今回は、羽海野チカ先生の漫画が原作で、2005年にアニメ化、2006年に実写映画化、2008年にはテレビドラマ化もされた人気作品「ハチミツとクローバー」から私が好きな楽曲を紹介しようと思います。
この作品の実写映画キャッチコピーである‘恋をした。それだけのことなのに、世界はまぶしい’も甘酸っぱい青春時代が表されている感じがしてときめきます。
作品名にちなんだ楽曲【ハチミツ】
テレビアニメ第1シリーズ主題歌。ロックバンドのスピッツが1995年に発売した同タイトルのアルバムの表題曲です。バンドの曲でありながらドラムとキーボードの音色が柔らかく優しく、学生たちの揺れ動く恋愛模様をハチミツやビスケットというお菓子などで表現している点がすごく可愛らしいなと感じました。
ボーカルの草野マサムネさんの声も甘くてハスキーで少し切ない気持ちになり曲とマッチしていますね。
懐かしさを感じる【アオゾラペダル】
実写映画エンディング曲。ジャニーズグループの嵐が2007年に発売したシングル曲です。スガシカオさんが楽曲提供しスガさん自身も2011年発売のベストアルバム「SugarlessII」でセルフカバーされています。
歌詞に「空」や「風」、「新しい色で明日を描こう」というフレーズが使われている点から青春時代の思い出や懐かしさを表現しているのかなと感じおしゃれな考えだなと驚きました。
私は空や自然が好きなので、この曲は普段から聞いていることが多いです。
優しい歌声が心に染みる【キャンバス】
ドラマ主題歌。平井堅さんが2008年に発売した「君はス・テ・キ」との両A面シングルです。
堅さんのトレードマークである優しく深みのある歌声と、優しいギターの音色がぬくもりを感じ、別れの曲なのに悲しみより優しさや人と人との繋がりが連想されりこの作品に登場する人物は思いやりのある人なのかなとイメージが沸いてきました。
色々な思い出に浸っている感情の変化をキャンバスに絵を描いているというように表現しているのは、舞台が美大だからでしょうか?
たくさんの名曲が使われている ハチミツとクローバー
今回紹介した3曲以外にもテレビアニメ版では原作者の羽海野チカ先生がスガシカオさんとスピッツが大好きという理由から楽曲がたくさん使用されています。
「波光」:スガシカオ(4話挿入歌)、「Y」:スピッツ(14話挿入歌)もすごくいいので聴いてみてください。
私は、このコラムを書く時に初めてこの作品を見て、もう少し前から出会っていたかったと思うほど心に響きましたし、楽曲を聴いただけで私自身も学生時代にタイムスリップしたような懐かしさを感じたほど作品に合った曲が選ばれていると思いました。
青春時代の気持ちや思い出を大切に、たくさんの人に楽曲の良さが広まったらいいな。
文章:あそしえいつ T.A