「 ドカベン 」は、1976年10月6日から1979年12月26日にフジテレビ系列で放送された野球アニメ。
山田、里中、岩鬼、殿馬の明訓四天王が2年夏までの様子を描いています。
土佐丸高校とは
高知県の私立校。ドカベンの主人校明訓高校のライバル校として度々登場します。
強豪校とは言われていますが、意外に機動力野球を得意とし僅差の試合を勝ちあがっていくチームカラーです。
多くのラフプレーを駆使する様子は、犬飼3兄弟の末弟知三郎からも「程度の低い野球学校」と非難されています。
明訓四天王が一年夏はベスト4、翌年センバツは決勝で対戦するも敗退。二年夏は対戦する事なく弁慶高校に敗れています。
犬飼 小次郎
投手で主将で後に監督。高知県代表なのに「鳴門の牙」と呼ばれる男。快速球で名を馳せるがキャッチボール投法というゆるい球で翻弄しながら勝ち上がっていく。しかし土壇場で投げた本気の速球を山田にライトスタンドへ運ばれて敗退。
ドラフトで明訓土井垣主将より先に指名されなかったことを不服としていたところ、プロ拒否して明訓監督になった土井垣を追って自身も土佐丸高校の監督になった。
急遽マウンドに上がった岩鬼がデッドボールで次々と押し出し得点を与えるのを見て、「やつは俺たち以上の殺人野球なのか!」と驚きを隠さなかった。
犬飼 武蔵
準決勝をスタンドで観戦していたかと思えば、フェンスを乗り越えてグランドへ降りたち、そのまま試合に参加した。
バットの先で打ち取ったと思えた打球もホームランにしてしまうほどの怪力打者。
甲子園入りした山田に「また試合で会えるな」と電話連絡。意外とマメな男である。
犬神 了
投手。フォークを決め球とし、キヒヒヒ~と奇声を上げながら投げ込んでくる。アンダーシャツに仕掛けして腕が伸びるように見せかけたり、背面投げでタイミングを外そうとしたりとトリックプレーを駆使する。
快足の持ち主で帰塁するときはバク転宙返りである。
やっぱり土佐丸高校は憎めない
何でもないところで相手にプレッシャーをかけたり、際どいプレーで相手を負傷させたりしていますが、それだけ勝つためにギリギリのところで必死にプレーしているからではないでしょうか?
宿舎を後にするとき元気よく挨拶をしたり、ライバルの明訓にエールを送ったりと時折高校生らしさも垣間見せてくれます。
ここまで色々やってくる土佐丸高校を応援したくなりませんか?
文章:kyouei-百百太郎