自分の中に誰かを入れて互いに補い合う。それこそが修一の力。いや、それは違う。
最初から分かっていたろ?文字通り…一心同体になるんだ。反撃が始まる!
TVアニメ『 グレイプニル 』第7話「変形」あらすじ
小柳が知るエレナの素顔はとても優しいと話し始めるがクレアの表情がくもる…
一方、修一と吉岡は敵の圧倒的な力の差を感じながらも森の奥を進む。見えぬ恐怖と戦い。
そして、エレナの仲間「スバル」と激突!しかし、まるでゴミのよう…。
運命の分かれ道

「この山には危険な人がいるって言ったよね。修一君はそういう人にあったことある?」
「あるよ…殺した。戦いになってあの人を殺したのは僕だ。クレアを止めなかった…」
予想外の答えに戸惑う吉岡だったが、禍々しい匂いが辺りを包む。力の差を感じながらも…
「追おう。大丈夫、僕が必ず君を助ける。」
もう僕は逃げない…!という決意を固め、匂いが濃い方へ突っ走る。敵も1人と知り…
「何とかなるかもしれない」そう思った瞬間…金髪の少年がすぐ後ろに立っていた。
「何が…俺に何か用?今俺見て、子供だって馬鹿にしたろ」
巨大なバケモノへ姿を変える。クレアは陽太と共に2人を探す。
死して重なる心と身体

あまりの迫力に呆気にとられて、身動きがとれない修一達。大きな両手で握り潰していく
「死ねよ。クソザコ、暇つぶしにもなんねー」
大量の血が流れ半身はちぎれて、修一も吉岡もろとも…守る約束も果たせずにペチャンコ。
間違いなく死んだ…。だが、クレアが言ったあの時の言葉が頭をよぎり後悔を滲ませて…
(ねぇ…修一。その姿には意味があるんじゃない?)
「どうして、僕たちはこんなに弱いのだろう…君も悔しいだろ」
ボロボロの身体で立ち上がり、猫のような姿に「変形」して、山全体に轟くほどの雄叫びを上げる。
修一と吉岡の完全な融合!スバルと修一&吉岡のバトルが始まるのでした。
理性消えゆく衝動の渦

(怒りがこみ上げる!今まで…自分の事でこんなに怒った事なんてないのに!)
軽い身のこなしで攻撃をかわし、重い一撃をくらわせる。明らかに狂暴化し攻撃性が増す。
しかも、お互いの記憶。人生すらもすべてが分かる不思議な感覚にとらわれていました。
吉岡は修一を、修一は吉岡をゴミ扱いしたことに対して怒り!次第にその感情は…
(だから…僕はこの少年を殺したい!!)
強い殺人衝動に駆られて、二丁拳銃をスバルにむけた。その時、エレナが止めに入り…
エレナに激しい怒りをたぎらせる修一、逆に吉岡は涙を流していた。2人は気絶し暴走は止まる
禍々しく恐ろしい真の力!スタイリッシュなバトル最高!!

修一の中に入り”一つになった”というだけでは、単なるキグルミに過ぎない。
身体を重ね、同じ目的意識と感情まで重ねることで…覚醒!!
何より驚異的な生命力で普通なら死んでいる状態から生き返ったぞ…
スピードも速くバケモノの指をへし折るパワー。
今までの強敵には敵わないというイメージを、吹き飛ばしてくれるほどめちゃめちゃ強い!
高い跳躍から腕を駆け上がり、またたく間にスバルを追い詰めるシーンすごいカッコよかったですね!
でも、同時に気になったことがあります。覚醒後は、吉岡の姿をしていました。
覚醒前も主導権は中の人間ですし、中に入る人で覚醒後の強さが依存するとしたら、クレアの場合は、もっとすごいことになりそうですね!
そして、もう一つは吉岡が泣いていた理由…修一とエレナの記憶。
修一は面識がないと言っていましたが、記憶が消えてる…一体なぜ?
エレナの異常なまでの執着は、どうやら一方的な片思いではない可能性が出てきました。
真相がすごく気になります…
文章:あそしえいつYH