TVアニメ『 グランベルム 』 第10話「もの思う人形」【感想コラム】

TVアニメ『 グランベルム 』 第10話「もの思う人形」【感想コラム】

TVアニメ『 グランベルム 』第10話「もの思う人形」

水晶にいい様に翻弄され、まともに戦えない満月と新月に九音は、この場から離れるように告げる。水晶に猛攻を仕掛ける九音だが、一瞬の隙をついて水晶が反撃をしかけるのだった…。  

TVアニメ『 グランベルム 』 第10話「もの思う人形」【感想コラム】

画像引用元:(C) ProjectGRANBELM

 満月の正体

突如として人形に変わった自分の姿に戸惑う満月…。

「分かった?それがあなたの本当の姿。何もない空っぽの人形」

これが満月の本当の正体?

「ただの、作られた」

 「わかる?あなたのその思いはすべてつくられたもの。最初からそうなるように仕向けらえたもの」
満月の魔力も、これまでのグランベルムでの戦いの全ても、マギアコナトスに与えられたものだった…

あなたはただの操り人形。新月が願ったようにうごくお人形さん

自分はなにもない人間…と以前から思っていた満月。

その実態は本当になにもない空っぽの作れらた人形。そしてその事実よりも。新月がそれを隠していたことが切ない。

それでも戦うしかない…満足に戦えない新月を守るため満月は覚醒した久音とともに水晶に立ち向かう。
しかし水晶はすべての魔力を無効化し吸収してしまう。それでも久音の加える攻撃に水晶も魔力をどこかに放出しないと耐えらないところまできていた。

久音の魔力は圧倒的でそれは水晶の予想をも上回る量だったのだ。
九音の姉・四翠は、勝てないと悟るとわざと水晶に吸収されたのだという…。姉の分まで思いを背負った久音は水晶のアルマノクスを串刺しにし、激しい爆発とともに久音が勝利した。

TVアニメ『 グランベルム 』 第10話「もの思う人形」【感想コラム】

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ため込んでいた魔力を維持するのが限界となった水晶はアルマノクスから飛び出してくる。姉とともに水晶に復讐を果たした久音…。水晶に刃を突き立て、水晶は死んだ…に思えた

「人ね……あなたも」

刃を突き立てられたはずの水晶は死なないどころか痛くも苦しくもないといい、逆に久音に刃を突き立てた。

水晶のアルマノクスの攻撃により…久音がグランベルムから離脱となった。

その直後、鐘の音とともにグランベルムの世界が闇に覆われていく。

「戦いが…終わる」

新月の正体

「こっちだと普通の手なんだね…」

グランベルムが終わり現実世界に帰ってきた満月はまるで人形のような手から人間の手になった自分のものを見て呟く。

「どうして話してくれなかったの?」

それだけが心残りだった…自分は新月のために戦ってきた、それでも新月は全てを知っていて話してくれなかった。

そこに寧々がやってくる。

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「私が話すのが戦いの直前になっただけ…」

「人形なの?私…人間じゃないの?

「そうね。あなたはマギアコナトスが作り出した人形。その魔力であたかもこの街で生まれ育ったように存在させられた。」

記憶や感情でさえもマギアコナトスが創り植えつけたのだという。

家に帰ると、妹の希望でさえも自分を認識しはじめなくなる。

「どちらをお尋ねですか?」

母親も家族でさえも自分のことがわからない。
走ってぶつかった人でさえ自分を認知しない空っぽどころかまるで透明人間だ。その姿は鏡にすら映らない。手にしたスマフォからは情報が次々と削除されていく。

そして、かつて満月のいた席にはいつのまにか水晶が座っていた。

寧々の家に招かえれた満月は完全に憔悴しきっていた。
魔力干渉がなくなったことで現実世界での存在が不安定になっている満月は、寧々の力で一時の安定を手に入れるもこれでは根本的解決にはならない。

人形である満月にはプリンセプスの魔女になる資格はない、現状はプリンセプスの魔女の資格があるのは水晶と新月の2人のみ。水晶との戦いで敗れた久音はアンナと同様に、全員の記憶から消されていた。

しかし、それはなぜなのか。

グランベルムは全員で戦ってきたもの、しかし、それこそがマギアコナトスによって誘導させられていたもの。
マギアコナトスによって魔力を与えられ、マギアコナトスによって戦わされ、マギアコナトスによって存在そのものを消され、マギアコナトスによって命さえ落とす。それこそがグランベルムの真の目的。

水晶は語る。

魔力とは人間にとって過ぎたる力。
それを持つ人間はそれ相応の心と強さをもったものでないといけない。単なる私欲のために力を行使するものではないのだと。

かつて魔力が溢れていた世界とは違い、ただ一人の魔力をもつものプリンセプスの魔女とはそれすなわち、神であると。グランベルムとは神になるための試験。記憶を消され、命を奪いあい、あまつさえ親友が人形であると知りながらも神を目指す覚悟あるのかと…水晶は問う。

新月はその中でもマギアコナトスに愛された存在だという。
「生まれながらに両親がおらず、拾われた先で嫉妬に狂った姉妹に疎まれ、親友が人形であった。それはなぜなのか」

「ありえない…」

マギアコナトスによって選ばれ、期待された新月は、マギアコナトスによって人生そのものを操られていたとでもいうのか。

「そんなことはありえない。グランベルムで勝つことで私がそれを証明する」

新月に勝利することで、マギアコナトスそのものを否定しようという水晶。

「新月は考えてる…あなたをどうすれば助けられるか」そう寧々は満月に告げる。だからきっちりと新月と話あうべきだと。
しかし満月を助けること、それは新月言う「すべての魔力を消し去る」という願いからは反れた願い。自分を助けてほしいということは親友を苦しめることになるのだ。

新月の願いが叶ってほしい…でも、空っぽな自分が消えていくのが怖い…。

そこに死んだはずの久音の姉・四翠が現れるのだった。

明かされていく事実と重たい選択

明かされた満月の正体、新月の存在、水晶の本当の目的とグランベルムの目的。そして満月に迫られた選択。

おもてえ……おもてえよ…。
新月と満月の願いのどちらを取るかという選択が本当に重いですね…。最終回願わくばマジでハッピーエンドで頼む!!!!!!

そして気になるのが水晶の正体。

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マギアコナトスの正体や目的について知っていて、久音に刺されても死なず…そして「あなたはまだ…人ね…」という言葉から、考えられるのは満月と同じ「人形」である可能性が高い。
しかし人形である場合、いくら勝とうがプリンセプスの魔女の資格はないわけです。そこでマギアコナトスに愛された存在の新月を倒すことで、自分のほうが上だと証明したい…と考えるとなんとなくつじつまがあいそうな気もします。

さらに久音の消滅からの四翠の復活はなにをもたらすのか…。

グランベルム の各話を振り返りチェック!


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