前回のプリチャン
あんな様、ソロライブを披露。
しかし、ゲットしたジュエルコーデが完ぺきではなかったことにショックを受け、失踪してしまう!
そして今回はあんえも回です。
一夜明けて
あんな「わかってはいましたが、あの時、ほんのわずかに妥協した結果、ジュエルアイドルになれなかった」
1人公園でうずくまるあんな様。
妥協とはいいますが、
・両親の代わりに赤城家の重要な感謝祭を動かした
・感謝祭のために体力をコントロールした
疲れた状態で感謝祭をしていれば、それはそれであんな様は自分を責めたはず。
休息を取るべくトレーニングを打ち切ったこと=手を抜いた、というわけではありません。
が、ダンスに気になる点がありながらも、深く考えなかったのも事実。
真面目で努力家なあんな様は、そんな自分が許せず、悔しいようです。
「そういえば、昨日から何も食べていませんわ」
と、あんな様はげっそりした顔で冬の公園を歩き回り、ダウン。
えも「どったの?」
すると公園に、えも登場。
[kanren postid=”93417″]キラナリエ
あんな「あ~らごきげんよう、黄色い人」
えも「なんでどんぐりかじってたの?」
とっさにいつものふるまいをするも、冷静に突っ込まれ慌てるあんな様。
えもの祖母「お友達かい?」
そこへ、そらにえもの祖母・萌黄 マーサさんも現れます。
かつてはプリチャンアイドルで、プリチャンのシステムを開発した時子さんの親友です。
えも「あ~……あたしたちをカレーだとしたら、らっきょと福神漬けみたいな」
あんな「普通に紹介できないんですの!?」
この素早いボケとツッコミ。
やはり息ぴったり。
祖母「そうかい、えもの仲良しさんだね」
えも・あんな「「ないないないないっ」」
息ぴったり!
あんな「誰がこんな黄色い長いバナナと仲良しだなんて」
えも「誰がバナナよっ」
そして、えもはあんな様に祖母を紹介。
元祖プリチャンアイドルとして、マーサさんのことを把握していたあんな様。
マーサさんは、町内会のイベント・キラナリエを準備中でした。
街を輝かせる点灯式が翌日にあり、「ミラクルキラッツ」もそこへ参加するそうです。
マーサさんは、あんな様のことも”えもの友人として”招待します。
あんな「えっ……」
えも「いいじゃん、来なよ」
あんな「……はい……できたら……」
えも「できたら?」
しかしあんな様は元気のない表情で。
あんな様は、街を出ていくつもりでした。
萌黄家へ
暗い表情を察したようなマーサさんでしたが、そこであんな様のお腹がなってしまい
マーサ「あんなさん。よかったらウチによってかない?」
えも・あんな「「えっ!?」」
マーサ「明日出す屋台の味見をしてくれる人を、探していたのよ」
えも「ええ~~!? なんで!? あたしが味見するっていったのに!!」
あんな様は断れず、頷きました。
えもも「も~、しょうがないなぁ」とすぐに受け入れました。
なんだかんだで仲がいいです。
というわけで、えもの弟・春太と、両親とも顔合わせ。
礼儀正しく挨拶するあんな様。
マーサさんにふかし芋を出されて、
あんな「砂糖のようなはっきりした甘さではこんな優しい味ry」
えも「うだうだ言ってないで、美味しいって言いなさいよ」
あんな「お、美味しいですわ」
あんな様にこんなふうなやり取りができるのは、えもだけですね。
えもの家族としての交流もあり、夕食をごちそうになった後は萌黄家を後にしようとしますが、
あんな「それでは、お邪魔しました。お夕食までごちそうになって、本当にありがとうございました」
あんな「いい思い出になりましたわ」
えも「思い出?」
あんな「なんでもありませんわ」
しかしドアを開けると外は大雨でした。
えも「メイドさんにきてもらえば?」
あんな「そ、それは大丈夫ですわっ」
えもパパ「じゃあパパが車で送ろう」
あんな「お、お気遣いなく」
マーサ「遠慮なんてしなくていいのよ」
黙って家を飛び出したあんな様ですけど、根はやさしく礼儀正しいので、強く突っぱねることもできません。
あんな「お気持ちはうれしいんですけれど」
と、ただ表情を暗くするだけで。
お泊りあんえも
マーサ「えも」
えも「うん。しょうがないなあ。泊ってく?」
えもまた、普段は言い争い張り合うけれど、本当にあんな様が困ったり悲しんだりしている時はちゃんと察するし、優しいのです。
マーサ「今日はここで寝て、うちに帰るかはそのあとで考えなさい」
というわけで、またまた断り切れずに一つ屋根の下。えもと寝ることになるあんな様。
実は尾行していたメイドは、両親にそれを報告。
あんな様の両親とメイドは、ここは見守ることに決めました。
就寝タイム。
お嬢様であるあんな様は床で寝たことがなく、「わかったわかった」と、あっさり自分のベッドを渡すえも。
こういうところも、えもの良さですね。
あんな様の表情が暗い時は、それをちゃんと察するえもさん。
えも「昨日のライブだけどさ、まあまあいいライブだったじゃん」
”まあまあ”とつけちゃう素直じゃないところはありつつも、元気づけようとするえも。
