ブラッククローバー 第94話「新しい未来」【感想コラム】

ブラッククローバー 第94話「新しい未来」【感想コラム】

前回のブラクロ。
圧倒的な力を持つ魔法帝ユリウスだが、国民を救うためリヒトの剣を受け倒れてしまう。

倒れたユリウス

リヒト「ごきげんよう、ヤミ・スケヒロ」

ブラッククローバー 第94話「新しい未来」【感想コラム】
画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

人間を憎み、エルフとしてユリウスを刺したリヒト。
けれど、ユリウスを慕い尊敬しているヴァンジャンス団長の体でもあるため、リヒトは片目から涙を流していました。

ヴァンジャンス団長にとっても、辛い選択です。
かといって、こうなる可能性もわかっていてリヒトに体を預けたヴァンジャンス団長には、やはり罪があります。

ヤミ団長のライバルであり、信頼し合っていたヴァンジャンス団長。
彼の目を通し、リヒトはヤミ団長のこともよく知っています。

ヤミ団長は、離れたところで一部始終を目撃し動揺しているマルクスに対し、治療できる魔法騎士を呼ぶように怒鳴ります。

そして、ブチ切れたヤミ団長は刀を振り下ろしますが、

リヒト「我々とおまえたちがわかり合うことは二度とない」

現れたヴァルトスの空間魔法で、その場を離脱
ヤミ団長はリヒトを仕留めることができませんでした。

次の世代

瀕死のユリウスは、空間を斬ったヤミ団長の魔法をみて、

「さっきの魔法、すごいね」「本当に……すごい魔法騎士になったね」

ずっとヤミ団長の成長を見てきたユリウスは、言いました。

ヤミ「だから、もう28だって言ってんだろ。いつまでもガキじゃねえんだ」

ユリウス「頼もしいね。次の世代がしっかりと育ち……さらに次の世代が芽吹いている

生まれも身分も関係なく、だれもが平等な世界を願い、魔法帝となったユリウス
ユリウスが認めたヤミ団長や、そのヤミ団長が認めたアスタたち。

ユリウスの想いは、ヤミ団長やアスタたちに受け継がれ、クローバー王国は少しずつ変わり始めています。

分かり合いたいアスタ

一方、ライア。
アネゴレオンの猛攻になすすべもないように見えましたが、すべてを巻き添えに自爆しようとします。

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画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

けれど、それはヴェットやファナと続いて3回目。
自爆を察知したアスタは、アンチ魔法の剣でライアを攻撃し、自爆をキャンセルさせました。

アスタ「命を粗末にすんじゃねえーーー」

ライアは人間を憎み、奪われたと口にして復讐をしようとします。
理由がわからないからこそ、アスタはライアたちを理解しようと思い、対話を望みます。

ヴェットを死なせてしまったこと。
ファナを止められなかったこと。

あれから考えるのが苦手なアスタなりに考え、出した結論です。

アネゴレオンは、弟を目覚めぬ体にさせたテロ集団「白夜の魔眼」に対し、わかり合う気のない奴らなので殺してでも止めると言います。

けれど、アスタはライアたちも自分たちも同じだと考えていました。

大切なものを傷つけられ、怒っている。

だから、みんな同じ。
だからこそ、話し合うべきなのだとアスタは言うのです。

ユリウスとアスタの願う世界

そして、それはユリウスの想いでもありました。

ユリウス「差別や憎しみのない国を、君たちと作る」

アスタ「ここにいるみんなが笑い合って生きる。オレが作りたいのはそんな国です

ユリウスの、アスタの作りたい国は、そんな世界です。

もう止められない

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画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

ライアは、アスタが本心で言っていることを理解し、昔同じことを言っていたやつがいた――と、ある人間のことを思い出します。

もし人間みんながアスタのようなやつだったら、違う結末だったかもしれない。

ライアはアスタを認め、リヒトもヴァンジャンスを認めていた。
本当は分かり合える人間もいるということを知っているけれど。

彼らの憎しみは深く、そして、もう引き返せないところまできていました。

ユリウスを看取るヤミ

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画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

ユリウス「ヤミ、君とも話したいことはたくさんある」

ヤミ「ふざけんなよ! なに勝手に逝こうとしてんだ!」

ユリウスに認められ、様々なことを教わったヤミ団長。
そんなヤミ団長に、自分の願う世界、守りたい国と人々のことを託します。

ユリウス「ヤミ、あとは任せたよ」

ヤミ団長は言いたいこと全部を飲み込み、ユリウスの死を覚悟し、最後は敬礼しました。

ヤミ「ああ

そんなヤミ団長の姿に安心したのか、ユリウスは最後に言います。

「いろんな魔法が見れて、いろんな人間に出会えて、楽しかったなあ」

そして動かなくなるユリウス。

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画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

ヤミ「ダンナ……この国は、オレたちが護ってやるよ」

謎の男とリヒトの本心

一方、ユノやミモザちゃんたちは、「白夜の魔眼」アジト中央にたどり着きました。
そこで眠っていたのは、”リヒト”によく似た膨大な魔力を持つ男

そのころ、リヒトは手に入れた魔石を石板に入れていました。

リヒトについてきたラデス、ヴァルトス、サリーたちは、リヒトに居場所を与えられた存在です。
彼らもまた不遇な扱いを受けてきた人間たちでした。

けれど、これでようやく力が手に入る。
その力をリヒトのために使うと宣言するヴァルトス。

彼らに対し、リヒトはお礼を言います。
けれど、次の瞬間。

リヒト「君たちは欲深く自分勝手で、平然と他人を傷つけるのに自分の痛みには何よりも敏感で」

胎動が急変し、人間が愚かで醜い存在であることを語ります。

ヴァルトス「……リヒト様……?」

困惑するヴァルトスたちに対し、リヒトは言い捨てました。

「お前たちとはここでお別れだ。復活の礎となれ」

ユノの異変

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画像引用元:© 田畠裕基/集英社・テレビ東京・ブラッククローバー製作委員会

光に包まれる周辺。

王国のどこにいても見えるほどの光に、国民たちはざわつき――。
ライアの髪色が変わり――。

アジトの中央では、謎の人物が目覚め始めます。
その圧倒的な魔力に、彼が人間ではないことを察するミモザちゃん。

ユノに声をかけますが、しかし、ユノもまたエルフのような姿へと変貌していました。


「白夜の魔眼」のメンバーは、利用されていただけ。
ついに”エルフ”として動き始めた”リヒト”たち。

そして、亡くなってしまったユリウスの復活はあるのか。
ユリウスの意思を継ぐアスタたちや、変貌したユノはどうなるのか。

さらに加速する展開に注目です。

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