TVアニメ『 東京喰種:re 』第2期 第22話「悲劇の果て call」 【感想コラム】

TVアニメ『 東京喰種:re 』第2期 第22話「悲劇の果て call」 【感想コラム】

前回の『 東京喰種:re 』第2期 第21話「心覚え Morse」では、イトリに惑わされ立ち上がりCCGと一触即発になりそうな〔黒山羊〕メンバー達を月山習が「彼に幸せになって欲しいと思っているのは、僕だけなのかい?」と落ち着かすシーン・後戻りできないと後悔する六月透に米林才子が「大好きなんじゃボケェェェ!!!!!!」と叫び、やり直しをさせようとするシーンが見どころでした。

結婚指輪を目印に金木研を探し出そうとする〔黒山羊〕メンバーとCCG、果たして無事に金木研を見つけ出し、元の姿に戻す事は出来るのでしょうか?

それではさっそく、第22話「悲劇の果て call」振り返っていきましょう。

TVアニメ『 東京喰種:re 』第2期 第22話「悲劇の果て call」あらすじ

什造達との戦いの途中で意識が途絶えた金木研が目覚めたのは、不思議な空間でした――。 金木はそこで、自分が数奇な運命を辿るきっかけを作った喰種、神代利世(カミシロ リゼ)と再会します。リゼは金木を「人殺し」と呼び嘲笑いますが、そんなリゼに対し金木は自身の決意を語ります。

一方、“核”となっていた金木研を失った事により、原形を留める事ができず崩壊してゆく竜。ですが、竜から産み出された不気味な“落とし児(おとしご)”達が振りまく“毒”により、東京のあちこちで恐るべき現象が起こり始めるのでした…。

精神世界 神代リゼとの対話

広い道場の様な所で目が覚める金木研。皆の所に行かないと、戻らないと。と辺りを見て回りますがそこには誰の姿も無く、存在しているのは金木研ただ一人でした…。

まず、水上に建つ神社と鳥居を見て「これって絶対、宮島に在る厳島神社がモデルだな。」と思いましたよね。どう見ても一目瞭然って感じの描写でしたね。

皆の所に戻ろうと、水中に潜りますが段々色が紅くなり、まるで血の海の様でした。

といか無数の人間が海面に漂い、うめき声の様な音が聴こえて来る感じは地獄の様でしたね。背後から出て来るリゼが淡々と「人殺し」「あなたが殺した人達」と言う心理がコワイ。

「あなたが動くから人が死ぬの。」っていかにも、「自分のせいじゃ、ありません。」みたいな言い方ですけど、「あなたが金木研を襲わなかったら、こんな事にならなかったのでは?」と、ツッコミたい気分でした。

必要とされたかった…

TVアニメ『 東京喰種:re 』第2期 第22話「悲劇の果て call」 【感想コラム】

画像引用元:©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会

空から降ってくる人達を眺めながら、話をする金木研と神代リゼ。「なぜ、殺したの?」「無意識なら、人を殺して良いの?」と神代リゼが質問を浴びせかけると…

次々と言いたい事を言う神代リゼに金木研が、

「僕は…誰かに必要とされたかった。」

と、自身の事を認められたいが為に動いたのだ。と願望を話ますが、心境を吐露した金木研に「私はあなたが憎い。あなたと出会わなければこんな目に遭わなかった。……」と長々と自分の心境を話しますが、金木研を襲ったのはアナタであり、事故に遭わせたのは和修。臓器移植を施したのは嘉納明博なので、金木クンは一ミリも悪くないですけど?

和修に抹殺され。さらに嘉納明博により、臓器を使われた事は不憫ですけど本当に可哀想なのは、金木研です。

王の帰還

「精神世界」で血の海に、シロ金木が飛び込んだのと同じ頃。現実世界では金木董香がやっとの想いで金木研を発見し、掘り起こそうとするのでした…。

バケモノの皮膚なのに、掘り起こせるんですね。というか、病室でのシーン普通なら一触即発ってぐらい目の前に敵が居てるのに何も起きないなんて、ただの戦闘系アニメなら120%在りえないシチュエーションだと思うのですが。金木研の人望というか、人柄的なモノが。意識が無くても、周りの人から争い事を取り払ってしまうのでしょうか?

瓜江久生、成長しました!

