2019年3月1日、平成という時代に生み出されたアニソンのなかから讃えたいと思われた楽曲たちが選出されましたね。
そう、「平成アニソン大賞」が発表されたんですよ!
みなさんはその結果をご覧になられましたか?
大賞に選ばれた「ベスト楽曲」にはじまり、「2010年~2019年」「2000年~2009年」「1989年~1999年」のそれぞれの年代でも讃えたいと思われたアニソンが部門ごとに選出されていましたね。
ノミネートされた楽曲は実にさまざまでした。きっとみなさんそれぞれに思い入れのある楽曲もあったのではないかと思います。また、名前は聞いたことあるけど、ちゃんと曲を聞いたことがないという楽曲や、今回のノミネートではじめて知った楽曲なんかもあったかもしれません。
今回はそんなノミネート楽曲のなかから、筆者・タングステンが一人のアニソン狂いアニソン好きとしておすすめの10曲をご紹介させていただきます。
筆者の独断と偏見、そして個人的な好みによって10曲を紹介するので、みなさんの好みに合致するかどうかはわかりませんけどね(笑)
「Agape」
「Agape」はTVアニメ『円盤皇女ワるきゅーレ』の挿入歌として発表された楽曲です。歌っているのは岡崎律子さんと日向めぐみさんの2人によるツインボーカルユニット・メロキュアです。
今回、「Agape」は「平成アニソン大賞」の「ベスト楽曲」としてノミネートされました。また、「2000年~2009年」の特別賞にもノミネートされていましたね。
「Agape」はアニソン好きなら知らない人はいないのではないかと思うくらいには有名なアニソンですよね。筆者も以前からこの曲を知っていましたが、ホントにイイ曲ですよ。「ベスト楽曲」としてノミネートしたのも然るべきという感じです。
楽曲に関しては、とにかく泣ける曲というのがありますね。「『泣けるアニソン』を教えて!」と言われたらこの曲が挙がると言っても過言ではないと思います。
曲構成もイイですよね。Bメロからサビへの移行で盛り上がりをみせ、その後の2番Aメロを抑えめにしているんですけど、このアップダウンがはっきりした感じというか、盛り上がりどころが明確なのがすごく好みです。
あとは、日向めぐみさんの歌声ですよ。最高ですよね!
[kanren postid=”7626″]「おジャ魔女カーニバル!!」
「おジャ魔女カーニバル!!」はTVアニメ『おジャ魔女どれみ』のOPテーマとして発表された楽曲です。歌っているのは本作に登場するキャラクターの声優によって結成されたユニット・MAHO堂です。
今回、「おジャ魔女カーニバル!!」は「1989年~1999年」のキャラクターソング賞としてノミネートされました。
この曲を一言で表すなら、「麻薬」ですね。「即効性のあるエナジードリンク」というのもイイかもしれません。
そういえば、以前も別の記事でこの曲を紹介していましたね。
[kanren postid=”76260″]とにかくこの「おジャ魔女カーニバル!!」という曲は中毒性があるんですよ。楽曲そのものはどこを聴いてもサビのような、終始テンションMAXな楽曲になっています。それこそ、イントロからアウトロまでずっとテンション120%みたいな曲ですね。
テンションがものすごい楽曲なので、聴いていてめちゃくちゃ楽しいです。でも、聴きすぎるとドッと疲れるんですよね(笑)
筆者個人の好みになりますが、Aメロの最後にある「やな宿題はぜーんぶゴミ箱にすてちゃえ」という歌詞が好きですね。ここのテンションの壊れっぷりが最高ですよ!
そんな「おジャ魔女カーニバル!!」のメロディは全開ポップでアップテンポ。この曲にノれない人がいるのかと疑いたくなるほどノリノリな楽曲になっています。
聴いたことがないという人は一回聴きましょう。
きっとノリノリになって、何度も聴きたくなっちゃいますよ。
「Gamble Rumble」
「Gamble Rumble」は劇場アニメ『頭文字D Third Stage』のOPテーマとして発表された楽曲です。歌っているのは「頭文字D」シリーズで数々の楽曲を歌っているユニット・m.o.v.eです。
今回、「Gamble Rumble」は「2000年~2009年」の映画主題歌賞としてノミネートされました。
この楽曲、というか『頭文字D Third Stage』にはちょっと思い入れがあるんですよ。というのも、実はこの映画、筆者が生まれてはじめて観に行った映画なんですよ。両親に連れられて映画館に行った当時の筆者はまだ5歳ですね。完全に幼稚園児です(笑)
両親の影響がかなりあるとは思いますが、当時から「頭文字D」シリーズが好きだった筆者は、ユーロビートが大好きなんですよね。今回紹介する「Gamble Rumble」に限らず、「頭文字D」シリーズにはユーロビート楽曲が登場しますが、もれなく大好きですよ。
さて、今回ノミネートされた「Gamble Rumble」ですが、先にも述べている通りでユーロビート調の楽曲になっています。常時アップテンポなサウンドと高速ラップが最高ですね。
作品が作品なのでアレですが、ドライブミュージックにピッタリな楽曲だと思います。なぜかはわかりませんが、ついスピードが出すぎてしまうのでそこは気を付けなければですけどね(笑)
ドライブするかどうかはともかく、聴いているだけで体が揺れちゃうような楽曲ですよ!
