ブラクロのアニメはついに11クール目へ突入。新章に入り世界観も大きく広がっていきます。
そこで今回は、重要要素盛沢山だった10クール目の内容をまとめつつ、今後のポイントについても触れていきたいと思います。
これまでのブラクロ
ここまでのブラクロで描かれてきたことは
・魔力のない下民アスタが魔法帝を目指す
・そのライバルであるユノも魔法帝を目指す
これを軸に、決してあきらめないアスタの姿に仲間たちが心を動かされ、成長し、結束し、みんなの力で困難を乗り越えていくというものでした。
ストーリー展開としては、「白夜の魔眼」というテロリストとの対決が軸にあり、彼らの幹部は”かつて人間の王族に力を奪われ殺されたエルフ”ということが判明しています。
「白夜の魔眼」のボスであるパトリは、仲間を復活させ、人間に復讐をするために動いていたのでした。
そして、転生編にてエルフのパトリが禁術・転生魔法を発動。
エルフの魂を波長の合う人間の体におろし、仲間たちが敵へと変わってしまいました。
しかし、そこで判明する事実。
・王族をそそのかし転生をすすめたのは言霊の悪魔だった
・エルフの長リヒトは人間への復習を望んでいない
わかりあえたはずの2種族を争わせた”言霊の悪魔”の目的は、人間界で受肉し、悪魔の宿る五つ葉のグリモワールを手にすること。
五つ葉のグリモワールは、四つ葉のグリモワールの持ち主が深く絶望した時、完成します。
パトリは騙され利用されていたことを知り、絶望してダークエルフへ。
グリモワールを悪魔に奪われ、自我を失った状態でアスタとユノに襲い掛かるのでした。
リヒトとルミエルの再会

500年前、人間の王族ルミエルはエルフと手を取り合う世界を夢見ていました。
セクレという少女と共に、人々を助け分かり合い平和になるための魔道具を開発。
リヒトと共に平和な世界をつくろうとしていましたが――
言霊の悪魔の計画により、魔道具を王族に利用されてしまいます。
仲間を殺され絶望したリヒトは、自身に禁術をかけ”グリモワールと肉体を奪われること”を回避するべく”自身を魔神に変え”ルミエルに倒させます。
ルミエルもまた傷つき、セクレの魔法によって封印されました。
そして、禁術の代償によりセクレはアンチドリのネロとなってしまうのでした。
そんなルミエルが500年の時を経て復活し、セクレ、リヒトと再会。
再び現れた言霊の悪魔と対決するのでした。
言霊の悪魔の討伐

冥界の魔法を使う言霊の悪魔は強敵で、アンチ魔法と禁術の影響を受けたリヒト、ルミエル、パトリ、冥界に干渉できるらしい闇魔法以外を受け付けませんでした。
強敵でしたが、アスタ&ユノ&リヒト&ルミエル&セクレ&ヤミ&シャルラの連携により、500年越しの完全討伐に成功。
言霊の悪魔は、消える直前に”アスタの中にいる悪魔”と出会い、謎の悪魔に驚くのでした。
戦いの後に

言霊の悪魔討伐後は、エルフと和解し転生魔法を解除します。
けれどルミエル、リヒトはそのまま退場。
パトリ、ファナ、ヴェット、ライアとは和解しますが彼らもエルフとしての力は喪失したようです。
そして、残されたセクレはアスタたちと共に生きていくことを決意。
また、魔法帝ユリウスも力の大半を失いましたが、子供の姿で復活。
ヴァンジャンスを許し、償いとしてクローバー王国のため力を使わせることを許可するのでした。
アスタの断罪

しかし、
・魔法騎士団が転生の影響で暴れた
という事実は残ります。
復興作業中で疲弊したクローバー王国は、外国から攻め込まれるとまずいです。
そこで、騎士団の罪を悪魔の仕業だと証明する必要があるわけですが、肝心の言霊の悪魔は討伐済み。
国王キーラ派のダムナティオは、すべての罪を”違う悪魔”を宿しているアスタに擦り付け、魔法騎士団のかわりに断罪しようとしました。
そんな裁判に乱入する、「黒の暴牛」の仲間たち。
彼らはユリウスの命を受け、アスタの無実を証明するべく外国で悪魔の調査をすることに。
メギキュラ

そんな中、ノエルはある悪魔に関する情報を入手します。
悪魔メギキュラ。
それは、ノエルの母アシエを呪い殺し、人間界でうごめいている謎の悪魔。
そして、メギキュラはゴードンの先祖ともなんらかの契約を結んでいるようです。
ハート王国へ
アスタたちはハート王国に悪魔の強い呪いがあると知ります。
そこで、調査のためハート王国へ行くアスタ、ノエル、ミモザ、フィンラル。
しかし、アスタはハート王国女王と契約しているという水の精霊ウンディーネに襲われます。
ノエルたちもまた、精霊守を名乗るガジャという男に襲撃されます。
魔道階域というクローバー王国にはない考え方で魔法の才能を図るハート王国。
ガジャは、その頂点に位置する第零域の魔道士でした。
そして、ウンディーネは自国のためにアスタの悪魔を狙っているようでもあるのでした。
ポイント
というわけで、物語の舞台は外国へと移り大きく話が動き始めたブラクロ。
重要そうなポイントをまとめてみます。
・悪魔は冥界という違う世界から来ている
・悪魔は通常の魔法では倒せない?
・禁術の影響を受けた魔法は名前が変わる
獣魔法→魔獣魔法
光魔法→魔光魔法
・ヤミ団長の闇魔法は冥界に干渉できるらしい
・言霊の悪魔が現れた500年前より以前から、悪魔の存在は記録にあった
・クローバー王国の王城に「影の王宮」を託したのは古のエルフ
・滅びたとされるエルフだが、末裔らしき子供たちがいる
・悪魔にも序列があるらしく、言霊の悪魔の階級は高い
・アスタの中には別の悪魔がいる
アンチ魔法の剣である「断魔」「宿魔」「滅魔」はリヒトの剣魔法によるものです。
しかし、ウンディーネはアスタの悪魔を”アンチ魔法”の悪魔と認識。
アスタの悪魔はリヒトの剣を通してアスタにその力を使えるようにしているのか、あるいは実は別の力なのか、詳細は不明です。
言霊の悪魔はアスタを前に、中の悪魔を軽視するような発言をしていましたが、実際に対面した時は驚いていました。
ただのアンチ魔法の悪魔ではないのかもしれません。
なお、リヒトのことを知っていたらしい魔女王は、アスタの力が悪魔の力であるとは発言していません。
・四大精霊
シルフ→ユノ
サラマンダー→フエゴレオン
ウンディーネ→ハート王国女王
残る土の精霊は??
・ドワーフの謎
・魔導階域
魔法の才能や実力に合わせて第零~九域の中でランク付けし、数が小さいほど強いとされる。
フィンラル、ミモザ→三域
ノエル→一域
ガジャ→零域
アスタ→魔力だけなら九域以下
しかし、クローバー王国の魔道士は才能だけでは測れない。
・アスタとユノの両親
2人は教会に捨てられていた
今後はこのあたりを絡め、大きく話が動いていくことと思われます。