TVアニメ「 あんさんぶるスターズ! 」第十九話『オータムライブ~前編~』【感想コラム】

TVアニメ「あんさんぶるスターズ!」第十九話『オータムライブ~前編~』【感想コラム】

夏の『サマーライブ』でEve(イヴ)に敗北したTrickstar(以下トリスタ)は、負けた経験を糧に全国でライブを行い実力をつけていました。一方プロデューサーのあんずは、トリスタの『リベンジマッチ』という企画書を作成します。

リベンジマッチ

生徒会会長の天祥院英智と伏見弓弦、姫宮桃李はあんずの作った企画書について話していました。あんずの企画書は、玲明学園でイヴとの『リベンジマッチ』を行うというもので、イヴが所属する”コズミックプロダクション”にライブの申し込みをしていました。しかし返ってきたのは、秀越学院からの「トリスタを『オータムライブ』に招待したい」というオファーでした。

秀越学園は玲明学園の系列校であり、イヴの片割れであるAdam(アダム)のメンバーが通っている学園です。そのため一緒にライブをする相手も、イヴではなくアダムへと変更になっていたのです。トリスタはこのオファーを受けるつもりだと英智は言いますが、話を聞いた弓弦は秀越には”あの男がいる”と心配します。何か思うことがあった様子の弓弦は、英智にある提案をします。

秀越学園へ出発

トリスタとあんずは、オータムライブまで一週間の宿泊日程で秀越学園へと出向きます。スバルは電車の中で、修学旅行みたい、枕投げをしようとはしゃぎます。対戦相手が変更になったことを不思議に思うあんずには、真緒が「政治的な横やりが入って同格のアダムとの対戦になった」と説明します。

秀越学園のアイドルが集まるオータムライブに、トリスタはゲスト枠で出ることになっていました。この状況は対戦といえるかどうかもわからないと北斗は気にします。それでも、トリスタの4人はライブに向けて前向きに頑張ろうと張り切っています。秀越学園に到着すると、門の前で青葉つむぎが待っていました。つむぎは旧フィーネのメンバーとして、何か手伝えるかもしれないとサポート要員として来てくれていたのです。

秀越学園の制度

外観も大きく、内装も豪華な学園にキラキラしたものが好きなスバルはテンションが上がります。アダム専用応接室があるという北斗の言葉から、真が話し始めたのは学園の制度でした。秀越学園は系列校の中で”特待生のみ”が在籍しており、特待生は応接室や練習室を占有できること、設備の維持や管理は系列校の″特待生じゃない子”がやること、秀越学園では特待生じゃない生徒は奴隷のようなものであること。

真はイヴの漣ジュンから、事前に秀越学園の情報を聞いていたようです。話を聞きつつ、目的地に到着した一行の目の前には大きな扉が待ち受けていました。つむぎは部屋に入ろうとノックをしたり、ドアノブを回したりしますが反応がありません。と、そこへ一人の男子生徒が「部外者はお引き取りください」と言いに来ました。

そのとき男子生徒の電話が鳴り響き、焦ったように出た生徒は急に深くトリスタに謝罪をし案内を申し出ます。案内されるがまま正門に行くと、そこには大きな黒塗りの車が止まっていました。車から降りて自己紹介を始めたのは、アダムの七種茨です。トリスタの大ファンだと言い握手を求めてくる茨の勢いに、北斗は押され気味です。茨が「閣下」と呼ぶ乱凪砂は、発掘作業帰りで汚れているため支度をしたら挨拶をする予定のようです。「元々軍隊っぽいところにいた」と言う茨はハキハキと話しを進めていきます。

TVアニメ「 あんさんぶるスターズ! 」第十九話『オータムライブ~前編~』【感想コラム】

画像引用元:(c)Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会

充実した学園

レッスンルームではスバルが茨にレッスンの提案をし、楽しそうに話しています。そこへ真と北斗もやってきますが、勝手に一人で先へ先へと行動するスバルを注意します。秀越学園を”敵地”と言い切る北斗に、茨は皆さんと仲良くしたいと言いますが、その言動もアダムという男性的で攻撃的なイメージとはかけ離れていると北斗は考えます。

事務所へ書類を届けに行った真緒とあんずを待つ間、学園の案内をするという茨は影で不敵な笑みを浮かべます。茨はトリスタに「手続き上便利なので、オータムライブの準備期間は特待生として一時的にコズプロに所属してもらう」と言いタブレットを配布します。系列校の生徒は事務所に所属し管理されており、夢ノ咲学院などの他校の生徒でも所属することは可能な事務所だと説明したあとアプリの起動を促します。アプリを起動すると扉が開いたり、様々な施設が充実していたりとスバル、真、北斗は感動しています。

乱凪砂の理想

なんとか手続きを終えた真緒とあんずが廊下を歩いていると、怪しい音が聞こえてきます。真緒が配布されたタブレットで調べると、音の出所はアダムの専用応接室からだと判明します。恐る恐る中を覗くと、暗闇の中に人影があり真緒とあんずは驚きます。人影の正体は凪砂で、「こんにちは。何か用?」と感情の読めない話しかたで尋ねてきます。急いで自己紹介をした真緒とあんず。真緒が、元フィーネの…と言いかけたところで言葉は凪砂に遮られます。

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画像引用元:(c)Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会

凪砂は、「人は名前に縛られるけど私はもっと自由になりたい」と言います。その後、着替えて踊るよう言われた真緒はその通りにダンスをしますが、凪砂は手元にある”古代の地層から発掘された何か”を磨くのみで全く真緒を見ていません。真緒は、こっちを見てほしいと言った後、少しおちゃらけて凪砂を挑発します。その言葉に眼光を鋭くした凪砂は、英智君のような悲しいことを言うんだね、と発言します。

