前回のブラクロ
・真の黒幕、悪魔復活
・パトリ、絶望の末憎悪にのまれダークエルフ化
エルフ転生編~悪魔登場までのまとめはこちら↓
[kanren postid=”152832″]VSパトリ
膨大な魔力を蓄積させていくパトリ。
アスタ「あの時はゴーシュ先輩が助けてくれたけど」
ゴーシュの鏡魔法で、パトリの光魔法を反射した時の話ですね。
[kanren postid=”93106″]ユノ「なんて魔力の凝縮だ」
パトリ「魔光魔法 神罰の光芒」
放たれたのは、ヤミ団長も苦戦した光条をさらにパワーアップさせたもの。
アスタ「でも! オレとユノとなら!!」
アスタはブラック状態での断魔の剣と、ユノの精霊×エルフの力でなんとか攻撃を跳ね返します。
しかし、ブラック化の限界がきて普通の状態に戻ってしまいました。
ノゼル登場
ユノ「奴も今のでほとんどの魔力を消費したはずだ」
パトリ「憎い……憎い……」
けれど、ダークエルフとなったパトリは憎しみの力で、さらに邪悪な魔力を増幅させました。
再び放たれる「神罰の光芒」。
アスタ「負けるわけにはいかねえ」
パトリ「……死ね」
それでもあきらめないアスタとユノ。
そこに割り込んだのは、ノゼルでした。
ノゼルは寸前のところで「神罰の光芒」の反射させます。
ノゼル「少しおもむきが変わってしまったようだが、ようやく会えたな」
ノゼルにとって、パトリはライバルであるフエゴレオンを罠にはめて倒した仇相手です。
フエゴレオンは生きていますし、復活しましたが、それでも倒すべき相手。
ノゼル「私はヤツのように手ぬるくはないぞ」
と、フエゴレオンのライバルとして立ちはだかるノゼル。
天敵
ノゼルの水銀魔法は、緻密な魔力操作により様々な形に姿を変え、攻防一体、多種多様な戦いに対応する万能な魔法です。
さらに、水銀をなめらかに変化させることで、光を反射させることも可能です。
鏡魔法以上に、ノゼルの使う水銀魔法は光魔法の天敵でした。
(水銀魔法は強力ですが、なによりも凄いのは繊細な魔力操作ができるノゼルです。ノゼルが使うから水銀魔法は強いのです)
放たれる魔光魔法の数々を跳ね返すノゼルと、回避するべく飛び回り続けるパトリ。
ノゼル「私は誰よりも貴様と相性がいい」
ノゼル「もっとも、相性が悪い相手にも負けるつもりはないがな」
ライバルであるフエゴレオンのことです。
ノゼルは防御と攻撃を行いつつ、奥の手の準備を進めていました。
ノゼルの奥の手
ノゼル(この魔法は操作が繊細で巨大なため、魔力が乱された先の戦いでは使えなかったが)
先の戦い↓
[kanren postid=”146831″]水銀の操作により、形成される銀の檻。
ノゼル「水銀創成魔法 刑戮の銀星」
パトリ「憎い……死ね」
放たれる攻撃のすべてを反射され、檻にとらわれたパトリは
ノゼル「己が業に滅しろ」
多方向からの攻撃を受け、倒れました。
そして、瞬時に水銀を固めて捕獲されるパトリ。

その様子を見ていた死にかけのライアは、ミモザちゃんの治療されかつてリヒトと結ばれた王族の娘を思い出していました。
ライア(結局、人間の王族に助けられてやんの)
パトリとの対話
ノゼル「ではトドメだ」
事情を知らないノゼルはパトリを殺そうとしますが、アスタとユノが止めます。
パトリの体はヴァンジャンスのもの。アスタは魔法の効果を打ち消す「滅魔の剣」をパトリの体に当てました。
これまで以上に深い魔法効果を前に、膨大なアンチ魔法のエネルギーがあふれ出し、アスタを包みます。
ユノ「アスターーーー!!」
アスタは闇の中で、パトリの記憶を観ていました。
その中には、魔法帝ユリウスを刺した時の光景もあります。
そのころパトリの心は
パトリ「リヒトさんのために僕は……」
パトリ「だまされていた」
パトリ「僕は選ばれてなんかいなかった」
パトリ「人間は悪なんだ」
パトリ「そう信じたいだけ?」
憎しみと困惑にのまれ、苦しんでいました。
諦めないアスタと諦めてしまったパトリ

