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TVアニメ『 グランベルム 』第3話「満月に鐘は鳴る」
学校でアンナと鉢合わせになった満月は、アンナから自分の家をめちゃくちゃにしたのは新月だと教えられる。
次の日の昼休み、新月とお弁当を食べる満月は“グランベルム”に参加することを告げる。満月に手伝いを申し出た新月だったが、そこへアンナたちを乗せた車が通りかかるのだった…。
マリアと新月の関係性は…?
「その子は悪魔よ!私の家を乗っ取ろうとしたと!」
突如現れ、そう告げるマリア。家を乗っ取るとは…一体なんのことだろうか。
「何度でも言います。あなたは勝てない…私には勝てません」
新月はそれでも、それは誤解でありマリアは私には絶対勝てないとそれを退ける。
「世界から魔力が失われて以降、魔術師の家系はその血が途切れないよう他の強力な魔術師家系と結ばせることで互いの家系の延命を図ってきました」
魔術師の家系の繁栄のために産まれた苦肉の策のようなものでしょうか。その中の過程で乗っ取りのような形もあるという…それは誤解の含め。
マリアの回想では、小さなころ新月のお姉さんのような立場でマリアが優しく魔術を教える描写が登場しましたが、子供の頃はそれなりに仲がよかったのでしょう。一体なにが原因で関係は崩壊してしまったのでしょうか。

そして新月は、まだ満月がグランベルムに本当に参戦するかどうかを聞くも、満月はここで辞めてしまっては後悔すると、参戦を表明。
グランベルムに挑むのであればいろいろと準備しなければと外を歩いていたところにマリアの母親が近づいてくる。
「やっと見つけた」と、マリアが新月を嫌うような態度とは真逆で歓迎するような素振りを見せています。
しかし、マリアだけが鬼の形相を浮かべ新月に殴りかかるほどの怒りを示すあたり…関係は複雑で、マリアは新月の魔術師としての才に嫉妬しているような感じにも見えます。
それぞれがグランベルムを戦う理由
次回のグランベルム参戦のために、満月の記憶の中からホワイトリリーを操っていた時の記憶を辿り練習を行うことに。
「強いイメージ力を持てば、機体が操作方法を教えてくれます」
そして、いよいよ次の満月の時間が<グランベルム>の時間がやってくる。グランベルムに参戦する魔術師たちは満月の日特有で、独特の雰囲気を感じ取り始めていた。
グランベルムの舞台となるマギアコナトスの幻想空間は、その空間に満ちた魔力と記憶が反応し形作られる。それ故に依然の場所とは違うものになるという。
「おそらく、これも誰かの心や記憶にある風景なのでしょう」と語る新月。そこは岩肌がむき出しになった荒野のような荒れ果てた地。一体だれの記憶や心なのだろうか。
戦いが始まる前に満月が尋ねる。
「新月ちゃんはなんで戦っているのかなって、魔術師になりたがっているように見えないから他にあるのかなって」
百合特有の相手の心を読む力…もといとにかく相手を思いやる満月だからこそ、なにかを察したのでしょう…。
「終わりにしたい」そう答える新月。こんな力さえなければ魔術師同士で争うことも、憎しみ合うこともないからと…。
グランベルムの戦いに勝ち、今度こそ本当に魔力や魔術師をこの世から消すという、壮大で悲しいことを語ります。
「よかった、新月ちゃんで」
グランベルムが始まると真っ先にマリアが新月と満月を襲いにかかる。
マリアのグランベルムを戦う一番の動機は新月に勝ち、魔術師として自分が優れいていることを示すため…という感じでしょうか。
そして、相変わらずロボバトルがかっけーんすわ!!!!!!スピード感と派手さがあってみていて本当に面白い
一方の寧々。寧々のアルマノクス・ジーグァンロンの性能では、この先のグランベルムは勝てないと言われますが…寧々の妹たちにはとある秘策があるようですが…。
さらにまだまだ謎の存在である久音は…呪いのかかった姉を救うためにアルマノクス・雪月梅花を生み出します。
雪月梅花はその圧倒的な魔力量でマリアと新月の戦いに割って入ります。
さらに寧々のジーグァンロもなにやら魔力を集中させ…不穏な動きを見せ始め…グランベルムはさらに波乱に満ちた展開になりそうである。
思いの力が具現化したグランベルムの戦いについて

今回は1話ぶりのロボットバトルもあり、キャラクターたちの戦う理由が徐々に明確になり始めてなんとなく全容が見えてきた回でした。
1話からしきりに言われている「イメージ、思いの力」それがグランベルムにおける力の根源になるんだということ。
水晶はともかく、それぞれが誰かを救いたい…、誰かを見返したいと感情が強く働く明確なイメージ力がありますが、新月はどうなんでしょうか…?
満月のグランベルムへの参戦理由は「誰からも認められていない、自分に自信を持たせること」なわけですが、他のキャラクターと比べると参戦理由も思いの力も弱いように感じますよね…
それであの強さなわけですから、満月だけの特有のなにか魔術力的なものがあるのでしょうか…?どうなんでしょう?
なにはともあれグランベルムはさらに複雑な戦いの様相を呈していますから、今後の展開が楽しみです。
グランベルム の各話を振り返りチェック!
- TVアニメ『グランベルム -プリンセプスのふたり- 』第1話「世界で唯一の魔術師」
- TVアニメ『グランベルム』第2話「私がここにいるために」
- TVアニメ『グランベルム』第3話「満月に鐘は鳴る」
- TVアニメ『グランベルム』第4話「風水師リンフェンフェン」
- TVアニメ『グランベルム』第5話「小さな少女の小さな願い」
- TVアニメ『グランベルム』第6話「魔石」
- TVアニメ『グランベルム』第7話「ミス・ルサンチマン」
- TVアニメ『グランベルム』第8話「魔術師になるということ」
- TVアニメ『グランベルム』第9話「ノクターン、染め上げて」
- TVアニメ『グランベルム』第10話「もの思う人形」
- TVアニメ『グランベルム』第11話「たとえさよならが届かなくても」
- TVアニメ『グランベルム』第12話「マギアコナトス」
- TVアニメ『グランベルム』最終話「世界で唯一のふたりのために」
- 良作画のド派手ロボットバトルと声優の演技に魅了『グランベルム』<総括>