海原雄山と山岡士郎。
実の親子であるふたりが、最高の料理を持ち寄り、「至高のメニュー対究極のメニュー」と題して、グルメ対決する。
それが『美味しんぼ』である。
海原雄山を人間観察してみた。
こんなのは邪道だ!
士郎「カツオの刺身を、マヨネーズ醤油で食べてみてください」
雄山は邪道な食べ方だと非難しながらも、一口食べてギョッとなります。
マヨラー誕生の瞬間を見た気がします。
誰も見ていないところで、こっそりマヨチュチュしてるかもしれません。
おまえはクビだ、出て行け!
雄山は美食倶楽部にて、魚のアライを一口食べて、担当料理人の良三が隠れてタバコを吸っていることに気付き、料理人失格の烙印を押して、クビにしてしまいます。
普段はどんな材料が使われているか、当ててしまう雄山ですが・・・。
ここでもタバコの銘柄まで当てて欲しかった気がします。
おのれ!このわしを試そうというのか!
料理のおつゆの隠し味が何なのか?どうしてもわからない。
ずかずかと調理場へ押しかけて行きます。
「そうかわかったぞ、桑の実だ」
調理台に桑の実でも見つけたのでしょうか?
カンニングでは?
この中から選んでみろ
士郎に美味いと思う肉牛を選ばせます。
士郎は言われるまま、肉牛の群れの中から、色つやなどを見て1頭を選びます。
しかし、雄山は、
「わたしはこの中から選ばない」
人にはここから選べって言っておいて・・・。
全員ズッコケていい場面では?
あ、あれを使ったのか・・・(´;ω;`)ウッ・・・
栗田ゆう子は、同僚の結婚式に、ある高名な写真家に出席してもらいたい。
そこで、雄山に説得する役を頼みに行きます。
雄山は頼みを受けるにあたって、栗田に試験を出します。
「縁起がよいと同時に美味い、めでたい席にふさわしい飲み物」を作れと言うのです。
栗田は季節はずれのさくらんぼ酒を作ってきます。
「さ、桜はどこから持ってきた?」
雄山が桜湯を楽しむため、個人的に漬け置きしていた桜漬けを、勝手に持ち出されて、使われていたのでした。
よほどショックだったのか、瞬きするのも忘れている雄山でした。
元祖ツンデレキャラ
大声でわめき散らしたかと思ったら、思い出し笑いしたり、突然プレゼント贈ったり、割烹着を着て自ら料理したり。
元祖ツンデレキャラと言われるだけあって、海原雄山は人間的魅力にあふれています。
ところで、雄山は箸は右手で持ち、左手で皿を投げるんですよ。
文章:kyouei-百百太郎