。(元ネタになった中野ブロードウェイのまんだらけがグリッドマンの聖地になる予感)

3人の目覚めと、目覚めを拒否する彼女

TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第9話「夢・想」【感想コラム】

画像引用元:Ⓒ円谷プロ Ⓒ2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会

アカネと並んで歩く裕太が彼女と手を繋ごうとしたその時、“外から”その様子を見ているアカネが「それが本来の形だから。私を好きになるために作られたんだから」と呟きます。やはり、この状況はアカネが作り出した怪獣によるもののようですね。

怪獣がいるのに現れないグリッドマンにアンチは不満を漏らし、ボラーが将を蹴っ飛ばしても裕太たち3人は眠ったまま。触れることの出来ない怪獣は被害を出すこともないようですが、怪獣が出現してから3人は眠ったままになってしまったのでしょうか。

裕太の夢の中にはちらちらとグリッドマンの姿が見え隠れしますが、アカネに邪魔される形でそれ以上の干渉は出来ないようにも思えます。

絢に現れたアンチはグリッドマンを出すように迫りますが、「恐らく外の怪獣を倒さない限りグリッドマンは現れない」と言われ人間体のまま武器を手に怪獣に挑んでいきますが、すり抜けてしまいます。しかし彼は諦めません。

ボラーはその様子を双眼鏡で見ながらアンチの素直さに感心し、アレクシスは「1周回ってグリッドマンのことが好きなんじゃないのかな?」と評しますが、アカネに「処分したんじゃなかったの」と聞かれ、逃げられたがグリッドマンが消えればいいじゃないかと話を逸らされます。

何故か墓地にいる裕太とアカネですが、裕太の認識では10月なのにも関わらず、蝉の声が聞こえているという不可思議な状況。“外にいる”アカネが裕太の夢の中のアカネとリンクしているようで、裕太が“自分のやるべきこと”を思い出さないように働きかけますが、裕太は「アカネにとって大事なこと、俺にしか出来ない俺のやるべきこと」と呟き、あるひとつの墓石に目を止めて駆け寄りました。『問川家』と書かれたそれが鏡のように、裕太とグリッドマンを交互に映します。

「駄目!」

アカネの叫びで世界が切り替わり、将と一緒にスーパーフェスティバル(国内・海外のトイやフィギュア、模型の展示・即売会イベント)に買い物に来ているアカネが映し出されました。「こういうのに付き合ってくれる友達が欲しかった」という将をアカネはDVDなどを見せると家に誘います。(「ウルトラマンUSA」、「ウルトラマンボーイのウルころ」、「ウルトラマンナイス」「総天然色ウルトラQ」の4つの名前が出ていますが、このうち「ウルトラマンナイス」は映像ソフト化されていません)しかし、将はあまりに都合のいいことばかり起きるのを不審に感じ始めるのでした。

「なんで!?」

1学期の終業式帰りのバスの中で、夏休みにどこかへ出かけようと談笑するクラスメイトたちの言葉を受け、アカネは「六花も行くでしょ?」と声をかけますが「私はいいや」と断られます。アカネには友達がいっぱいいるという六花に「六花だって私の友達だよ」と言いますが「そんなの知ってる、でも…」そう言葉を濁す六花。

自分が今見ているのが夢だと気づいた裕太はアカネに時計を返そうとして「ずっと夢ならいいって思わない?」と問いかけられましたが、「夢だから目覚めるんだよ。皆同じ、それは、新条さんも」と彼女に目覚めを促します。「私はずっと夢を見ていたいの」というアカネに「俺はそっちには行けない」と告げた裕太は、「グリッドマンが呼んでるから」と駆け出していきました。

将は“俺の友達がいない”といって、これが夢だと自覚します。「私は?友達じゃないの?」と聞かれ、「…もし俺と新条さんが、ほんとにこういう形で出会えていたなら、友達だったのかもしれない」そう言って、手に持っていた怪獣を床に下ろし何も持たずに去っていきました。

「これ、夢だったんだね」と呟く六花に「夢でもいいじゃん、一緒に行こうよ。このまま」と誘うアカネ。「あたしは行けない」と言われ、「そんなのダメ!」とアカネは声を荒げます。2人だけになったバスの中で、六花も他の人も私の友達になるために生まれてきたのだとアカネは言いますが、六花は降車ボタンを押してバスから降りていくのでした。

TVアニメ『 SSSS.GRIDMAN 』第9話「夢・想」【感想コラム】

画像引用元:Ⓒ円谷プロ Ⓒ2018 TRIGGER・雨宮哲/「GRIDMAN」製作委員会

「夢でも届かないの…?」孤独に呟くアカネ。

夢から目覚めるべく、それぞれが走る裕太たち。彼らの声に応え、夢の中にいる怪獣に攻撃をしかけたグリッドマンのおかげか怪獣が実体化。精神攻撃を仕掛けてくる怪獣への対抗策であるグリッドキネシスが使われたのを察知した新世紀中学生の面々は、実体化している方を倒すべく出力スケールを絞って全員が出撃、“合体戦神パワードゼノン”へと合体して戦いを挑み見事に撃破します。(電光超人でもアシストウェポンだけが合体した“合体電神ゴッドゼノン”というサポートロボがいたため、彼らの合体は予想されていました)

怪獣が倒されたのを見ていたアンチは、スマホでキャリバーさんに連絡を取りグリッドマンが現れないことを問い詰めますが、グリッドマンに彼と戦う意思がないことを「お前が心を持った生き物だからだ」と返します。「俺は怪獣だ!」と叫ぶアンチですが、怪獣も生き物であるという概念が彼にはないのでしょうか…

目を覚ました裕太はグリッドマンの存在を確認すると、帰ってこられたことのお礼を言います。しかし、裕太たち3人もグリッドマンも、あと1人目覚めさせなければならない人がいることを分かっていました。六花は意を決したように、「皆にちょっと聞いて欲しい話あるんだけど」と口を開きます。

ひとり、自分にとって都合のいい夢から目覚めることを拒み続けるアカネ。果たして裕太たちは彼女の孤独な心に寄り添い、救い出すことが出来るのでしょうか…

タイトル SSSS.GRIDMAN
原作 グリッドマン
監督 雨宮哲
脚本 長谷川圭一
放送期間 2018年10月~12月
主な声優 響 裕太・広瀬裕也
グリッドマン・緑川光
公式サイト https://gridman.net/

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