自分のことを「ぼく」と呼ぶ少女
一般的なアニメに登場する少女の一人称は「わたし」「あたし」、まれに「あたい」「わらわ」などがありますが、筆者が萌える一人称は…「ぼく」です。
女の子でありながら、男性が使う一人称である「ぼく」を使うそのギャップがたまらない!と常日頃思っています。
漫画の神様と呼ばれる手塚治虫先生の作品「リボンの騎士」の主人公サファイアの一人称も「ぼく」ですし、「三つ目がとおる」の和登さんもボクっ娘(ぼくっこ)ですね。
そんな昔から愛される属性、ボクっ娘。今回は筆者が好きなボクっ娘をご紹介します!
ローゼンメイデン「蒼星石」
ローゼンという人物が生み出した人形「ローゼンメイデンシリーズ」の第4ドールが「蒼星石」です。オッドアイの目を持ち、ショートカットヘア、服装も他のドールと比べると少々ボーイッシュな印象を受けます。その見た目や話し方から男の子と間違われることもあり、アニメ版では息子を亡くした男性から自分の息子だと思われる、というシーンもあります。
王子様のような雰囲気が素敵ですね♪理想的な「ボクっ娘」だと思います!
©PEACH-PIT/薔薇乙女製作委員会
撲殺天使ドクロちゃん「ドクロちゃん」
草壁桜を抹殺するために未来からやってきた天使の少女で、身長は低めですがナイスバディの持ち主で見た目も服装もれっきとした女の子です。「エスカリボルグ」と呼ばれる鈍器で桜を撲殺することがよくありますが、彼女の発する不思議な呪文で桜を何度も蘇らせています。その行為は彼女曰く「愛」だそうです…。
ボーイッシュな蒼星石とはまたタイプの違ったボクっ娘ですね!女の子らしいキャラクターの発する「ぼく」、なんとも言えない魅力があります…!
(C)おかゆまさき/アスキー・メディアワークス/木工ボンド部
ひぐらしのなく頃に「古手梨花」
雛見沢村の巫女であり、見た目はロングヘアでワンピース姿がよく似合う幼い女の子です。「みぃ」「にぱ~☆」など特徴的な言葉遣いをしており、そして一人称は「ぼく」……属性を盛りすぎでは!?と感じてしまいますね。(笑)
その正体は、何度も世界を繰り返してきては殺されてしまう運命にある「100年の魔女」。本性を現したときの一人称は「私」になり、大人っぽい雰囲気になります。
ですが筆者としては幼い女の子なのにボクっ娘、というギャップが大好きなので、なるべくいつもの可愛らしい梨花ちゃんでいてほしいな…と思っています。
(C)2006竜騎士07/ひぐらしのなく頃に製作委員会・創通
ボクっ娘に惹かれる理由
冒頭でも書きましたが、やはり「ギャップ」が良いですね!可憐な女の子、そこにほんの少し「男の子」的な要素を入れることにより、そのキャラが持つ少女としての魅力が引き立つのでは?と筆者は思います。
そして、一見男の子か女の子かわからないキャラクターの一人称が「ぼく」だと、「この子はどっちなんだろう!?男の子かな?女の子かな?気になる!」とそのキャラクターのことが頭から離れなくなる…制作陣の思うつぼ、ですね……でもあえてその罠に飛び込みたくなるのがオタクとしての性(さが)ですね……!!
古くから愛される「ボクっ娘」。これからももっともっと魅力的なボクっ娘が増えてほしいです♪
文章:kyouei-のいせ