竜が蹂躙した後の街を歩く、瓜江久生と六月透。「会う資格無いよ…」と後悔の念から、目を覚ました金木研の元に行くのを躊躇っていますが。「自分の口で自分が何をしたか伝えろ。じゃないと何も始まらない」と諭し…。

瓜江久生、本当に成長し大人になりました!自分が何をしたか伝えろ。のあとの、

『一人の力ではどうしようもない事がこの世には腐る程ある。俺だってそうだ。一人じゃ無理だった。多くの人に救われて来た。抱え込み過ぎなんだ。皆…』

という言葉。第1期の頃の瓜江久生なら、自分1人で何でも出来るとか、俺は知らん。とか言いそうじゃないですか?不知吟士の死や、黒磐巌の死。そして、米林才子の捨て身の説得。その全てが現在の瓜江久生を創り上げたと言っても良いと思うし、数々の犠牲はけっして無駄では無かった。このアニメは金木研&金木董香の物語ではなく、金木研&瓜江久生の成長期と言っても良いぐらい瓜江久生の成長ぶりが輝いて見えます。

惨劇の傷跡

TVアニメ『 東京喰種:re 』第2期 第22話「悲劇の果て call」 【感想コラム】

画像引用元:©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会

目を覚ました金木研に亜門鋼太朗が、永近英良が喰種とCCGを結束させた事を伝えると「街を…見せてもらえませんか?」と言う金木研に瓜江久生が自ら同行すると申し出て…。

自身が蹂躙した街を見つめる金木研に「顔に出すなら口に出せ。佐々木」と言い、

『話を聞くぐらいなら出来る。お前1人で考えてもロクな結論にならん。』

と言う一言。相手の表情を読み取り、さりげなく、話を聞くぐらいなら出来る。と言えるのは、マジでイケメンだと思いました。顔だけじゃなく、心の中までイケメンになった瓜江久生。彼こそ正にイケメンです!

それにしても、このシーンの少し前。落し児の毒気にやられた人々の数を見て放った、丸手斎の一言。「なんじゃこりゃあー!!」は、太陽にほえろ!の名台詞をパクッたのでしょうか?

真・覚醒!

廃墟の大画面に映る。旧多二福の茶番を見ている金木研たちの前に、落し児が現れ米林才子が毒霧を被ってしまい。自分を囮にして、米林を連れて行け!と言う瓜江久生。

自己犠牲を買って出ようとする瓜江久生と米林才子の前で何も出来ないのは嫌だ!と叫ぶ金木研の背中からなんとも美しい、天使の翼の様な形をした赫子が生えて来るのでした…。

赫子とは喰種の捕食器官。 つまり、内臓にあたるのですが硬化と軟化を繰り返しているので、しなやかかつ堅いそして。自分の想像力により、形を変えるので翼の様な形になっても不思議では無いですが、なぜに「翼」なのでしょうか?無意識に自分の事を、人間と喰種の狭間。聖と悪の間と感じ、「堕天使」的な存在だと感じたのでしょうか?小説好きな彼が、とっさに堕天使をイメージしたとしても。おかしくは無いですが、あまりにも神々しい姿なのはなぜ?

親友との再会・自分のした事

ビルの屋上にて、竜の抜け殻を眺め語り合う金木研と永近英良。永近英良に顔を見せて欲しいと言う金木研に「今すっぴんだからー。…」と、おどけて見せる永近英良ですが…

えーでも私、今すっぴんだからー。あーはずかぴー。とおどけて見せる永近英良に対して真面目に、見たいんだ。自分がやった事と金木研が言うと口元の布を取り傷跡を見せ。それを見た金木研が一言。

『ありがとう…いつも君が…みたくないモノを隠していてくれた…いつも…守ってくれた…』

と、申し訳無さ気に俯き言うと。否定せず笑顔で「俺の事解ってんなー」と返す永近英良。

そして金木研が最後に、『何も出来ないのは…もう嫌なんだ』と決意を新たに宣言するのでした…。

TVアニメ『 東京喰種:re 』第2期 第22話「悲劇の果て call」の感想

TVアニメ『 東京喰種:re 』第2期 第22話「悲劇の果て call」 【感想コラム】

画像引用元:©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会

話としては感動的でしたが、原作では精神世界でほぼ2週、落し児の回と覚醒した「翼」の回もそれぞれ別の週だったハズ。話数が限られているとは言え、結構なハシリ具合な感じがしますが。そして、TVアニメ版としては√Aで死亡したはずの、永近英良がほぼ何事も無かったかの様に生きているとは、スゴイです。

それにしても、覚醒した金木研が「D-grayman」のアレン・ウォーカーに見えたとネットでは書かれていましたが、否定するどころか「その通りだ!」と頷いてしまいました。

そして、永近英良って凄く「イケメンな心」の持ち主ですよね。いつもは何も考えたり、見えていたりしなさそうな、飄々とした態度を取るキャラが魅力的で筆者としてはある意味、主人公:金木研よりも注目してほしいキャラです。

普段は見えてないフリして、肝心な所・ココ!っていうポイントでさりげなくフォローできるそんな男というか、人間になりたいものです。

金木研の翼、羽の一本一本細かい所まで描かれていてとても美しかったと思います。

そして、それ以上に美しいのはやっぱり、目には見えないけれどもそこに確かにしっかりと存在する。無償の友情が一番輝いて見えるのが素敵だと思いました。

いよいよ、最終章も本当の終盤に入り旧多二福のゲスさも際立ってきましたがそれを上回る絆の力を見せつける金木研のより一層、釘づけです。

それでは、次週第23話「邂逅 move」お楽しみに!!

文章:あそしえいつAM

東京喰種:reの各話も是非チェックして下さい!

 

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