TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第12話「狂いゆく歯車」【感想コラム】

TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第12話「狂いゆく歯車」【感想コラム】

リザードマンとの共闘は考えてもいいが、配下にはならないとガビル君一行に宣言したリムル。偵察から戻った蒼影の報告を受け、今後の対策を立てるための会議を行うなど素早く堅実に町を護ろうとしていたところに意外な来訪者が現れます。

TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第12話「狂いゆく歯車」のあらすじ

リムルと町の幹部たちの会議中、突然訪れたのは“ジュラの大森林の管理者”と呼ばれるドライアドのトレイニーだった。彼女は森を席巻し始めた20万ものオーク軍を率いる存在、オークロードの討伐をリムルに依頼する。

恐るべき“飢餓者”

オークロードの討伐を突然依頼されて戸惑うリムルと、森にはゴブリンより強い種族も住まうことから何故リムルを指名したのか疑問を口に出す紅丸。オーガの里が健在であればそちらに出向いていたと言うトレイニーさんですが、それでもリムルの存在は無視出来ないと言葉を続けました。

TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第12話「狂いゆく歯車」【感想コラム】

画像引用元:©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

自分たちの集落がオーク軍に狙われたなら、ドライアドだけでは抵抗できない。と彼女は言いますが、これは要するに彼女たちの本体が樹木なので襲われても逃げられないというのも理由のひとつでしょう。オークロードの存在はリムルたちにとって仮説でしかありませんでしたが、ドライアドはジュラの大森林で起きたことの大半を把握できるという特徴があるため、オークロードの存在を彼女は確認していたのです。

リムルは依頼を受けるかどうかの答えをいったん保留しました。鬼人たちの援護をすることはとっくに決まっていますが、町の守護者という立場から軽率に動くことを避ける態度はトレイニーさんに好印象を与えたようですね。

彼女をメンバーに加えて会議は再開、リムルがオークたちの目的についての意見を求めると朱菜が気にかかる点があると告げ、蒼影にオーガの里の調査結果を確認しました。なんとオーガの死体も、オークの死体もひとつも残っていなかったと蒼影は言います。そしてトレイニーさんが明かしたのはユニークスキル“飢餓者(ウエルモノ)”、このスキルはオークロードが生まれながらにして保有するもので、その支配下にある全ての者に影響を及ぼし、まるでイナゴの大軍のように周囲のものを食べ尽くすばかりか、食らった相手の力や能力まで取り込んでしまうという凄まじい効果を持つのだと。これこそ、オークロードを知る者がその存在を“バケモノ”と呼ぶ理由でした。そして飢餓者は代償として満たされることのない飢餓感を保有者に与え、それを満たし力を得るためにオークたちは進むのだとトレイニーさんは言います。
食らった相手の能力を取り込むというのはリムルの捕食者と同じですが、自分ひとりに影響する捕食者とは異なり、絶大な影響範囲を持つ飢餓者はその行使に代償を必要とするのでしょう。

オークの狙いが上位種族を滅ぼすことではなく、その能力を取り込むことであるとすれば少し話が変わってきます。町の住人たちが餌として狙われる可能性、そしてオークロードの誕生に魔王の手の者である魔人が関わっているのをトレイニーさんが確認していること。ここまでの情報を踏まえて悩むリムルですが、紫苑が「リムル様ならばオークロードなど敵ではありません!」と言い出したので仕方なく腹を決めます。が、「カッコつけて負けたらどうしよう…」と相変わらず自分の力に自信はないのでした。

TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第12話「狂いゆく歯車」【感想コラム】

画像引用元:©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

20万の大軍を相手取るとなれば、リザードマンと同盟を結ぶことを前向きに検討したいところなのですが、ガビル君があんな調子だったので「話が通じる奴と交渉したいところだが」とため息までつくリムル。そこに蒼影がリザードマンの首領と直接話を付ける許可を求めてきました、首領がアホでないことを祈りつつ任せることにします。ガビル君と愉快な仲間たちのせいで、リザードマン全体がアホだと思われてるとか知ったら首領は怒りそうですから大丈夫。

ウワサをされるとくしゃみが出るというのは有名ですが、ウワサをされて意識が戻るガビル君。後方からの延髄斬りという下手すると致命傷になる技を食らったにしては元気ですね、ただ自分を一撃で下したゴブタを町のボス認定するなど発想はやっぱり斜め上!しかも愉快な仲間たちはフツーにそれを信じてしまいます…なんでこの人達相談するとき輪になるんだろう。………って、誰だお前!?

