特殊能力があれば便利ですよね。ですが、シャーロットに登場する能力には制約がつきまといます。能力が凄いものであれば、その制約も大きいものになっていきます。
シャーロットとは
シャーロット彗星が振りまく謎の物質によって、少年少女たちに思春期の間だけ特殊能力が備わる。その能力を狙った政府機関やテロ組織の謀略に巻き込まれていく。
前半はコメディ展開、終盤はシリアス展開へとガラッと変化するのも見所の作品である。
相手の能力を奪い取れ!:略奪
主人公、乙坂 有宇(おとさか ゆう)の能力。相手の体に5秒間乗り移って、その能力を奪い自分のものにする。制約は脳に負担がかかるため頭が悪くなること。
乙坂がまともに勉強せず、カンニングばかりしていたのは、制約によって勉強ができなくなっているからだと思われます。
万馬券は俺に任せろ!:タイムリープ
有宇の兄、乙坂 隼翼(おとさか しゅんすけ)の能力。時間を遡ることが出来ます。この能力を使って莫大な財産を気付きあげることに成功しました。
制約は使うたびに視力が落ちること。兄は結果的に盲目となりました。
生活に支障をきたすのは勘弁ですね。
どこでも参上!ただし直線上のみ!!:瞬間移動(超高速移動)
生徒会役員、高城 丈士朗(たかじょう じょうじろう)の能力。制約は真っ直ぐしか進めないこと。障害物を避けられずに、もろに衝突してしまうために体を鍛える、防御服を着込むなどの対策が必要。
高城はいつも頭から血を流しています。
なぜいつも頭を守らないのだろう?ドMだから?謎です。
わたし、見えちゃってる?:不可視

生徒会長、友利 奈緒(ともり なお)の能力。制約は対象が一人のみに有効で、他の人には丸見えなこと。
この能力で能力者狩りをしていると、他の人から反感を買う結果になります。
命と引き換えのハイリスク能力:発火
アイドルで生徒会役員、西森 柚咲(にしもり ゆさ)の姉で憑依霊の黒羽 美砂(くろばね みさ)の能力。制約は妹柚咲の口寄せ能力が発動してるということのほかに、死んでることが条件と思われます。
オバケに憑きまとわれたくないし、死ぬのも嫌ですねえ。
壊れるのですー。私の恐怖と一緒に!:崩壊

有宇の妹、乙坂 歩未(おとさか あゆみ)の能力。制約は怖い思いをした時など感情によって発動してしまうこと。
怖い夢見たときにうっかり発動させてしまって、気付いたら死んでました・・・なんて展開はゴメンですね。
その他の特殊能力
相手を眠らせられるが自分も眠くなる。壁をすり抜けられるがひどく疲れる。記憶を探れるがやたら時間がかかる。相手の心を読めるが自分の心も読まれる。などポンコツ能力がたくさん登場します。
筆者が選ぶとしたら、最も当たり障りの無いところで友利の不可視ですかねえ。
なにより無事でありたいです。
文章:kyouei-百百太郎