「カレンダーガール」
「カレンダーガール」はTVアニメ『アイカツ!』のEDテーマとして発表された楽曲です。歌っているのは本作のために結成されたユニット・わか・ふうり・すなお from STAR☆ANISです。
今回、「カレンダーガール」は「2010年~2019年」の特別賞としてノミネートされました。
この楽曲は以前にも別の記事で紹介していますね。
[kanren postid=”112972″]「カレンダーガール」のどこがどうイイのかは別の記事ですでに書いた通りです。
いや、ホントにこの曲はとんでもないですよね。
いくら聴いても女子小学生向け作品の楽曲だとは思えないんですよ。聴けば聴くほどこの曲の良さを感じます。
田中秀和サウンドのヤバさというかなんというか、そういったエモさが凝縮された一曲だと思いますね。そりゃあ、後世に残したいアニソンとしてノミネートされますよ。仮にノミネートされていなかったとしても、語り継がれていたとは思いますけどね(笑)
聴いたことないという方は、まあ一度聴いてみてくださいよ。
きっとドハマりしますから。
「君じゃなきゃダメみたい」
「君じゃなきゃダメみたい」はTVアニメ『月刊少女野崎くん』のOPテーマとして発表された楽曲です。歌っているのは「ようこそジャパリパークへ」で一躍脚光を浴び、アニソン界にその名を轟かせたアーティスト・オーイシマサヨシ(大石昌良)さんです。
今回、「君じゃなきゃダメみたい」は「2010年~2019年」の作曲賞としてノミネートされました。
この曲、最初に聴いたときは衝撃的でしたね。
「なんだこの曲。めちゃめちゃカッコいいじゃん!」となったのを今でも思い出しますよ。
イントロのスラップギターがホントにカッコいいです。いや、それ以外の部分のギターもすごいことになっていますけどね。この「君じゃなきゃダメみたい」のギターはヤバいですよ。
メロディもアクセントがあってイイですよね。止めるところは止めるはっきりした感じが聴いていてシビれます。もうめちゃくちゃ好きです。ブラスの音もたまらんですよ。
そして、オーイシおにいさんの歌です。この人の歌ホントにすごいですよね。ちょっとクセのある歌い方ですけど、そのクセがたまらなく好きですね。エモエモのエモとはこのことですよ!
あと、『月刊少女野崎くん』はアニメも面白かったですよね。「君じゃなきゃダメみたい」はアニメの出来も相まって、とても印象深い楽曲になっています。
「Q&A リサイタル!」
「Q&A リサイタル!」はTVアニメ『となりの怪物くん』のOPテーマとして発表された楽曲です。歌っているのは本作のキャストでもある声優・戸松遥さんです。
今回、「Q&A リサイタル!」は「2010年~2019年」の声優ソング賞としてノミネートされました。
この曲はとにかくキャッチーですね。とても聴きやすく、耳なじみのイイ曲だと思います。
メロディもポップ調でノリの良い感じですね。作曲を担当しているのが、UNISON SQUARE GARDENのベーシストとしておなじみの田淵智也さんなのですが、流石としか言いようがないですね。
また、作曲も作詞同様に田淵さんが担当されています。「Q&A リサイタル!」は詞もイイんですよ。言葉選びがすごく好みなんですよね。戸松さんの元気な歌声がこの歌詞にピッタリなんですよ。
というか、そもそも筆者自身、UNISON SQUARE GARDENと田淵さんの曲が好きですからね。この「Q&A リサイタル!」を好きにならない方がおかしいんですよ(笑)
TVアニメ『血海戦線』のEDテーマとして発表された「シュガーソングとビターステップ」が好きなら、「Q&A リサイタル!」も聴きましょう。
「Snow halation」
「Snow halation」はメディアミックス作品「ラブライブ!」シリーズから発表された楽曲です。TVアニメ『ラブライブ!』の第2期第9話の挿入歌にもなっていましたね。歌っているのは本プロジェクトから発足したユニット・μ’sです。
今回、「Snow halation」は「2010年~2019年」の特別賞としてノミネートされました。
「Snow halation」ね…
この曲はノミネートされますよ!
だって、文句なしの「神曲」じゃあないですか。畑亜貴さんによる作詞と美しい旋律。μ’sの2ndシングルとして2010年12月に発表されたこの曲は、発表から8年以上経った今でもまったく色褪せていません。
個人的に「Snow halation」は、「ラブライブ!」シリーズにハマったきっかけの曲であり、μ’sの曲のなかで一番好きな楽曲です。いわば、「ラブライブ!」シリーズ、μ’sを好きになった原点とも言える楽曲ですね。
もう、穂乃果が歌う大サビがね。あそこがホントにイイんですよ。めちゃめちゃ盛り上がるんです。
サイリウムの色がオレンジ色に変わるあの光景…
思い出すだけで泣いてしまいます。
…とまあ、筆者個人の「思い出補正」に左右されている感がありますが、それを抜きにしても「Snow halation」は「神曲」ですからね!
