姫の住んでいた中目黒の家に年齢の書いた箱を置いたのは彼女の母でした。中にはその年齢になったら必要な他愛のない品々が入っていました。
「でも、そんなものほど母の存在した時間が感じられ、余計に愛しく思えるのです」
その箱の続きが目の前に——。
ノルマエ・ナマエ

ペンネームはお決まり?
可久士のポイントカードには『後藤和士』と書いてあります。アシスタントの駆がその点に触れると。
可久士「本名が後藤可久士で世間では後藤和士で通ってる」
本名で漫画家になった彼はどうでもいいポイントカードなどには漫画家がバレないように和士と書いているそうです。
そんな話もあり、アシスタントたちにもペンネームはしっかり考えておくべきと話す可久士。一方のアシスタントの仰と亜美は無言の沈黙。実はもう考えていたようです。
可久士「言えよ」
亜美「絶対に言わない」
言う言わないの押し問答の末、落ち着きながらもすごい剣幕の亜美。これには可久士も身震いするほど。
漫画家でよかった?
可久士が家に帰ると姫は自分の名前の字画で占いをしていました。
名前が気に入らないのか心配になる可久士でしたが、クラスで流行っているだけで、姫自身は『後藤姫』という名前を気に入っているよう。
そして、姫は可久士の名前も占っていました、彼の名前はとてもいいようで全体運から仕事運まで星5つ。
姫「ただし、芸術的仕事は向いてないんだって」
漫画家も芸術的職業。青くなる可久士。
姫「でもお父さんはサラリーマンだから平気だね」
コマ割りスケッチ

プライドと秘密
可久士「日曜日に姫とスケッチに行くんだけど、上手く描いて尊敬されたい反面、あんまり上手く描くと画業だとバレてしまう」
可久士は仕事場で悩んでいますが、キャラクターは描けども最近、風景は描いていませんでした。
ためしに風景を描いてみますが羅砂に「大丈夫、バレません」、そして亜美には「いい感じに上手い素人レベルです」という評価をもらいます。
その言葉に見返してやるとでもいうように風景を描いていく可久士。
仰「先生はキャラを描いてください!」
勘違いだらけの一子先生
可久士は絵画教室の帰りに一子先生に出会います。
そこでスケッチの宿題の話になります。
一子「姫ちゃんの絵に手をくわえちゃダメですよ」
漫画家だからこそ言われた一言ですが、可久士はそれに動揺します。そして可久士は姫が自分で絵を描いているところを一子に見てもらおうと動物園に誘います。これで安心と可久士とそれをデートだと勘違いする一子先生。
TVアニメ『 かくしごと 』第4話 感想

ペンネームについての話がありましたが、可久士のようにペンネームを考えずに本名でやるってかなり少数派ですよね。
有名になればなるほど人に気づかれる可能性が高くなりますし、なんかペンネームってかっこいいし最初に考える方もいそうですよね。かといって今回の可久士が変えようとしていた中二病丸出しのペンネームも呼ばれると恥ずかしそうですね……。
一子先生がすごく可哀そうに見える回でしたね。とくに自身では自覚がないところがよけいにくるものがありますね。
ではでは~。
文章:Kyouei-マフユノダリア