そこへ現れるアスタ。
アスタはパトリの憎しみを理解し、だまされていたと知りふさぎ込んでいる彼に対し、
「諦めてんじゃねえ! お前のそれは逃げだ!」
「そうやって考えんの放棄して、暗闇ん中閉じこもっちまった方が楽だもんな」
全力で、正面からぶつかります。
パトリ「うるさいうるさいうるさい! お前に何がわかる人間がああああ!」
アスタ「人間人間うるせえ! オレはアスタだ!!」
アスタ「よくも魔法帝を殺したな!」
アスタ「あんな、みんなに慕われたすげー人を!」
アスタ「みんなを人質にして魔法帝を殺したこと! 転生で国中の罪のない人を傷つけたこと!」
アスタ「オレは絶対に許さねえ」
パトリのしたことは許さないけれど、同じように人間を許せないパトリの気持ちも理解して。
だからこそ、アスタは言います。
「諦めてんじゃねえ」
と。

「選ばれてなかろうが、望まれてなかろうが、許されてなかろうが、オレが決めたんだ!オレは魔法帝になる! だからお前たちのことも諦めねえ」
全力で語り掛けてくるの姿に、パトリは初代魔法帝である王子の姿を重ねました。
こうして、正気を取り戻したパトリ。
パトリ「こんなバカな人間、見たことがない」
そう言いつつ、悪魔を倒すべく共闘を決めるパトリ。
ユノ(アスタめ、ヴァンジャンス団長にはもう少し待ってもらおうってか)
アスタのしたことを瞬時に理解するユノと、状況がわからずクールに混乱中のノゼル。
リヒトVS悪魔
一方、悪魔は「影の王宮」出口に立ちふさがるリヒトと遭遇していました。
魔神の禁術により、魂が不安定のリヒト。
ぼーっとした状態ながらも悪魔を許せないリヒトに対し、悪魔はトドメをさすべく襲い掛かります。
「宿魔の剣」一本で、グリモワールのない状態なのに「言霊魔法」の数々を対処するリヒト。
しかし、具現化した物質であるムチにより、剣をつかまれてしまいます。
けれど、そこへシャルラとヤミ団長が介入。

シャルラ「貴様、悪魔だな」
ヤミ「悪魔って、お前そんなのこの世にいたの? とりあえず、顔色悪すぎんだろ」
ヤミ(なんだこいつの氣は……悪意しかねえ)
真の敵の登場を理解し、シャルラとヤミ団長は共闘。
シャルラとヤミ団長は連携により言霊魔法に対応し、
ヤミ「闇纏 次元斬り!」
闇魔法による一閃が悪魔に命中しました。

悪魔「上手な連携ですね。てっきり、仲が悪いんだと思ってましたよ」
ヤミ「なんでだろーね」
一方そのころ、再び目覚めたフィンラルのそばでは
ネロ「魔神ノ骨ノトコロ連レテケ」
アンチドリのネロが言葉を発しました。
というわけで、真の敵を前に、ついにエルフと人間が手を組みました。
今回のポイントは
・アスタは許せない相手でも、理解し正面から言葉で接していく
ここで相手を否定したり、殴ったりしないのがアスタです。
500年前の世界にもアスタのような人物がいたら、パトリの復讐は起こらなかったかもしれません。
・リヒトは弱体化している
リヒトの剣魔法は、アスタの持つ「断魔の剣」「滅魔の剣」「宿魔の剣」を扱うというもの。
もしかすると、リヒトはアスタの悪魔なしでもアンチ魔法が使えたのかもしれません。しかもパトリ以上の魔力を持っているわけです。
しかし今のリヒトは「宿魔の剣」のみを持ち、グリモワールもない状態。
(リヒトのグリモワールはアスタのものになっている)
敵の悪魔はリヒトを5つ葉に染めるだけではなく、強すぎるリヒトを正面から戦わずに排除する、という目的もあって騒動を起こしたのかもしれません。

そして、魂はエルフでも、シャーロット団長の体であるシャルラ。
ヤミ団長がシャルラと連携できるのは、シャルラを通してシャーロット団長を見ているからなのでしょう。
なんだかんだで、ヤミ団長もシャーロット団長のことをちゃんと見ていたのがわかります。
今回からOPEDが変わりましたが、こちらはセクレ(ネロ)推しっぷりが凄かったですね。
EDにはハート王国の面々も……。
原作に追いつきそうなので、アニオリパートも増えてきそうですね。
それにしても、EDセクレのヒロインっぷりが凄いです。
https://youtu.be/x9YyplHPu3o