「Tank!」
「Tank!」はTVアニメ『カウボーイビバップ』のOPテーマとして発表された楽曲です。この曲には歌詞がないため歌っている人らしい人はいません。歌詞がないという点において珍しいアニソンとなっています。
今回、「Tank!」は「1989年~1999年」の作曲賞としてノミネートされました。
「Tank!」は言わずと知れた名曲ですよね。特別アニソンが好きではない人でも一度は聴いたことがある楽曲ではないでしょうか?
ブラス、ベースに彩られたジャジーなサウンド。これがまあオシャレでカッコいいんですよ。ハイトーンなブラスの音色がエモーショナルで、聴いているものの心を揺さぶってくるんですよね。
なんといいますか、「Tank!」はイイ意味でアニソンっぽくないですよね。この曲は完全にジャズですよ。
この「Tank!」という楽曲をアニソンとしているところにアニソンの懐深さを感じますよね。だって、なんの知識もなく聴いたら、どう聴いてもアニソンとは思えないですから。
「Tank!」は発表から20年ほど経っている楽曲ですが、今でも定期的に聴きたくなる。そんな魅力をもった楽曲だと筆者は思います。
「DISCOTHEQUE」
「DISCOTHEQUE」はTVアニメ『ロザリオとバンパイア CAPU2』のOPテーマとして発表された楽曲です。歌っているのは声優界随一の歌唱力をもっている水樹奈々さんです。
今回、「DISCOTHEQUE」は「2000年~2009年」のアーティストソング賞としてノミネートされました。
筆者自身、この曲は以前より知っていました。そしてもちろん、以前から大好きな楽曲です。
それがこのたび、「平成アニソン大賞」にノミネートされたと知ったときは嬉しかったですね。やっぱりこの曲はイイ曲だったんですね!
まず、ブラスが効いたメロディですよ。ほどよくジャジーなサウンドが最高すぎます。
とっくにバレているかもですが、筆者はブラスやベースが彩るジャズっぽい曲が大好きなんです。この「DISCOTHEQUE」はそういった点において、筆者の好みにドストライクな楽曲です。
あとは歌詞ですね。ジャズっぽいメロディと相まって色っぽさを醸し出しているように思います。こういう色っぽい曲も好きなんですよね~!
そして、水樹奈々さん。歌唱力が高すぎるんですよ!
別にわかっていたことですが、ホントに歌がすごいですね。声量はもちろん、表現力やライブパフォーマンスもすばらしいと思います!
再度述べますが、この曲がノミネートされていることを知ったときは本当に嬉しかったです。
「プラチナ」
「プラチナ」はTVアニメ『カードキャプターさくら』のOPテーマとして発表された楽曲です。歌っているのは声優兼アーティストとして活動されている坂本真綾さんです。
今回、「プラチナ」は「1989年~1999年」の声優ソング賞としてノミネートされました。
「プラチナ」はすばらしいです。筆者自身は『カードキャプターさくら』の世代ではありませんが、この曲のことはしっかりと存じています。
というか、この曲好きですね。
真綾さんの歌声が美しく響いているのがイイのはもちろんですが、楽曲全体を包む透明感がめちゃくちゃ好きなんですよ。あのクリアな感じといいますか、どこまでも澄んだ美しさみたいなものがたまらなくイイと思うんです。
聴いているだけで浄化されてゆきそうな気がしますね(笑)
ベースやストリングスの音もイイですよね。あの優しいメロディに癒されます。ヒーリング効果でもあるんでしょうか?
これだけの名曲だからでしょうか。「プラチナ」はさまざまな人にカバーされています。筆者もいくつか聴いたことがありますが、どれも良かったですよ。
これからもアニソンは続いてゆく
さて、いかがでしたか?
今回発表された「平成アニソン大賞」。ここにノミネートされたアニソンたちはどれも名曲ぞろいです。特にこの記事で紹介した10曲は、筆者個人的には最高のアニソンばかりです。
ここで紹介しなかった楽曲もそれはもうすばらしい曲ばかりです。
ですが、アニソンはここで紹介したものや「平成アニソン大賞」にノミネートされたものだけではありません。
この世にはもっともっとたくさんのアニソンがあります。
それこそ、「平成アニソン大賞」にはノミネートされておらずとも、名曲と呼ばれて然るべきアニソンは非常に多くあります。筆者もそんな楽曲に覚えがありますが、ここで挙げてゆくとキリがありません。
もうすぐ平成という時代は終わります。平成は過去となって語り継がれることになるでしょう。
ですが、アニソンはこれからも続きます。
平成の次の時代。アニソンは私たちにどのような光景をみせてくれるのでしょうか?
筆者は一人のアニソン好きとして、その光景をみたいと思っています。
この記事を読んでくれたアニソン好きのみなさんもそうではないですか?
まあ、つまるところ「これまでのアニソンを大切にしながら、これからもアニソンを楽しんでゆきましょう!」というところですかね。