ムードメーカーのフィーロが新たに加わったことで、盾の勇者パーティの旅路は一気に騒がしくなりましたが、尚文とラフタリアの表情も和らいで安心して見ていられるようになります。
TVアニメ『 盾の勇者の成り上がり 』第6話「新しい仲間」のあらすじ
謎の少女の正体はなんとフィーロだった。フィーロはただのフィロリアルではなく、高度な変身能力を持つフィロリアル・クイーンであるため、人間の姿にもなれるという。しかし、変身のたびに服が破けるためフィーロ専用の服が必要だと考えた尚文は、素材を求めて新たな冒険に出発する。
見た目は天使、実はペット(?)
いきなり現れた少女はなんと、フィーロが人間に変身した姿でした!といっても、OPの映像で気付いていた方がほとんどですよね~
フィロリアルのはずのフィーロが全然違う見た目になったため、尚文は奴隷商のところに話を聞きに行ったのですが…魔物商によると、野生のフィロリアルの大きな群れにはキングやクイーンと呼ばれる主がおり、変身能力によって通常のフィロリアルの姿になって紛れているらしいと。つまり、フィーロはフィロリアル・クイーンだったのです。
しかも、上位の魔物には通常の魔物紋が効かないため、追加料金を払って高度な魔物紋を施す必要があり、尚文の財布の中身にダメージが入りました。しかもたったレベル19とは思えないような凄い力で暴れたため、この調子で高レベルになったらどんなに強くなるのやら……ぶすーっとしてる様子は可愛いんですけどね…
尚文が武器屋を訪れたのは、変身する種族のための服のことを聞くためでした。洋裁屋に行くよう言われますが、裸の女の子を連れて歩くのはマズいのもあって、客が置いて行ったというピンクのワンピースを譲ってもらい、とりあえずそれを着せておくことになります。初めて行く店に、裸にマントの女の子を連れていくなんてのは…無理だ!
洋裁屋でフィーロのお父さん扱いされる尚文ですが、飼い主だと反論。でもラフタリアは娘みたいなもん、らしいのでラフタリアが困る羽目に。
変身する種族のための服、というのは、変身している間はアクセサリーなどになり、人の姿だと服になるというもので、作るのには着る本人の魔力を加工して作った“魔法の糸”が必要になります。この“魔法の糸”を紡ぐのは魔法屋のおばさんに頼まなくてはいけない…と、ただでさえ手間がかかるのに、魔法の糸をつむぐ道具が壊れてしまっているため、すぐには無理と言われてしまいました。
悪名高い盾の勇者、聖人と呼ばれる
壊れてしまった魔法の石は高価で数も出回らないらしく、服の入手の目途が立つまで行商に力を入れることにした尚文たち。思う存分馬車が引けるのでご機嫌なフィーロは歌まで歌っていますが、微妙に物騒な歌詞です。と、薬を山向こうの村まで急いで届けたいという男性に出会ったため、馬車を外してフィーロの背中に乗って行くことに。成人男性が2人も乗っているのに恐ろしく速い!
男性の母親のための薬でしたが、盾の効果によって薬の効果を上昇させることが出来るので尚文が飲ませます。するとあっという間に効いて、起き上がることが出来るほどの回復を見せました。尚文は盾を“ブックシールド”という本の形をしたものにして素性を隠していますが、行商と共に人を運ぶことを商売のタネとして考えます。
行商と本を読んでの勉強を続けていたある日、馬車に乗せたアクセサリー商人は尚文のことを“神鳥の聖人”と呼びました。どうやらフィーロが目立つのと、尚文が飲ませることで薬の効果が上がることの相乗効果で有名になっているらしい。
その直後、道をふさいでいた盗賊からアクセサリー商人の引き渡しを求められますが、ラフタリアが姿を消す魔法を、フィーロが竜巻の魔法を使うなどしてあっという間に片付きました。“クラスアップ”したという用心棒も敵ではなかったようです。
ひとり残らず捕まえ、本来なら自警団に引き渡すべきなのですが、盗賊たちは「盾の勇者に襲われた哀れな冒険者」を装うつもりでいました。尚文の評判の悪さを利用することで、自分たちの方を信用してもらえるという計算なのですが、尚文は平然とフィーロに空腹かどうか尋ねます。青くなる盗賊たちは尚文を非難しますが、降りかかる火の粉は払って当たり前と言い「今までさんざん殺してきたんだろ?次は自分の番だと思って諦めろ」と宣告すると、盗賊たちは命乞いを始めました。まあ、フィーロのサイズからすると食べられてもおかしくないし。
強くなるのと同時に商人としても…?