しかし、今のあんな様には逆効果で。
あんな「全然よくないですわっ!」
えも「よかったって言ってるんだから、いつもみたいに自慢すればいいじゃん」
あんな「できませんわ。色のジュエルコーデを、取れなかったんですもの」
えも「な~んだ、そんなことか」
あんな「そんなことって!」
えも「そのうち取れるって。もちろん、あたしもね」
あんな「どうしてあなたは、そこまで楽観的でいられるんですの」
えも「プリチャンが好きだから、かな?」
あんな「わたくしだってそうですわ。でも、そんな甘い考えでは成功するわけがない」
準備したけど、うまくいかなかった。
そんな自分に許せないというあんな様に、えもはマーサさんの言葉を口にします。
「なんでも予定通りにはいかないから、面白い」
あんな「面白い……そんなとらえ方もあるんですのね」
あんな「……あの、今日はいろいろと悩みを聞いていただいて、その……ありが」
ようやくデレたあんな様ですが、えもは寝落ちしていました。
この残念さもえもの良さですね。
イベント準備
こうして、一夜を明かしたあんえも。
イベントの朝。
みらいとりんかが訪ねてくると、2人は一緒に寝ていました。
みらい「おはよう……」
りんか「どうしてあんなちゃんが……?」
驚きつつも、なぜか頬を染めているりんか。
イベントでは、あんな様が慣れないカメラ担当をこなし、イベント準備を行う「ミラクルキラッツ」を撮影。
配信を見ていたさら・めるは、あんな様の無事を確認して安心します。
しばらく一緒に過ごす中で、あんな様は気づきました。
自分とえもは、テンポがよく合うということに。
そこへさら・めるも駆けつけます。
いよいよ点灯式がはじまるということで、呼ばれるあんな様。
さらとめるは、あんな様を送り出すことに。
すっかり元気になったあんな様は、イベントが終わったら2人に事情を話すと言い残しました。
点灯式の様子も配信されます。
準備を手伝ってくれた幼稚園児たちも楽しめるような、素敵なトークを行っていくえもたち。
そして、「いいね」がたまりえものライブを行うことに。
えものソロライブ
えも「赤城あんな~! 今日はありがと! あんたが手伝ってくれたおかげでやってきたこのチャンス、絶対色付きコーデゲットするから」
あんな「絶対取りなさい、萌黄えも!」
ステージの上で、公開プロポーズですね。
しかし。
ジュエルコーデに色まではつかず。
という、あんな様と同じ結果でした。
えも「そのうちきっと取って見せるからさ、今日のライブはこれで満足」
りんか「きっと取れるわ」
いつもなら、ここでいい感じに終わるわけですが。
あんえも、破局の危機
あんな「なんで笑ってるんですの」
りんか・みらい「「え?」」
あんな「コーデが取れなかったのに、満足ですの? それが、あなたのプリチャンに対する姿勢なんですの?」
険しい顔をするあんな様を前に、
みらい「あんなちゃん?」
ようやく異変に気付くりんか、みらい。
えも「何言ってんの? 失敗したからって、いつまでもめそめそするなんて、そんなのえもくないよっ」
あんな「……」
イルミネーションに囲まれて、向かい合う2人。
める「あんあん、おうち帰ろ~~」
空気の読めないめるめるっ!
あんな「短い間でしたが、お世話になりましたわ。おかげで1つ、わかったことがあります」
あんな「あなたとわたくしは! 一生わかりあえないということを!」
さすがのめるめるも、これには心配した表情。
みんなが見守る中、あんな様は涙を浮かべながら
「さようなら黄色い人。もう言葉をかわすこともないでしょう」
と立ち去るのでした。
さらとめるは何も言わず、あんな様の後を追いかけ。
えも「なんなのさ」
残されたえもを、後ろからりんかとみらいが声をかけられずに見ていました。
ジュエルコーデには
コーデゲット→自分の色に染める
という2段階があり、これを絡めてきました。
さんざん待たされたあんな様・えものコーデ獲得回です。
次回、2人でデュエットを行いゲットするという神展開ですね。
2人のエピソードを同時に3話もかけてくれるとは、待たされただけのことはありますね。
・妥協が許せず、息抜きが苦手なあんな様と
・本気だけど基本マイペースなえも
やり方の違いですね。
いつものあんな様なら、えものことも認めていただろうけれど、今回はその余裕がありませんでした。
ここでさらやめるめるが、あんな様に無理をしないよう言ったとしても、2人は一発でコーデを光らせているので、結局自分を追い詰めてしまいそうです。
最良の選択は、感謝祭の準備をさら・めるめるに手伝ってもらうことだったのでしょう。
1人でやるきる=準備を完ぺきにこなすこと、と考えしまった結果ですね。
さら・めるめるの協力を得たとしても、自分のために動いていくれる仲間がいることもまた、素晴らしい人徳の表れだと思うのですが。
えもとのやり取りの中で、すべて自分で完璧にこなす必要はない、ということに気づく流れでしょうか。
あんな様のスペックが高く、限りなく完璧に近いが故の迷走です。