TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』1期の感想をまとめてみた

TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第1話「暴風竜ヴェルドラ」【感想コラム】

『 転生したらスライムだった件 』は、1期の放送中に2期の製作が決定、2020年に放送予定だと発表されました。放送終了後に続編の製作が決まるというのはよく見られますが、放送中となると珍しい気がします。

皆が楽しく快適に過ごせる国を作りたい

この物語の主人公は、ロールプレイングゲームでおなじみのモンスター“スライム”です。ゲームに興味のない人であっても、ドラゴンクエストシリーズに登場するスライムであれば見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんなスライムとして異世界に転生してしまったのが、大手ゼネコンに勤務する37歳の男性・三上悟。会社の後輩から結婚の相談を受け、婚約者を紹介された直後に後輩をかばって通り魔に刺されて死んでしまった彼は、朦朧とする意識の中で考え事をしているうちに魂だけが世界を渡り、前世の記憶とユニークスキルと呼ばれる特殊な能力を備えたスライムに生まれ変わりました。

TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第1話「暴風竜ヴェルドラ」【感想コラム】

画像引用元:©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

目が見えないまま、生まれた場所周辺をうろついているうちにユニークスキルの一つ“大賢者”が定着し、疑問に思ったことや知りたいと思って聞いたことに完璧な返答をしてくれるようになります。ふとしたことから300年も洞窟内に封印されていた暴風竜ヴェルドラと知り合い、話をしているうちに友人となった彼らは、お互いに名前を贈りあうことで同格ということを魂に刻むことにしました。

スライムは共通の苗字として“テンペスト”を考え、ヴェルドラはスライムに“リムル”という名前を授けます。そして、ヴェルドラが封印されている“無限牢獄”を破るために、“捕食者”という能力でリムルはヴェルドラをお腹の中に収納し、大賢者の能力で解析をすることになりました。

異世界で最初の友を得たリムルは、この後もゴブリン達や牙狼族、ドワーフの職人たち、オークの軍勢に里を滅ぼされたオーガたちといった生まれも種族も様々な仲間を増やしながら、“種族を問わず、笑顔で平和に暮らせる場所”を目指した新しい国を作っていきます。

シズさんとの出会いと別れがもたらしたもの

TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第5話「英雄王ガゼル・ドワルゴ」【感想コラム】

画像引用元:©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

リムルは異世界に来たことで、“運命の人”と出会うことになりました。井沢静江というその女性は、東京大空襲のさなかに召喚され、召喚主である魔王レオン・クロムウェルの手で上位精霊イフリートと融合した状態でずっと生きてきたのです。

暴走したイフリートを捕食することでシズさんから切り離し、作りかけの町に被害が出るのを食い止めたリムルですが、それによってシズさんは寿命が尽きるまで僅かになってしまいました。彼女はこの世界のことを「嫌い、でも憎めない」、まるでレオンのようだと言い、死んでこの世界に取り込まれたくない、どうか食べて欲しいと願います。彼女の想いを受け止めたリムルはそれに応え、シズさんが幸せな夢の中で眠れるように祈りを捧げました……

シズさんを捕食したことにより、人間の姿に変化できるようになったリムル。スライムなので残念ながら性別はないのですが、彼女に似た女性的な外見です。

シズさんの能力や思いを受け継ぎ、リムルはこの世界でやるべきことを手に入れました。魔王レオンにシズさんの思いを伝えること、そして彼女の教え子たちを運命から救うこと。召喚されたのが子供だった場合、内包されたエネルギーの大きさに未熟な身体が耐えられず、最長5年しか生きられないというのです。

リムルは同じ条件のシズさんが生き延びたことをふまえ、上位精霊を宿らせることでエネルギーをコントロール出来るのではないか?と仮説を立てました。1期の終盤は、教え子たちを救うために行動するリムルが描かれています。

1期で最も印象的だったこと

この作品のエンディングテーマの歌詞に、リムルの目指すものが描かれていると思えてなりません。「許しあうことの答えになる僕らは、負けちゃいけない」一度は敵対した相手であっても、そこにやむを得ない事情があるのであれば受け入れ、誰にとっても最善の策を探す。中盤で描かれたオークロードをめぐる戦いの後、リムルと仲間たちが取った姿勢はまさにこの通りではないでしょうか。

TVアニメ『 転生したらスライムだった件 』第3話「ゴブリン村での戦い」【感想コラム】

画像引用元:©川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会

大飢饉によって存亡の危機に瀕したオークたち。民を飢えから救う願いのため、ゲルミュッドの野望に心身を捧げたオークロード・ゲルド。彼が“飢餓者”の力を得なければ、オークという種族は死に絶えていた可能性もあります。全ての罪を独りで背負ったゲルドは、リムルがその罪ごと喰ったことで解放され、心満たされて死んでいきました。

見た目は可愛らしくても、内面は成熟した大人であるリムルの器の大きさが、戦いに傷ついた者たちを受け止めて癒しているのだと思います。そんな彼を信頼し、心を寄せる仲間たち。彼らは皆で、共に見たい景色を見るために、これからも前へ前へと進んでいく。その道のりを、温かく見守っていこうではありませんか。

タイトル 転生したらスライムだった件
原作 伏瀬(原作者)、みっつばー(小説挿絵)、川上泰樹(漫画版)
監督 菊地康仁
副監督 中山敦史
シリーズ構成 筆安一幸
出演 リムル=テンペスト・岡咲美保
大賢者・豊口めぐみ
ヴェルドラ=テンペスト・前野智昭
その他の情報 http://www.ten-sura.com/

 

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