前回のブラクロ
ゴーシュ&ドロシー団長を元に戻す!
今回はいよいよ「影の王宮」突入です。
このページの目次
つかの間の休息
ゲルドル「あれが影の王宮か」
レブチ「知ってんのか?」
犯罪コンビのゲルドル&レブチ、姿と魔力を消しながら暗躍中。
”影の王宮”には古代の魔道具や至宝が眠るとされていて、ゲルドルはどうするべきか迷っていました。

そのころアスタたちは、チャーミーパイセンの飯で回復中。
ゴーシュ「マリー。はい、あーん。恥ずかしがらなくていいんだよ」
マリー「嫌」
ゴーシュ「!」
ゴードン「ほら、恥ずかしがらなくていいんだよゴーシュ、あーん」
ゴーシュ「イラッ」
と、元に戻るなりシスコンを発揮するゴーシュ。
復活のアネゴレオンとフエゴレオン

そんな一同の元へ
ラック「来る。エルフが2人」
新手が襲い掛かります。
けれど、そこへフエゴレオン&アネゴレオン(メレオレオナ)が復活し、敵を瞬殺。
アネゴ「やっと起きたかバカモノ」
フエゴ「手間をおかけしました姉上」
復活したフエゴレオンと、まだ起きれないはずなのに完全回復したアネゴレオン。

ノゼル「ようやく戦場に戻ったか、ヴァーミリオン家」
ライバルの復活に、ノゼル兄さまも嬉しそう。
しかし再会を喜ぶ暇はなく、空に浮かぶ”影の王宮”への入り口が狭まっていきます。
”影の王宮”奥にある台座へ魔石をはめこむと、転生魔法が完了し人間の魂は冥府へ送られる。
怪しいエルフから聞いたことを説明するミモザちゃん。
このままではまずいけれど、そこへ”金色の夜明け”メンバーエルフたちが襲い掛かります。
影の王宮へ
バネッサ「あいつらは私たち黒の暴牛が引き受けるわ」
そこで、バネッサ姉さんたちが敵を足止めし、団長たちを”影の王宮”へ行かせることに。
滅魔の剣を持つアスタも、王宮へ行かせます。

キルシュ「そちらにも回復魔導士が必要だろう。ミモザついていけ。こっちは美しい私が美しくサポートする」
ソリド「ノエル! お前もいけ!」
ソリド「認めてやるよ。お前は確かに強い。だがいずれオレがオマエを超えるからな! オレはお前の兄だから! だから行って、絶対に帰ってきやがれ! 王族の、シルヴァ家の強者としてな!」
ソリド兄さまもついにノエルを認め、アスタ&ノエル&ミモザ&アネゴレオン&フエゴレオン&ノゼルは”影の王宮”へと突入します。
アスタ&ミモザVSリラ

しかし、侵入者を妨げる仕掛けが発動し、一同はそれぞれ別の場所へと飛ばされてしまいました。
アスタは落下してきたミモザちゃんのおっぱいダイヴを顔面に受け、合流。
ミモザちゃんの魔法によると、”影の王宮”内にいる”セフィラの徒”を相手に、それぞれが戦って勝つしか道はないそうです。
というわけで先へ進むアスタとミモザちゃん。
2人の前に現れたのは
「いらっしゃ~~い。きみたちには最後の魔石が到着するまで僕の絵の練習相手になってもらうね」
リルの体に転生したリラでした。
エルフの”団長以上の魔力”×描いたものを具現化する絵画魔法。
アスタ「やっぱそう簡単にはいかなそうだな」
覚悟を決めるアスタでした。
ノエルVSファナ

