今回は、「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(通称: こち亀 )より下町の良さを教えてくれる楽曲たちを紹介します!
この作品の舞台となった場所は、東京都葛飾区亀有地区、両津の実家がある東京都台東区浅草を中心とした下町、東京23区東部とされています。
下町って、人付き合いが良くて、みんなご近所さんみたいな雰囲気だから、初めて行ってもすぐ打ち解けられそうですね。
トランペットが印象的な「葛飾ラブソディ―」
歌っているのは、シンガーソングライターの堂島幸平。
サビの「どこかに」や「明日も」の語尾が半音上がっていたり、「葛飾水元と流れる雲」のように韻を踏んでいるような歌詞が言葉遊びみたいな感じがしてオシャレです。
イントロのトランペットとふんわりとした優しい歌い方も聴いていて落ち着く曲だから、学校や会社帰りにぴったりだと思います。
「無くして気がついた 馬鹿な俺だから」って歌詞もちょっとセンチメンタルな感じでいいな。
甘い高めの声だから誰が歌っているか知らなかったら女性だと勘違いしちゃいそう。笑
亀有に行きたくなる!「おいでよ亀有」
歌っているのは、両津勘吉とこち亀うぃ〜ん合唱団で、作詞作曲も両津勘吉役のラサール石井さんが担当している。
セリフのところで東京タワー、雷門といった亀有の名所が出てくるので、聴いていると実際に言った気分を味わえそうです。
セリフの最後の部長と両さんの「ばっかもーん!」「部長~!」のやりとりは、この作品ではお決まりなので、曲にまで入っているんだと驚きました。
アップテンポだから聴いていると前向きな気持ちになれそうですね!
サラリーマンも大変なのです「ナイスな心意気」
歌っているのは嵐。
「今がすべてじゃないから あんまりムキになんなよ」「ウソもつくし インチキしても 誰かを助けてる たまに」といった歌詞から、普段ははっちゃけているような人でも真面目な姿をきちんと見てくれている人もいるんだという前向きなメッセージが込められているように感じました。
頑張りすぎも良くないけど、力の抜きすぎもよくないから、ほどほどに何事も頑張れっていう“ゆるい感じ”がジャニーズっぽくなくて面白いと感じた曲です。
こち亀は堅苦しさがなくて、どの世代も楽しめる!
この3曲について感じたのは、メッセージ性のある歌詞なのに曲調はとってもポップなので、真面目で大切なこともすんなり耳に入ってくる気がしました。
ラサール石井さんが歌う側も、曲を作る側も担当していたというのは知らなくて驚きましたが…。
これから成長いていく子供たちや、この作品を知らない親世代にも、楽曲を聴いてもらえたら嬉しいなぁ。
文章:あそしえいつ T.A