TVアニメ『 盾の勇者の成り上がり 』第2話「奴隷の少女」【感想コラム】

TVアニメ『 盾の勇者の成り上がり 』第2話「奴隷の少女」【感想コラム】

TVアニメ『 盾の勇者の成り上がり 』第1話が1時間スペシャルだったのは、尚文がラフタリアと出会うまでが一番辛い部分だからじゃないかと思ったりしました。既に立場はどん底、落ちるところまで落ちたのであれば、残る道は上がるだけ!

TVアニメ『 盾の勇者の成り上がり 』第2話「奴隷の少女」のあらすじ

奴隷商に案内され、自らの剣となるパートナーを探す尚文。手持ちの金で買える範囲の奴隷から彼が選んだのは、病を患った亜人の幼い少女だった。尚文はラフタリアと名乗る少女に、過酷な戦いを強いる。

それは運命の出会い

TVアニメ『 盾の勇者の成り上がり 』第2話「奴隷の少女」【感想コラム】
画像引用元:(C)2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会

最も高い奴隷を見せられた尚文ですが、手持ちの金で買えるような値段ではありません。それでも奴隷商は尚文がいずれお得意様になると確信しているようで、彼に商品を見る目を養ってもらいたいがためにわざと見せたようです。しかし、尚文は商品置き場に来た時からずっと咳をしていた幼い亜人の少女に目を止め、彼女を買うことに決めるのでした。

最も安価な奴隷の中にいた少女・ラフタリアですが、何故か奴隷商は尚文が彼女を選ぶことを確信していたようで…?

ラフタリアを連れた尚文がまず訪れたのは、前回も装備を購入した武器屋。親父さんに予算を提示してラフタリアのための防具と武器を見立ててもらい、手始めにバルーンを倒させます。そしてレベル上げに向かう途中、幼い亜人の奴隷が虐げられているのを目にし、またラフタリアのお腹が鳴ったので先に食事を取ることに決めました。尚文はこの世界の文字が読めないため「亜人立ち入り禁止」の看板がある店に入りますが、ただでさえ犯罪者として陰口を叩かれているため店員や客の反応を気にも留めません。ラフタリアは今までどんな扱いを受けてきたのか、ちゃんとした食事を与えてもらうことに戸惑っているようです。

弱い魔物を尚文が押さえている間にラフタリアが倒すという方法で、少しずつレベルを上げていく2人。盾に素材を吸わせると、調合が使えるようになるものがスキルツリーに現れたので有用であると判断します。地道にコツコツと能力を広げて、確認しやれることを増やしていく尚文。ラフタリアに何者なのかを聞かれ、盾の勇者であることを教えると彼女は両親から教えられた「盾の勇者は亜人を大切に扱ってくれた」という言葉を思い出しました。

そして夜、野宿中に尚文が薬の調合をしていると、眠っていたラフタリアは“波”の魔物に襲われ両親を失った時のことを夢に見て泣き叫びます。尚文はとっさに彼女を抱きしめ、「大丈夫だ」と何度も言い聞かせるのでした…

2人だから強くなれる

TVアニメ『 盾の勇者の成り上がり 』第2話「奴隷の少女」【感想コラム】
画像引用元:(C)2019 アネコユサギ/KADOKAWA/盾の勇者の製作委員会

調合した薬を買取に出す際、薬草と薬に加工するのとで買い取り額に差があるのかを確認し、使わない道具を売ってもらうなど、堅実に行動しながら商才を見せる尚文。ラフタリアが欲しがっていたボールを買ってあげたり、伸び放題だった髪を切ってあげたりして彼女の面倒を見ます。年齢差的には年の離れた兄妹が近いんですが、お父さんみたいに見えるのはなんでですかね?

原作は尚文の一人称で書かれているので、元手分がとれるまでラフタリアを使い潰すわけにはいかない。とか考えているんですが、こうやって第三者視点から見ると面倒見の良さがとんでもないな…

狩場を移動しようとしていた矢先、今まで遭遇したことの無かった動物系の魔物に襲われる2人。動物なので当然、刺せば血が出る相手なのでラフタリアは怯えますが、尚文は戦ってくれる者がいなければ強くなれない自分のこと、そしてもうすぐ次の“波”が来ることを彼女に教え、災厄を乗り越えるために強くなる必要があることを説きます。実際に“波”のもたらす災厄に遭遇した経験のあるラフタリアは戦う覚悟を決め、ウサピルというその魔物を倒しました。どんなにゲームじみていたとしても、まぎれもない現実であるこの世界で生き残るためには戦うしかないのです。

素材や薬を売って貯めたお金でラフタリアの装備を更新することにしたついでに、武器屋の親父から自分たちでも行けそうな町や村の存在を聞き、2人はリユート村を訪れました。そこで魔物が住み着いてしまった炭鉱の存在を聞き、資金と経験値を稼ぐために向かってみることにします。

そこで遭遇した魔物はラフタリアの両親を殺した魔物に似ており、毎晩悪夢として繰り返し見ていた彼女はトラウマを呼び起こされますが、尚文は自分たちが強くなり、災厄の魔物を退けることが出来ればラフタリアと同じ経験をする子供を無くせると説得しますが、ラフタリアはまだ動けません。ついに尚文は戦えないなら逃げるように言い、自分は時間を稼ぐと告げます。

しかし、ラフタリアは両親に続いて尚文まで失いたくないと剣を振りかざし、なんとか2人は魔物を退けることに成功しました。尚文に縋り付き、「絶対に死なないで、私を1人にしないで」と泣くラフタリアに、「お前が戦い、俺が守る。そうすれば絶対に死ぬことは無い」と尚文は言います。その言葉は、この先に待ち受ける長い戦いのなかでも破られることはありません…

題名 盾の勇者の成り上がり
原作 アネコユサギ(原作者)、弥南せいら(小説挿絵)
監督 阿保孝雄
キャラクターデザイン
総作画監督
諏訪真弘
シリーズ構成 小柳啓伍
出演 岩谷尚文・石川界人
ラフタリア・瀬戸麻沙美
フィーロ・日高里菜
公式サイト http://shieldhero-anime.jp/

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