姫「人はだれでもかくしごとを持っている」
鎌倉の家に一人やってきた姫はそこが母と父と自分が住むはずだった家であったこと、父が漫画家であったことも姫は知ったのでした。
「ひめごと」

隠し子?
縁側で考え事をしていると誰かがやってきました。
「初めまして姉さん」
急に出てきた青年に頭が真っ白になる姫。
隠し子かもしれないと疑う姫でしたがどうやら違うらしく。
また青年は歌舞伎の世界では有名らしくニュースで取り上げられていたのを姫も見ていたようです。
この青年は可久士にとっては異母妹の息子(腹違いの妹の子)ということで、姫にとっては従弟に当たります。
可久士に起こった非運

7年が経ち千田奈留は記者になっており、彼女は可久士の事故について情報を集めていました。
そんな中、事故当時可久士と働いていた男性に話を聞くことができました。
可久士は大量の『週刊少年ジャンポ』をフォークリフトで運んでいると雑誌がバランスを崩し、その下敷きになってしまったのでした。
作業員の誰かが雑誌の情報をフラゲしようと一冊抜いたのが原因だったよう。
その話を別の場所でしていた羅砂と十丸院。
羅砂「皮肉なものよね漫画から逃げてたのに結局漫画に押しつぶされるなんて」
十丸院「ジャンポじゃなくサタデーやマンガジンならつぶされるほど高く積まれることなかったのに」
漫画家をやめたその後
貯金はなく、お金は海難事故に遭った妻の捜索に使われていました。
またそれがあるとき、週刊誌に『妻を待ち続ける漫画家』という美談を載せられてしまい、漫画として笑ってもらえないと可久士は筆を折ることにしたのでした。
漫画家をやめた可久士は肉体労働で汗を流し、お金を貰っていたそうです。
記憶喪失の漫画家
事故から意識が無く入院していた可久士はようやく目を覚まします。しかしここ7年の記憶がすっぽり抜け落ちていました。
病室にやってきた高校生の姫は姫として可久士に認識されません。彼の中での姫はまだ幼いままだったからです。
目覚めた可久士は『風のタイツ』の続きを描くと言い出します。完結していますが、アシスタントたちはもう一度7年前の続きを可久士とともに描き始めます。
そんな中、記憶を取り戻すため姫がとった行動とは?

TVアニメ『かくしごと』第12話「ひめごと」の感想

最終話ですね。可久士の過去が暴かれた今回でしたが、みなさんはどう思いましたか?
筆者は妻の心配をしながら、娘を育てもちろん仕事もするというのはとても大変だったろうなと感じました。
そういえば、姫が成長していく回想の中で彼女がちくわカレーを食べている描写がありましたが、好きなんですかねちくわカレー。
あとは羅砂が漫画家として花開いたりだとか、奈留が記者になっていたりだとか、可久士はもちろん、7年の間にさまざまなことが変わっていたのがリアルでよかったです。
ではでは~。