『 アイカツフレンズ！ 』第75話「ひとりじゃない！」オールジュエリングドレスの奇跡【感想コラム】

ジュエリングフェスティバルは残すところ、「ピュアパレット」のみ。
ソルベット王国を救うため、ついにあいねとみおがステージへ！

荒れ狂うブリザード

前回は出番のなかったエマ・舞花の司会により、盛り上がりまくる会場。
最後はプロデュース役も務めた「ピュアパレット」のステージ。

しかし、ここで一層強いブリザードが吹き荒れてしまいます。

天候不良のため、ステージは中断に。

舞花「盛り上がってたのに」
エマ「ギガ寒波め～～」

プロデューサーとして

建物の中へ避難する一同。
しかし、駆け込んできた騎士団曰く、ブリザードの影響で停電したところもあるとか。

このままではステージに影響が出るかもしれません。

「ここは任せて」

と、ひびきさんが見に行くことに。

たまき「大変なことになったわね。この後のことを決めるのは、プロデューサーであるあなたたちよ。どうするつもりなの？　あいね、みお」

たまきさんは、あいねとみおに訊ねます。
2人は時間をもらい、考えることに。

一番大切なもの

みお「今回は私たち、プロデューサーとしても決断しなくちゃいけない。なにがみんなにとって、一番大事なのか」

あいね「私は……」

みんなにとって、ジュエリングフェスティバルは特別なもの。
あいねはそんなステージのプロデュースをしていく中で、みんなを喜ばせたいと、さらに強く思うようになりました。

けれど。

あいね「私にとって一番大切なのは友達だよ。友達を笑顔にしたい。だけど、それと同じくらいに……傷つけたくない」

誰とでも仲良くなり、ファンも友達、大切なみんなのために頑張り続けてきたあいね。
みんなの存在を力に変えることもできるけれど、それもこれも、大好きなみんなを想い続けているから。

そんなあいねは、みんなのためにやってきたフェスを、みんなのためにやめる決意を固めました。

フェスの中止を決断

2人は国民たちの前で発表。

みお「本日予定されていたピュアパレットのステージは…………天候不良のため、中止にさせていただきます」

みんな「！？」

盛り上げてくれたわかばちゃんたち。楽しみにしてくれたみんな。
なのに。

アイドルがみんなを笑顔にできない事実に、あいねとみおは悔しさを感じ、そしてみんなに対し謝罪をしました。

みんなもまた、あいねを想う

戻ってきたひびきさんは、中止の話を聞き飛び出そうとします。

ひびき「中止！？　嘘だろ！」
アリシア「やめなさいひびき。二人が十分考えたうえでの決断なら、尊重してあげるべきでしょう」

ひびき「……ッ！　だけど！　こんなのってあるか！　なんていじわるな結末なんだ！！」

憤りを感じるひびきさんに、アリシアさんは見せます。

中止宣言を受けても、だれ一人帰ろうとはしない光景を。

あいねとみおは、これまでみんなのために頑張ってきました。

2人の想いと努力は、みんなの心を動かしていたのです。

エマや舞花たちアイドルも、ソルベット王国の国民たちも。
2人のために祈り、願います。

みんな「ピュアパレット」の2人に支えられ、勇気づけられてきたのです。

みんなのために、再始動

そして。
王国側は、停電の復旧と1時間ほどブリザードが弱まるという予報を発表。

そこであいね・みおは国王であるアリシアさんの父にお願いします。

みお「どうしても、ステージがしたいんです」

外を見ると、風が弱まっていました。
天候を味方につけた「ピュアパレット」と、みんなが望むフェスの続き。

国王「すべての責任は私が負う。ジュエリングフェスティバルの開催を許可する」

国王もあいねとみおを信じ、決断しました。

あいねたちは手を取り合って、想いを１つにします。

みお「たくさんの人たちの協力があって、ようやくここまでたどり着けました。本当にありがとう」

みお「輝きを１つにして！」
あいね「みんなを笑顔にしよう！」

「一緒に！」

みんな「「アイ！カーツ！！」

こうしてみんなの協力を得て、ステージは復活。

オールジュエリングドレス

ライブを行うあいねとみお。
ステージの中で二人のジュエリングドレスは、さらなる輝きを持つドレスへと進化しました。

それは、まるでみんなの輝きを集めたようなドレス。
オールジュエリングドレス。

その力は雲をかき消し、ソルベット王国に太陽の光をもたらしました。

こうしてフェスは大成功し、みんなで打ち上げに。

アリシアさんは

アリシアさんは、あいねたちを見て言います。

「友と心通わせる者たち。輝ける宝石の衣をまとい、歌と舞を天に捧げ、やがて国に大いなる幸いをもたらす」

「まさに言い伝えの通りよ」

ミライ「ピュアパレットは、だれよりもみんなのことを考えてきた。あの二人だからこそ、ミラクルが起こせたのかも」
カレン「ジュエリングドレスと、トモダチカラが起こしたキセキ」

そして、アリシアさんは晴れた空を見上げ言いました。

「これからは、心おきなくアイカツができるわ」

ライバルとして、フレンズとして、これからずっとみんなをアイカツができる、と。

その夜。
アリシアさんは昔を思い出しました。

ソルベット王国は長い間太陽の光を閉ざされていたため、朝日を迎えるのは久しぶりなのです。

それを楽しみに想うアリシアさん。

「アイカツをあきらめるうち、私の心も冷え切ってしまっていた。だけど。もし再びこのソルベットが凍えてしまったとしても。もう怖くないわ」

「私は一人じゃない。ソルベットのみんながいる。大切な友達がいる」

「そして。ひびきがいる」

ひびきさんはアリシアさんの手を取りました。

ひびき「手を繋ぐとあたたかいね。誰かを思う気持ちはつながり合って、この国にも温かい春が来てくれた」

アリシア「ありがとう、みんな」

2人きりの夜が更けていきます。

これからも

翌朝。
ついに気持ちのいい朝日を迎えることができたソルベット王国。

あいねたちはみんなの笑顔に見送られながら、ソルベット王国を発ちます。

みお「みんなとアイカツができて、本当に良かった」
あいね「うんっ。これからもみんなにもっともっと届けたい。笑顔を！」

こうして、無事に救われたソルベット王国とアリシアさん。ひびきさんとの熱々の夜のシーンがとてもよかったです。

あいねのもたらしたキセキの数々に関しては、次回以降に語っていこうと思います。

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