『 ハクメイとミコチ 』の舞台は小さな世界というのはすぐ理解できると思います。ダブル主人公のハクメイとミコチについては、お話が進むにつれて、それぞれのキャラがしだいに判明していく構成上、なかなか掴めない人も多いかと思います。
そこで、印象に残ったセリフから、ふたりはどういうキャラか見ていこうと思います。
「聞いてないわよ~」/ ミコチは歌がうまい。ハクメイは・・・。

繁華街の中央広場の人だかりを何事?と覗くと、毎年恒例の一般投票で選ぶ『歌姫』の発表をしていた。
コンジュという女性とともに優勝者として名前が挙げられたのは、エントリーもされていなかったミコチであった。
ちなみにハクメイは音痴です。
「食うとこなさそうだな~」/ ハクメイは怖いもの知らず。ミコチはオカルトの類は苦手。
魚の幽霊出没の噂のある池へ、夜釣りにやってきたハクメイとミコチ。
釣り針に食い付いてきたのは、骨だけの魚だった。それを見たミコチは気絶、ハクメイは上記の通り・・・。
食い意地もすごいものをお持ちなようです。
「宿無し時代によくやったもんだ」ハクメイは逞しい。ミコチは料理上手。

花火を自作するための火薬が引火いて、買い物帰りのふたりの目前で自宅が大爆発。
建替え工事が終わるまで、ふたりは野宿する事になった。
キャラバンに同行していた時期があったとかで、ハクメイにとって野宿はお手のもの。
あれこれ工夫して、テントやかまどをあっという間に用意するハクメイ。
これにはミコチも料理を頑張らざるをえないのです。
ミコチの長い髪に火が燃え移らないか、ちょっと心配でもあります。
「いい仕事してるから暇なんだよ」ハクメイの仕事は修理屋。ミコチは・・・。

屋根や風車の歯車、石垣、箪笥など何でも修理するのがハクメイのお仕事です。
出先の先輩の鰯谷も感心するほど腕前はいいです。
ちなみにミコチの仕事は「保存食や日用品を、お店に卸している」のだそうです。
どうですか?ハクメイとミコチについて少しはご理解いただけましたでしょうか?
ああ、いい忘れていましたがハクメイ曰く「わたしは女だぞ」。
文章:kyouei-百百太郎