ＷＥＢアニメ『 魔神英雄伝ワタル　七魂の龍神丸 』 第２話「メッセンジャーはダレなんじゃ？」【感想コラム】

第２話は当初の予定通り４月２４日に公開されたのですが、魔神英雄伝ワタルポータルサイトの『ニュース』にて第３話と第４話の配信延期も告知がありました。第３話の配信予定日であった５月８日２１時からは第１話のコメンタリー付き特別配信が公開されるそうです。

また、配信再開については決まり次第『魔神英雄伝ワタル　七魂の龍神丸』公式サイトおよび公式ツイッターにて案内があるとのことです。

ＷＥＢアニメ『 魔神英雄伝ワタル　七魂の龍神丸 』第２話「メッセンジャーはダレなんじゃ？」のあらすじ

ビルが上下に動く不思議な街、アップダウンシティ。 そこに訪れたワタルとヒミコ、虎王は、市長のワーイ＝ファーイが電波でみんなを困らせていると知る。

暴走する配達ドローンに代わって、お届け物の手伝いをするワタルだったが……。

ファンタジーなのに近未来的！？

ワタルたちが最初に訪れた【無想界山】は、なんとどこかの街の空中！地上めがけて落下していく３人ですが、ワタルのブーツがまるでドローンのように羽を回転させて飛べる代物だったためなんとか無事に地上へ降り立つことが出来ました。

周りを見てみると…街の建物は伸びたり縮んだりする上に、場所まで移動するという落ち着かないところで、そこをカエルの顔に似たデザインのドローンが荷物を運ぶために大量に飛び回っているというなんだか近未来的な風景が目に入ってきます。と、ワタルの服装を見てクスクス笑っている女の子・メルと出会い、彼女は「救世主様のコスプレでしょ？」と意外なことを口にするのでした。

この街に伝わっているという【救世主】の物語を聞かせてもらうと、「メールサーバーに重大な障害が発生して、皆が連絡する方法を無くして困っていた所に【空から龍の神様の背中に乗って人々にメッセージを届けた人】がいて、メールが復旧するとその人は空の向こうに去っていき…皆にメッセージと笑顔を届けたその人の銅像を建て、【救世主】と呼ぶようになった」ようです。

途中で切れているのは、話の途中でサイレンが鳴ったかと思うと市長であるワーイ＝ファーイ（Wi-Fi？）の銅像から放たれた電波によってメールが不通になった挙句、ドローンたちが一斉に暴走を始めて建物もメチャクチャに動き始めたので、話を最後まで聞けなかったんですね。

市長だからということで、気に入らないことがあるとこうやって街の人達に当たり散らすのだとか。しかもそれが１日に何度もあるらしく、迷惑ってレベルじゃないぞ！？

そんな有様なので、本当に大事なものを届けることが出来ないのだとメルは話してくれました。彼女のお母さんは入院中なのですが、励ますために作った写真立てが届けられないと困っているのを見かねて、ワタルは手紙を書いてくれたら自分が届けると提案します。

この街の人達は手書きの手紙から遠ざかっていたようですが、ワタルの言葉にメルをはじめとした人々はたくさんの手紙や荷物を彼に託し、それをテキパキと届けていくワタル。

虎王とヒミコは別行動して、龍神丸の欠片を探すのですが……ヒミコ、ゴミ箱の中にはいないと思うよ…？困っている人がいると助けずにはいられないワタルはいつも見慣れた行動ですが、今まで同行することが少なかった虎王には、それがもどかしいみたいです。２での合流後とか、こまめな人助けが出来る状況ではありませんでしたし、仕方ないか。
ワタルの行動を気に入らないワーイ＝ファーイが手下を連れて魔神で襲い掛かってきたところを、虎王の邪虎丸とヒミコの幻神丸が助けに入りますが、共に完全な空中戦仕様ではないため苦戦してしまいます。クラマと空神丸がいないのが痛い！

果たして、危険に見舞われる３人とメルの運命は…！？

ＷＥＢ小説が絶賛更新中！

サンライズが運営するオリジナル小説やマンガのウェブサイト『矢立文庫』にて、『魔神英雄伝ワタル　七魂の龍神丸』のノベライズ版が連載されています。毎週火・金更新予定で、アニメでは描かれなかった小説オリジナルエピソードも加えて展開されているので、一見の価値あり！

執筆は『魔神英雄伝ワタル』のシリーズ構成を担当した小山高生さんの御子息である小山 真先生です。親子二代でシリーズに関わられているというのは、本当に稀なことではないでしょうか。

余談ですが、こちらの更新が火曜日と金曜日。『ワタル』と『ワタル２』は関東を始めとした大部分の地域で金曜夕方５時から放送されていたのですが…筆者の住む関西地方では『ワタル２』の放送が火曜日の午前５時３０分という、「存在に気付かないと観られない」作品となってしまっていたことをどうしても思い出してしまいます。（おのれ読〇テレビ…）