明らかに雰囲気の違う道化師のような姿の魔人はラプラスと名乗り、ガビル君にゲルミュッドからの警告を伝えに来たと言いました。その内容は、オークの軍勢を率いているのが本当にオークロードだというもの。既に老体である首領には荷が重いのではないか、そんなことを告げられたガビル君は急いで湿地帯に帰還することにします。明らかになにか仕組まれてますが、ガビル君が種族のことを思う気持ちは本物なのでしょう。

ガビル君、実力はあるんです

現在オーク軍の侵攻目標となっている湿地帯、その地下大洞窟に住まうリザードマンたちの首領は20万もの大軍を相手にするのは困難なため籠城戦の指示を出します。そこに強大なオーラをまとって訪れたのは蒼影、「主の言葉を伝えに来た」という言葉にリザードマンたちはひとまず警戒を解きました。リムルがリザードマンとの同盟を望んでいることに加え、森の管理者と呼ばれるドライアドから直接オークロードの討伐を要請され、それを請けたことを明かすとリザードマンたちは驚きの表情を浮かべますが、兵士のひとりがリムルの名を聞いたことが無いのを理由に彼を侮ったことで蒼影に首を飛ばされかけたところを首領がとりなします。この人、真面目なだけに主を愚弄されると容赦しないんですよ…

蒼影が名を授けられたことでオーガから鬼人に進化したと聞いたことで、彼の主たるリムルが只者ではないことの裏付けが取れたことから、首領は同盟の申し出を断る理由がないと考えますが、条件としてリムルと会うことを提案しました。それを受け、蒼影は7日後に合流するまで先走って動くことの無いよう申し入れます。オーク軍との戦いに光明を見出した首領はかたわらに控える親衛隊長を務める娘に皆を集めるよう指示を出し、集まってきた者達の前で7日後に援軍が来るまでの間は決して攻撃に打って出ぬよう注意を促しました。「戦死すれば餌になり奴らの力が増すと思え、それがオークロードを相手に戦うということだ」この言葉から、首領もオークロードのユニークスキルを知っていることが分かりますね。戦死者を出さないことが、オーク軍を強化しない唯一の策であるからこその籠城戦なのです。

TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第12話「狂いゆく歯車」【感想コラム】

画像引用元:©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

そして4日後、リザードマンの戦士たちが洞窟に侵入してきたオークを撃退しますが、まるでオーガと戦っているかのような感覚を覚えるほど強化されていること、このレベルの相手が20万もいることが恐ろしく、あと3日の籠城が出来るのかと話し合います。そこへ戻ってきたのがガビル君、父と妹にゴブリンたちの協力を得られたことと既に待機させていることを報告しますが、誇り高きリザードマンが籠城戦を行っていることが気にくわない様子。同盟相手との合流までは守りに徹するという首領の方針に異を唱え、戦力を集中した迎撃を行うために反乱を起こしてしまいました。父と妹を退け、若いリザードマンたちを中心にオーク軍に対して打って出ます。オークロードの力を詳しく知らぬ若者たちの間で、籠城戦を行っていることに対して不満が募っていたのも反乱の成功を後押ししたのでしょう。

ガビル君の選んだ戦い方は、どうしてもぬかるみに足を取られるオークに対し、機動力で勝るリザードマンたちが攻撃と離脱を繰り返して数を削っていくというもの。しかし、ガビル君はオークロードの能力を知らず、首領は知っていました。オークロードの“飢餓者”がもたらす恐怖を!

タイトル 転生したらスライムだった件
原作 伏瀬(原作者)、みっつばー(小説挿絵)、川上泰樹(漫画版)
監督 菊地康仁
副監督 中山敦史
シリーズ構成 筆安一幸
出演 リムル=テンペスト・岡咲美保
大賢者・豊口めぐみ
ヴェルドラ=テンペスト・前野智昭
その他の情報 http://www.ten-sura.com/

 

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