前回のブラクロ
みんなが平和に暮らせる王国を作りたいアスタ。ライアは人間みんながアスタみたいだったら、と思いつつも復讐は止められず。
リヒトを名乗っていたパトリは、ついに転生魔法を発動させ、かつて人間たちに殺されたエルフたちの魂を復活させようとする。
というわけで、今回から本格的にエルフ編です。
転生魔法
パトリの転生魔法により、生贄となり倒れていく「白夜の魔眼」メンバーたち。
すると、ゴーシュやマリーなどクローバー王国中で一部の人間が光りはじめます。
ラック「なに、この光?」
ラックやリルまでも光り、その光景を意味深に見つめる鳥のネロ。
ライア「人間の時間は終わりだ」
エルフになってしまったクラウス
ユノとクラウスさんもまた、光を発しエルフ化してしまいます。
クラウス「我々に語り掛けるな。貴様は我々の仲間ではない」
ユノ「消えろ」
エルフの憎む王族であるミモザちゃんは、転生魔法の影響を受けません。
けれど、仲間であるはずのクラウスさんとユノから敵意を向けられてしまいます。
こうしてはじまってしまう、パトリの復讐。
ヤミ団長のもとにも、魔法帝を治療するはずだった側近のマルクスと、回復魔導士のオーヴェンが現れます。
彼らもまたエルフの魂に体を乗っ取られています。
ヤミ団長VSマルクス&オーヴェン
魔石を集めれば真の姿に生まれ変わる――パトリの言葉は、エルフたちの復活を意味していました。
身体を乗っ取られたマルクスたちは、ユリウスの亡骸に対し死んで当然の罪人だと言います。
ヤミ「んなふざけたこと、その2人の口から言わせんじゃねーよ」
本来のマルクスとオーヴェンはユリウスを慕っていました。
しかし、今の彼らは体を乗っ取られ、記憶も人格も別の存在のもの。
魔法こそ同じですが、エルフの力により魔力が大幅にパワーアップし、もはや上位互換の魔法状態。
襲い掛かる二人に対し、ヤミ団長は「闇魔法黒穴」で魔法を吸い込み、峰うちで気絶させます。
エルフ化を戻す方法がわからない以上、気絶させるのが得策。
瞬時に判断し、実行したヤミ団長はさすがです。
けれど、戦闘タイプではないマルクスたちですら大幅に強くなったことで、危機感を覚えることに。
と、そこに。
「碧の野薔薇」団長シャーロットが登場。シャーロットもまた、エルフの魂に体を乗っ取られていました。
VSシャーロット(エルフ)
王都中で暴れ始めるエルフたち。
かつてない危機の前に慌てる国民たち。
けれど、国は破壊されても人々が無事なら立ち直れる。
ヤミ「とっとと逃げやがれええええ! 生き残らねーとぶっ殺すぞおおおお!!」
と、ヤミ団長はその場の国民たちを苦し、エルフになってしまったシャーロットと戦うことに。
かつてはヤミ団長に助けられ、ヤミ団長に惚れたシャーロット。それなのに、体を奪われヤミ団長と戦うことになるとは悲惨です。
魔力がアップし、人格や記憶も変わったことで、戦闘スタイルも変化。
もともとシャーロットが得意だった中距離戦闘にくわえ、近距離も強くなってしまいます。
ヤミ「負けん気で呪いの力も逆に利用して強くなった女が、別の女に魔法を使いこなされてザマァねえなツンツン女王!!」
言いながら魔法をさばくヤミ団長ですが、今度ばかりは峰うちは難しく。
絶望するソル
と、そこにシャーロット姐さん大好きのソルが登場。
状況を読み込めていないソルは、尊敬するシャーロットに攻撃されたことを受け入れられずにいました。
ソル「なにかの間違いですよね?」
絶望するソルに対し、敵意を向けるシャーロット(を乗っ取ったエルフ)。
ヤミ団長は魔法帝の入った魔法の黒い塊をソルにたくそうとしますが、男嫌いのソルは自分がシャーロットを正気に戻そうと突っ込みます。
しかし、エルフの強い魔力を受け、ソルは満足に魔法を使うことができません。
強すぎる魔力は魔力の劣るものに影響を与えるのです。
それでも、ソルはたとえ自分の命に代えてでもなんとかしようと考えました。
そこでキレるヤミ団長。
ヤミ団長、シャーロットのためにも戦う
「ふざけんな。今のオレたちの使命は護ることと生き残ることだ! アイツのためにもてめーは生きなきゃなんねーんだよバカヤローが」
ソルは自分の実力不足と、命を犠牲にすることの無意味さを理解し、大嫌いなはずの男であるヤミ団長にシャーロットを任せ、魔法帝を抱え離脱。
ヤミ「部下が泣いてやがるぜ」
ヤミ「なに好き勝手やらせてやがる。そんなヤワな女じゃねーだろシャーロット」
ヤミ団長はシャーロットの実力を認めています。
だからこそ、全力の攻撃でシャーロットを止めることに。
2人の本気の魔法が正面からぶつかり合います。
一方そのころ、ノエルはエルフ化したラックの禍々しい魔力を前に、動揺しているのでした。
今回のポイント
・エルフの魂は波長のある人間の中にあった
・転生魔法により、一部の人間はエルフに乗っ取られた
・エルフ化すると人格と記憶はエルフのものになる
・魔法は元の体である人間と同じだが、大幅にパワーアップする
心強い味方たちが敵になってしまうという危機的状況。
アスタたちはどうやって乗り越えるのか、注目です。
あと、ヤミ団長が今週もかっこよくて、シャーロットのこともちゃんと見ているのがよかったですね。