TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第19話「暴風大妖渦(カリュブディス)」【感想コラム】

TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第19話「暴風大妖渦(カリュブディス)」【感想コラム】

メガロドンだけでも距離感が狂いそうな大きさなのに、カリュブディスはそれが小さく見えるようなサイズとか、もうこれ魔物じゃなくて怪獣と言っていいんじゃないでしょうか…

TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第19話「暴風大妖渦(カリュブディス)」のあらすじ

フォビオによって封印を解かれた災厄級モンスター“カリュブディス”はメガロドンを引き連れ、魔国連邦の首都・中央都市リムルを目指して移動を続け、リムルたちはこれを迎え撃つべく魔国連邦の力を結集させる。ガゼル王からの援軍、ペガサスナイツ100騎も加わるが、固有スキル“魔力妨害”とエクストラスキル“超速再生”を持つカリュブディスは手ごわい。

雑魚はともかく、本命が強すぎ

TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第19話「暴風大妖渦(カリュブディス)」【感想コラム】
画像引用元:©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

遠くからでも視認できるほど巨大なカリュブディスを相手取るため、リムルは全戦力を結集します。その内訳は紅丸たち鬼人、ゴブタ率いるゴブリンライダー隊、ゲルド率いるハイオーク部隊、ガビルとその部下たちに加え、ガゼル王の派遣した騎士団長ドルフ率いるペガサスナイツ100騎。

カリュブディス本体よりも先に、13匹もいる空泳巨大鮫(メガロドン)を各個撃破する作戦なのですが…カリュブディスの持つエクストラスキル“魔力妨害”の効果は半径300mにも及ぶため、オーク軍を相手に無双した紅丸のヘルフレアも威力が低下してしまう様子。

ひとりでメガロドンを受け止めるゲルドの腕力もさることながら、ガビル君もボルテクスランスを頭部に突き立てることで一撃で仕留めてみせるなど活躍します。いくら巨大でも、急所を正確に狙えるなら打つ手はあるんですね。って、応援してないで一緒に行きなさいよ!?

ゴブタたちも囮担当と攻撃担当に分かれてメガロドンに挑みます、鬼教官の白老が見守っているので下手なところを見せられないというのはありそう。

ミリムは自分も参加したいといってリムルを説得にかかりますが、うるうるされてもダメと言い切るあたりリムルは冷静です。あんな顔されたら、ちょろい奴なら落とされてるに違いない。…というか、ミリムにこんな反応をさせられる奴が世界にどれだけいるのか…

蒼影は糸でメガロドンを操って同士討ちさせるといつも通りテクニカルな戦いを見せ、しばらく活躍の場がなかった紫苑とランガは目立とうとコンビで動いたりして、皆がその実力を示すいい機会になっているようでもあります。ゴブタたちは頑張れ~

メガロドンは順調に片付き、残るは本命のカリュブディスのみ。総力を挙げて攻撃にかかりますが、効いているようには見えません。カリュブディスの反撃は体表の無数のウロコを飛ばして操るというもので、ウロコ自体も巨大なためにかなりの威力を持っている様子。蒼影たちを守るため、リムルは“捕食者”が“飢餓者”と統合進化した“暴食者(グラトニー)”の力によって全てのウロコを吸収するという離れ業を披露します。

リムルは蒼影たちに一旦後退して休息を取るように指示を出しますが、それというのもカリュブディスのウロコが再生を始めているためでした。大賢者の分析によると、ウロコの再生にかかる時間はわずか3分。3分ごとにウロコが飛んでくると考え、思わずリムルはため息をつきます。

最強の魔王は凄かった

総攻撃で一気に撃墜を狙いますが、カリュブディスは恐るべき耐久力をみせ夕方になった時点でダメージは3割程度しかありません。このままではジリ貧になると思われた矢先、カリュブディスが「ミリム」と聞き取れる言葉を発したのに気付いたリムルは大賢者の解析と鑑定によって依り代の生命反応と、激しい怒りの感情を捉えました。ミリムを目的にしていたことが分かったリムルは、カリュブディスの行動を深読みしすぎていたことにがっくり来ると同時に、ミリムに任せていいと判断します。

寝ていたミリムを叩き起こし、狙いが彼女であることを伝えるとミリムはその目でカリュブディスを解析、依り代になっているのがフォビオであると見抜きました。誰が依り代なのかを知ったリムルも納得し、ミリムの客だったのを勘違いしたと謝りますが、当のミリムはたいして気にしていないみたい。

TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第19話「暴風大妖渦(カリュブディス)」【感想コラム】
画像引用元:©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

フォビオが魔王カリオンの配下ということで、助けてやりたいとリムルが言うとミリムは「最近覚えた手加減を見せてやるのだ」と胸を張ると、リムルたちがあれだけ苦戦したカリュブディスのウロコを片手で静止させ、ドラゴバスターという技の一撃で消し飛ばします。流石は最強の魔王…恐るべき実力でした。

多少焦げてはいるもののフォビオも無事ですが、彼に寄生したカリュブディスの核を切り離すのはリムルの仕事。“変質者”の能力で融合状態にある核を徐々に分離させ、分離したそばから“暴食者”で喰らいつくすという彼にしか出来ない方法でフォビオを助けると共にカリュブディスの復活を阻止するのです。

今回のMVPはミリムなのですけれども、ドルフはミリムが魔王とは信じられないみたいで軽く流されてしまいました…怒って手を出さないだけ、彼女の成長を感じられるような…気がしますが。

意識の戻ったフォビオに自分の行動を覚えているか問い掛けると、突然土下座で謝られます。受けた恩は素直に返すあたり、負けん気が強いだけで根は善良なのでしょう。カリュブディスの封印を解いた経緯を説明されたトレイニーさんは、地面にラプラスの仮面の似顔絵を描いて問い掛けますが、ティアは涙目の仮面の少女、フットマンは怒り顔の仮面の太った男だと説明したところ、紅丸が反応しました。

ガビル君がトレイニーさんの絵がゲルミュッドの使いとして現れたラプラスのものだと説明し、「中庸道化連という何でも屋の副会長」を名乗っていたことも伝えます。こうして暗躍する中庸道化連の存在を知ったリムルたちですが、ミリムはゲルミュッドではなくクレイマンと関係があるのではと推測。「そういう企みが大好き」なんて軽い表現をされたクレイマンの扱い…

TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第19話「暴風大妖渦(カリュブディス)」【感想コラム】
画像引用元:©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

フォビオは今回のことは許されないと言い、自分の命で償おうとしますが、リムルもミリムもそのつもりはありません。即死でなければ回復出来るフルポーションがあるために犠牲者が出なかったのでしょうが、これは2人の甘さもあるのでしょう。

また、ミリムは魔王カリオンがこの場に来ていることにも気づいていました。フォビオを迎えに来たようで、部下の暴走を詫びるとこの件を貸しにすると告げますが、リムルは魔国連邦との不可侵協定を結んでほしいと要望します。

こうして新たに、獣王国ユーラザニアがジュラ・テンペスト連邦国の友邦となったのでした。

タイトル 転生したらスライムだった件
原作 伏瀬(原作者)、みっつばー(小説挿絵)、川上泰樹(漫画版)
監督 菊地康仁
副監督 中山敦史
シリーズ構成 筆安一幸
出演 リムル=テンペスト・岡咲美保
大賢者・豊口めぐみ
ヴェルドラ=テンペスト・前野智昭
その他の情報 http://www.ten-sura.com/

 

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