命を助ける代わりに、盗賊がため込んだお宝の全てを巻き上げる尚文。ラフタリアは悪人より悪人っぽいと嘆きますが、アクセサリー商は盗賊たちは全財産で命を買ったのだと言って尚文を「商魂たくましい商人の鑑」と称えます。当の本人はアクセサリー商に迷惑料を要求しますが、尚文をいたく気に入ったことから人脈とノウハウを提供すると言われました。
そして尚文は、貴金属の加工技術と道具の使い方、宝石の細工、魔力付与の方法を教わります。特に魔力付与を学んだことで、魔力を感じ取ることが出来るようになった尚文はついに魔法を習得。宝石細工という商材と、商人の情報網を紹介されることで他の3人の勇者たちの動向を知る術を手に入れました。
元康は南西方面の村の飢饉を伝説の植物で救ったとか、錬は強い魔物を求めて行動しドラゴンを倒したとか言われますが、樹の情報だけはあいまいでよく分かりません。
細工に使う宝石の販売網を得たことで、魔法の糸を作るのに必要な宝石のありかが分かったため、魔法の石の目利きが出来る魔法屋のおばさんを伴い採掘に向かいます。問題は、その石が採れる洞窟に魔物が住み着いているということ。出回らないのも当然ですね。
目的の洞窟の近くには、悪名高い錬金術師が根城にしていたという神殿があり、安置されていた空の宝箱のそばに古代語で『この種子が世に出ないことを切に願う。人々が飢えに困らぬようにという願いは最悪の形で現れるであろう』と記されていました。何のことか考えるより前に、フィーロが別の道を見つけたので尚文たちは先に進みます。
地面についていた足跡からそれなりの大きさの魔物がいることが分かりましたが、注意を促しているとたいまつが消えてどこか不気味な声が聞こえてきました。その言葉に惑わされないように魔法屋のおばさんが注意を促し、魔法の効果を打ち消してくれたので素早く撃退します。幻聴の内容は、その人にとって最も嫌な言葉に聞こえる声だということで、フィーロは捨てられたりしないかと不安そうになりますが、ラフタリアに励まされました。
宝石の採掘場所につくと小型のヌエがおり、尚文が対策を考える前にラフタリアとフィーロが攻撃を仕掛けます。音に敏感な魔物のため、ラフタリアが姿を消しても位置を把握しているのに気付いた尚文は、先ほど倒した魔物から出たメガホンの効果を持つ盾を出してフィーロに叫ばせ、ヌエがダメージを負ったところにおばさんとラフタリアが追撃、フィーロのドロップキックで止め!今回の戦闘はフィーロが大活躍です。
ようやく魔法の糸が紡げたため、洋裁屋さんがフィーロのために気合いを入れて作ってくれたのは白いフリルワンピースでした。フィロリアル形態の時は首の青いリボンになり、結論としてはどっちの姿も可愛いということで。
題名 | 盾の勇者の成り上がり |
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原作 | アネコユサギ(原作者)、弥南せいら(小説挿絵) |
監督 | 阿保孝雄 |
キャラクターデザイン 総作画監督 | 諏訪真弘 |
シリーズ構成 | 小柳啓伍 |
出演 | 岩谷尚文・石川界人 ラフタリア・瀬戸麻沙美 フィーロ・日高里菜 |
公式サイト | http://shieldhero-anime.jp/ |
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