アニメ「22/7」第6話『偶数と奇数のあいだ』【感想コラム】

アニメ「 22/7」第6話『偶数と奇数のあいだ』【感想コラム】

アニメ「22/7」第6話『偶数と奇数のあいだ』 あらすじ  

壁から突然、「リーダーは佐藤麗華」と任命され、人一倍責任感の強い麗華は一人思い悩む。
そんな中、22/7は新たな指令で沖縄へ写真集撮影に向かう。
晴れ渡る沖縄の空の下、海辺ではしゃぐメンバーたちとは裏腹に、麗華の心はもやもやと曇ったまま。
その矢先、麗華に撮影用の衣裳として水着が渡される

麗華の過去

“風紀委員気質”の佐藤麗華。今回は彼女の過去から始まります。
麗華の生まれたときの体重は1914g。これは低出生体重児と呼ばれる子どもです。
小さいから不健康体というわけではありませんが、麗華は生まれた直後から生死の境をさまよう事態になっていたようです。

元々母親の体も弱かったようで、母親は自分がどうなってもいいから麗華を助けてほしいと懇願します。
「清く正しく、素敵な子に育てる」それが母親の願いでした。

大人になった麗華はその母親の願い通りに「清く正しく」をモットーに育ちますが、ちょっとお堅いくらいの性格に育っていきます。

アニメ「22/7」第6話『偶数と奇数のあいだ』【感想コラム】

画像引用元:(C) ANIME 22/7

それでも彼女のその性格の裏には、片親で育ててくれた父親を楽にさせてあげたいという一心の気持ちがあります。
二つしかない歯ブラシ、子どもの頃に作ったと思われる手作り感あふれるカップで、麗華の家がお金に困っている部分と麗華のやさしさを表現しているのが面白いところ。

壁の指令

これまで壁からの指令は不定期で多くても数枚でしたが、今回は壁から20枚もの指令が生まれます。
そして、壁からの指令は全て事前に決定していた事項が吐き出されることが判明します。
まあこれまでのすぐに仕事が決定していたことを考えればそりゃそうなんですが、逆になぜ「22/7」というグループにそれだけのオファーがすでに決定していたのか謎が残ります。

さらに、その中で「佐藤麗華を、リーダーとする」という指令が生まれます。のちにポンコツリーダーと呼ばれる麗華様ですが、壁ちゃんからの指令だったんですね…。

そして一向は、沖縄へ水着撮影へと向かいます。そこでトラブルが起こります。

麗華の覚悟

アニメ「 22/7 」第6話『偶数と奇数のあいだ』【感想コラム】

画像引用元:(C) ANIME 22/7

麗華は、アイドルが水着になることはおかしい。いたずらにファンを煽情するのは間違っているといい水着撮影を行おうとしません。

真面目すぎる性格が故の麗華の拒絶。まあ最近のアイドルは水着になるのが普通という感じなので、消費者側の我々からすれば水着くらい…と感じますが、本来ならば麗華の反応が正しいのでしょうか。

ナナニジという作品の中では、仕事=やりたくないことをやること。

バスの中で悩む麗華に、メンバーたちが次々とやってきては各々が各々らしく彼女を説得していきます。
絢香は麗華に対して「ホントは答えをわかっているのに手を挙げないやつ」と揶揄します。
ニコルも与えられたものを全うすることこそがプロであると告げ、みうと桜も抵抗はあるけども「こんな自分でも誰かの期待に応えられることがあるならば応えたい」と説得します。

最後にあかねがやってきて、常に持ち歩いているというサイコロを持ち出します。
「偶数なら水着を着る、奇数なら着ない」そう持ちかけます。

そして、夕方になりこないと思われていた麗華が顔を出します。
「形はなんであれ、誰かの期待に応えることは不純じゃないと思った」とそう答える麗華。振った賽は偶数でした。

アイドルとしての覚悟が決まったリーダー・麗華は、撮影会後にリーダーとしての厳しさがパワーアップしているのでした。

メンバーの成長と覚悟が増した回

はい、真面目すぎる麗華様。彼女が父親を慕っている理由、そして一歩を踏み出す勇気を得たご担当回でした。
生まれたときは、低出生体重児と体の小さかった子があんなにナイスバディに育ったということは、それだけ父親の頑張りがあったのかもしれません。(変な意味ではない)
水着を着ない理由が身体的な理由だったりもっと重いのかなと思ったけどちょっと拍子抜け。

アニメ「 22/7 」第6話『偶数と奇数のあいだ』【感想コラム】

画像引用元:(C) ANIME 22/7

全員がちゃんとバスに来て、リーダーで麗華に声を掛けていく描写がすごいよかったですよね。

前回の「お好み焼き会」でメンバーの絆が増した結果というのが表れている描写であって、ニコルやあかねが積極的にメンバーと関わろうしてたり、みうがどんどんと成長していたりと麗華以外の成長もきっちり描いているのがポイントです
それでいて、自分たちの過去を決してメンバーたちに話さず、心の内に秘めているところとか、それを聞かずに心を通わせているのも非常にナナニジらしいです。

サイコロの描写とタイトル回収の部分もすげー好きです。ただの水着回でなく内面まで踏み込む、いろいろな部分でおもしろい脚本の回でした。

毎回恒例の、キャラソン。

ちょっと80年代、90年代王道アイドルソングのような曲調の「優等生じゃつまらない」

めーーっちゃいいですよねこの曲!!!!!!!!文字通り、一肌脱いだ麗華を表したような楽曲でした。

そして、今回でなんとなくはっきりしたことがありますね。ナナニジに選ばれたメンバーは、アイドルを目指す理由や環境がかなり重く複雑な子が多く、全員がアイドルをやるうえでそれなりの理由があること

そして壁からの指令 = メンバーたちが乗り越えるべき試練を与えていること。

結成から半年。とんとん拍子のナナニジの次に訪れる試練とは……。

22/7 アニメ情報