「争ってより素晴らしい存在になるのが生物の本懐だけど、互いに殺し合うのが生物の宿命ならそこから解脱したい。もっと崇高で争いのない世界を求める。生物は神様の失敗作。生や命、人生というものから解き放たれて自由になりたいと願っている。」と何やら独特の思想を持っている凪砂ですが、表情を変えると、「敵になるならかわいそうだけど蹴落とすよ。」と真緒に宣言したのです。

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誘惑と絶望

茨の案内で学食を堪能したスバル、真、北斗。一人一人に専用シェフや栄養士がついて、最適なメニューを提供するなど徹底されている学園に感心しています。茨は「正式にうちの事務所に所属してもらえたらこれくらいのサービスは受けられる、トリスタは夢ノ咲でないがしろにされている気がする」と言い、続けて「コズプロはあなた方3人をいつでも望んでいます。」と勧誘します。真は、検討する余地があると少し心惹かれているようです。

茨「一週間かけてゆっくり毒を巡らせてあげましょう。気づいたときにはもう遅いですよ。Trickstarのみなさん。」

言葉も丁寧、笑顔で心地の良いことを言う茨ですが、考えているのは確実にライバルを消すことのみです。

3人がレッスンルームに入って目にしたのは、床に這いつくばり大量の汗を流す真緒の姿でした。驚いたスバルは、何をしたのかと凪砂を問い詰めますが、何もしていないという答えが返ってきます。混乱で挨拶と糾弾を同時にするスバルや北斗。4人を見た凪砂は、スバル、真、北斗の名前は覚える価値があるがこの子(真緒)はダメだと言い放ちます。

実力は全てにおいて平均以上だが、その程度の人材は履いて捨てるほどいるとし、真緒はそのうち3人についていけなくなると凪砂は分析します。トリスタの3人には、代わりはいくらでもいるから悲しまなくていいと言い、真緒のことを「自分を星だと勘違いした哀れな懐中電灯の光」に例えます。

ショックを受けた真緒は、フラフラのままレッスンルームを出ていってしまいました。難しいことを言ったかな?と首をかしげる凪砂には悪意などはないのです。思ったこと、本当のことをそのまま言っているだけ。しかしだからこそ、言い放った言葉は残酷です。

揺らぐ気持ち

宿泊施設の旅館に着いても、ワクワクしているスバルとは対照的に真緒は元気がありません。北斗が、宿泊施設が変更になった理由をつむぎに尋ねると弓弦が変更したと教えてくれました。そこへサポート要員として合流した弓弦が、「相手(コズプロ)の息のかかっていない、信用のおける従業員がいてセキュリティもしっかりしている旅館を英智が貸し切った」と説明します。ある人物を警戒して、英智に提案したのはこのことだったようです。

露天風呂が付いた部屋で休む真と北斗。戻ってきたスバルは真緒の姿が見えないことを心配しますが、真が散歩に行ったことを話します。真緒を心配しつつ、コズプロへの所属について心が揺らいでいる真は、夢ノ咲はアイドルとは関係のない授業があって無駄が多いと感じていました。

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画像引用元:(c)Happy Elements K.K/あんスタ!アニメ製作委員会

北斗は、目の前の餌にすぐに飛びつくのはどうかと言いつつも、自分を延ばせる環境は大事だとも思っています。2人が事務所の話をしていることに、アダムと戦うために来たはずなのになぜこのような話になっているのかとスバルは戸惑います。沈黙が落ちる部屋で、いつもなら真緒が空気を変えてくれるのに、というスバルのつぶやきが響きます。

幼馴染との会話

あんずは一人佇む真緒を見て、声を掛けます。真緒は、凪砂に言われたことは自分でもわかっていた、死に物狂いでやってもメンバーに届かなかったらという不安がある、だからまだ本気を出してないと虚勢を張っていたことを打ち明けます。さらに、自分のせいでトリスタが馬鹿にされたかも、と落ち込む真緒は”自分はトリスタに必要ないのか”と悩んでいました。すぐにあんずが反論したところで、真緒の元に幼馴染の凛月から電話がかかってきました。

明日は一人で起きられるか?と幼馴染を心配する真緒に対し、凛月は「わからない、けどナイツは順調だよ」と話します。凛月の言葉を受け、俺たちも負けてらんないなと笑顔になる真緒。お土産の催促をしてくる凛月と話すうちに、いつもの調子を取り戻していきます。慰めより、幼馴染である凛月との会話で落ち着いた様子を見ると2人の関係性はとても深いものだとわかります。

敵を知ること

凪砂に、作戦は順調なことやアダムの完全勝利を確信していることを報告する茨。自分の立ち位置を見定められ、言われた通りに振る舞うのは楽だと凪砂は茨に感謝しています。茨は、自分にも得があるから凪砂を利用しているのだとはっきり言い切ります。アダムは仲間を大事にしているトリスタとは対照的なユニットといえそうです。

翌朝、つむぎと玲明学園の前で待ち合わせたあんずと真緒。目的はイヴと接触して、アダムのことを聞き出しよく知ることです。作戦について話していると車が止まり、中から巴日和とジュンが出てきました。

真緒の気持ち

この回では、いつもなんでも器用にこなす真緒の弱い部分や本音を知ることができました。また、アダムの底知れぬ実力が楽しみでもあります。オータムライブでのトリスタとアダムの対戦に期待が高まります。

あんさんぶるスターズ! の各話を振り返りチェック!


あんさんぶるスターズ! アニメ情報

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