TVアニメ「 あんさんぶるスターズ! 」第十七話『サマーライブ~後編~』【感想コラム】

TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十七話『サマーライブ~後編~』【感想コラム】

トリスタの4人は、サマーライブに向けて日和の指導を受けながらレッスンを重ねていました。一方あんずは、遊園地ライブを控えたラビッツと2winkから「いつもとは違う演出がしたい」と相談を受けます。その場に突如現れた日々樹渉の提案により、3人ずつに分かれダンスバトルをすることが決まりました。

チーム名はピンクチーム(ひなた、創、友也)とブルーチーム(ゆうた、なずな、光)です。どちらのチームも、元気でやる気いっぱいです。

忍び寄る違和感

サマーライブ前日、練習期間なんてあっという間だと話すトリスタの4人。北斗は、自分たちはまだこれからだ、と焦燥感を感じているようです。日和は、「僕と同じ舞台に立てるうちにいろんなものを吸収しておいたほうがいい」と言い、練習の成果を見せるよう要求します。その言葉に立ち上がった北斗は、「いいだろう、目をひん剥いて驚くといい」と自信満々に、自分の考えた”アイドルポーズ”を披露します。

しかし見ていたスバル、真緒、真、日和の反応は微妙であり、スバルに至っては愉快なポーズだと評価します。落ち込む北斗に努力は認めると言い、そろそろレッスンに行くね!とトリスタに指示を出す日和。みんなが素直に移動するなか、真だけは妙な違和感を感じていました。

かつてのスーパースター

ジュンが応接室に必要書類を出しに行くと、部屋では教師である佐賀美陣がビールを片手にくつろいでいました。担当の椚を電話で呼びだす際に、「陣だけど」と名乗ったことで、ジュンは目の前の人物が探していた佐賀美陣だということに気が付きます。あんたが元スーパーアイドルの佐賀美陣か…というジュンの言葉に、自分のファンだと思った陣は「サインを書いてやろうか」と機嫌を良くします。

「GODDAMN!!」

そう一言叫んだジュンは、困惑する陣に「俺の名前、”漣”ジュンっていうんですけど」と言葉を発します。その名前に反応した陣にむかって、漣はかつてアイドルだった陣のライバルであり、自分の父親だとジュンは話します。ジュンに物心がついたとき、父親はすでに心を病んでいる状態でした。親に愛されなかったジュンは、父親のために今更復讐するつもりはなかった、それでも気になっていたと言います。

ジュンの本気

TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十七話『サマーライブ~後編~』【感想コラム】

画像引用元:(c)Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会

幼いジュンは、酒の瓶に囲まれた部屋でテレビを見て、アイドルの陣に憧れていました。こんなすごいアイドルに負けてしまったなら、親父はむしろ幸せだったんじゃないかとすら思っていたのです。しかし今、無精ひげを生やし、職場で酒盛りをしている陣を見て、「こんなダメ人間に親父は人生をぶっ壊されたのか」とジュンは怒りを感じていました。

うちの生徒に変なちょっかいを出すなと言う陣。ジュンは、親父は親父で自分は自分と答えながらも、確かにあんたの教え子をぶっ倒せば少しは気が晴れるかもしれない、と言い部屋を出ていきます。この陣とのやり取りで、ジュンには本気でやる気が出たようです。

日和と桃李

学院の庭でジュンを待っている日和に、やっぱり日和様!覚えてます?と声をかけたのは桃李です。幼いころ、社交の場で桃李と弓弦は日和に挨拶をしていたため覚えていたのです。自己紹介をした弓弦に対し、英智君家にコバンザメみたいにひっついてる成金の姫宮の一族だね、と日和は笑顔で答えます。その発言に、ぶしつけだと弓弦が笑顔で咎めれば、君は少し図が高いねと冷ややかな笑顔の日和。

不穏な空気を察した桃李は慌てて間に入り、元fineの話をしようとします。しかしその話題は、日和にとっては苦い思い出になっており話そうとはしません。そこにジュンが到着し、イヴの2人は去っていきました。真面目な顔の桃李は、「トリスタは憎たらしい相手だけど、だからこそ負けないでほしい」と言います。そのころ真は一人、違和感をぬぐい切れず不安を感じていました。

遊園地でライブ

TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十七話『サマーライブ~後編~』【感想コラム】

画像引用元:(c)Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会

遊園地では、ピンクチームとブルーチームによるライブが行われていました。ラビッツと2winkのメンバーは、それぞれ猫とウサギをモチーフにした、可愛い衣装に身を包んでいます。歌って踊って、全力で盛り上げた遊園地ライブは大成功に終わりました。その裏では、イヴの2人が自分たちの役割について話していました。

TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十七話『サマーライブ~後編~』【感想コラム】

画像引用元:(c)Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会

日和は英智に、手を抜かずに全力でトリスタを潰すつもりでやってほしいと頼まれていたのです。嫌な役回りだと日和は言い、ジュンは負かせると意気込みます。一人でゲームセンターにいた真は、あることに気づきます。

サマーライブ当日

サマーライブは、トリスタとイヴが3人ずつにわかれてパフォーマンスことになっています。和やかに談笑するメンバーに対し、真だけは浮かない顔をしています。あんずは、屋台がたくさん出ている場所で、たこ焼きを作る斑と出会います。ママだよ、と声をかけてきて一方的に話し、生徒会が来たからと急いで去っていく斑に、あんずは戸惑いを隠せません。”お祭り男”に心当たりがある英智と敬人に、あんずが「ママって?」と尋ねたところで歓声が響きます。

TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十七話『サマーライブ~後編~』【感想コラム】

画像引用元:(c)Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会

サマーライブが始まり、6人はイヴの新曲を歌い踊ります。真の感じていた違和感、嫌な予感は当たってしまいました。新曲をセンターで歌うのはもちろんイヴで、トリスタはバックダンサーのような位置づけです。見ていた英智は、これじゃまるで、トリスタは引き立て役だと言います。これこそが、イヴの策略だったのです。日和の課題をこなすと様々なスキルが身につきますが、それはトリスタとしては使えないものだったのです。

ゲームの曲のリリースの話題性を利用し観客を集めたため、会場はイヴのファンばかりです。客席で見守るあんずに対し零は、「ちいっと今回は失敗してしまったの」と声をかけます。遊園地ライブで、いとし子が世話になったことは感謝したうえで、あんずはトリスタのそばを離れるべきではなかった、と言います。英智に対しては、可愛いわが子を先人の谷に突き落とすのはいいが、ここまでするとは凶器を感じると嫌味を言います。

英智「どんな獅子でも谷底から這い上がるくらいのことはできる。絶望的な悲劇を味わいながらも、華麗に生還するような奇跡的な存在にこそ、用があるんだよ」

ライブ中の真とジュン

イヴはすごいね、とジュンに話しかける真。ライブ中に話しかけないでくださいというジュンですが、これが夢ノ咲学院では当たり前だと真は言います。イヴに夢ノ咲学院のことを押し付けるのはよくないけれど、仲間と囁き合ってコミュニケーションを取りながら何かを作り上げるのが、真は好きなのです。ジュンにとっては、罠にはめられたと理解しているはずのトリスタがなぜ楽しそうなのかと、疑問をぶつけます。

トリスタは、少し前まで見向きもされない存在でした。だから大観衆の中で歌って踊れるだけで、十分幸せで楽しいのです。サマーライブは完敗でも、『SS』ではイヴに勝てるくらいに成長すると真は断言します。トリスタのアイドルとしてのあり方に納得したジュンは、真とポーズを決めます。他のメンバーは真が絡みに行くのを珍しがりつつも、精一杯のパフォーマンスをします。今日から一から出直しだ、他の何になれなくてもトリスタになれたのは果報者だ、と感じる北斗。その頭を、日和が撫でます。

日和「君たちは打てば打つほど鍛えられる鉄か、ううん凝縮されてより強固になる宝石。なかなか意外と頑丈だね。」

別れのとき

イヴの2人が寮へ帰るのを見送りに来たトリスタと英智。トリスタの完敗と言う結果に北斗は、今回は良くない結果になり、学院代表として恥ずかしいと英智に謝罪します。英智は、負けたと思ってるみたいだけど企画としては大成功だと言い、もう二度と憎たらしいだろう僕に頭を下げる必要がなくなるくらい強くなりなさい、とトリスタに告げます。

意外と生徒会長っぽいこと言ってるね、と感動する日和に対し、「路頭に迷ったら飼ってあげるよ日和君」、「その日まで君が生きていたら頼むかもね、英智君」と2人は軽い冗談(?)を投げ合います。少しの名残惜しさを感じつつイヴを見送るトリスタ。気合を入れ直し、和気あいあいと仲の良いトリスタとあんずを見て、これがかつてのfineにかけていたものだと英智は感じていました。トリスタが勝って、また奇跡を見せてくれることを、生徒会長として、天祥院英智として望むのでした。

負けてしまったトリスタ

残念ながら今回のサマーライブでは負けてしまったトリスタですが、イヴと関わったことで大きく成長しましたね。また、イヴとは良きライバルになったのも見どころでした。

どんどんスキルアップしていくトリスタに今後も注目です。

あんさんぶるスターズ! の各話を振り返りチェック!


あんさんぶるスターズ! アニメ情報

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