一方ノエルは、たった一人でファナと対峙していました。
ファナ「ファナはファナでも、私はあなたが知っているファナじゃないよ?」
ファナはエルフとダイヤモンド王国の人間とで名前が同じなので、少しややこしいですね。
そして、
ヴェット「人間の王族の割には面白いマナを宿しているな」
アネゴ「口の利き方がなっておらんな。しつけてやろうガキ」
ヴェット「幼くとも、我は人間がしつけられる獣ではない」
アネゴレオンはかつてアスタたちが苦戦したヴェット――がエルフの力を取り戻し、さらに強くなった存在と戦うことに。
カイゼルエルフ
フエゴレオンは、”王国最強の盾”と呼ばれるカイゼル(に転生したエルフ)と対峙。
フエゴ「カイゼル殿は人徳と能力を兼ねそろえた人物だ。表立つことを好まぬ性格ながら、部下たちのために団長を引き受けたのだろう」
カイゼルは「紫苑の鯱」の団長です。
元団長は裏切り者のゲルドル。同じく犯罪者であるレブチや、ゾラの父であるザラも「紫苑の鯱」でした。
つまり、ザラを後ろから攻撃したのも「紫苑の鯱」のメンバーです。
なにかと酷い「紫苑の鯱」を立て直すためにも、カイゼルは団長となったのでしょう。
フエゴ「王都では奥方がその身をたいそう案じていられた。その方は素晴らしい魔法騎士だ。返してもらうぞ」
フエゴレオンは炎精霊魔法サラマンダーの吐息で攻撃します。
しかし、カイゼルの「渦魔法」は、自身の魔力で相手の魔法を流し飛ばすもの。
カイゼルエルフ「ファファファ。とてつもない威力の魔法だ。私には届かんがね」
渦魔法×エルフの圧倒的な魔力により、高火力の精霊魔法ですら届きません。
王国最強の盾は伊達ではなく、攻撃が通じませんでした。
さらに、魔力の渦を広げることで、攻撃もできる万能っぷり。
苦戦するフエゴレオン。
メレオレオナVSヴェット

一方アネゴレオンはヴェットと殴り合います。
ひたすらに殴り燃やすアネゴレオンと、燃やされても構わず突進し殴り飛ばすヴェット。
肉弾戦特化同士のぶつかり合いです。
アネゴ「とてつもないスピードと反射。そしてパワー。やるなクソガキ!」
※ヴェットの体は15ですが、実年齢は28歳です。
ヴェット「貴様もな! 人間の中にこれほどのものがいたとはな!」
アネゴ(このくらいのガキとのサシでの勝負でこれだけ面白いのは、あの時の生真面目バカ以来だな)
フエゴ(この理不尽な強さ、姉上を思い出す)
アネゴレオンとフエゴレオンは、別々の場所で戦いながらも互いのことを思い出します。
かつてフエゴレオンは、アネゴレオンの強さに憧れつつも、自由すぎる生き方に腹が立ち喧嘩をしました。
ヴェット「おそらく貴様がこの国最強の人間だな!」
カイゼルエルフ「オマエを倒せば他の人間など、とるに足りんだろう」
2人の強さに、ヴェットとカイゼルエルフは相手こそがクローバー最強の人間だと考えますが
最強の姉弟
フエゴ「あの人こそ」
アネゴ「奴こそ」
「「最強となるにふさわしい!!」」
フエゴレオンはアネゴレオンを、アネゴレオンはフエゴレオンを認め、互いに相手が最強になるべき存在だと考えていました。
そして、そんな人物の弟だから、姉だから、決して負けるわけにはいかず。
フエゴレオンはサラマンダーをおとりに距離を詰め、アネゴレオンはヴェットの拳を我慢して魔力を反撃の分に残し、
「そんな姉上の弟して」「あのバカモノの姉として」
「「私はつよくあらねばならん」」
本気の一撃を敵に食らわせました。
というわけで、やはり化物だったアネゴレオンと、それに匹敵するフエゴレオンでした。
フエゴレオンはパトリにやられたわけですが、虚を突かれた&準備して罠にはめたから勝てただけで、まともにやりあったら転生前のパトリでは勝てなかったかもしれませんね。
まあ、当時のフエゴレオンにはサラマンダーがいなかったので、光魔法の速度ならワンチャンあるかもしれませんが。
アスタとユノもそうですが、互いの強さを信じあうライバルというのは熱いですね。
それにしても、一応考えながら戦ってはいるけれど、我慢して殴るという獣のようなアネゴレオン。さすがです。