山田塾の生徒たち。エレナや修一、ほのかに関わる過去が浮き彫りになっていく。
6人の幼馴染の「友情」は自分すらも犠牲に出来るほど、強い絆で結ばれていた…はずなのに
TVアニメ『 グレイプニル 』第12話「約束の場所」あらすじ

山田塾で集まり毎日遊んでいた「海斗」「直人」「ほのか」「愛子」「修一」「江麗奈」
直人は愛子と交際していたが、彼女が様子がおかしいと言う。一度、みんなで集まることに
しかし、ほのかだけが集合場所に来なかった…。この日から、宇宙人へと繋がっていく
数ヶ月前 懐かしい顔ぶれ

「海斗くーん!久しぶり相変わらずイケメンだね!」
元気に愛子が声をかけて、みんなが集まる。しかし、ほのかは集合場所に来なかった。
その話題を持ち出す海斗。楽しかった雰囲気が一瞬にして凍り付く…
「ほのかの父親が東京の方で、事件を起こして捕まったんだ。人を殺したらしい…」
ほのかは消息不明になっていた。愛子は「忘れた方がいい…」と言うが、調べ始めた海斗。
足取りが掴めない中、愛子の毛先を弄るしぐさが、ほのかと重なり疑い目を向け尾行する
ほのかと愛子は…
「話がある。今の愛子は…変身したほのかだ」
愛子以外を呼び出し海斗はそう伝え、宇宙人もそれがほのかの願いだったと話します。
全員が驚きを隠せずにいた。そして海斗は「ほのかはお前の事が好きだった」と。なら…
本物の愛子はどこへ?という話題に「俺たちさえ黙っていれば。全ては前と変わらない」
これが海斗以外の意見だった。しかし、思い出の場所山田塾跡地で愛子と海斗は会っていた
「そこに愛子を埋めたのか…?答えてくれ…、お前はほのかなんだろ?」
「どうして…分かったの…」
ほのかが愛子を殺したと思い…海斗はほのかを殺した…。

守りぬいていた真実
ほのかに宛てた愛子直筆の遺書が見つかり、ほのかは愛子を殺してはいなかった…。
本物の愛子は強烈なイジメが原因で自殺。親友を助けられなかった…ほのかは宇宙人に
「彼女がいなくなったら、みんなが悲しむの。けど、私が消えても誰も悲しむ人はいないでしょ?」
自らの人生すらも捧げて、愛子の死を隠した。これが悲しい真実。
「俺だけがほのかに消えてほしくなかったから。そのほのかを俺が殺した…」
「みんな…消えてしまえ」
罪の意識で海斗の心が壊れてしまった…。山田塾後でクレアは見覚えのある物を見つける
愛子も…ほのかも…苦しかったでしょうね。

イジメられていた子を庇った愛子。愛子になる決めたほのか…。
守り方は違えど、どちらも相当覚悟のいることだったと思います。
家族という居場所も親友も失くし、親戚も冷たくされて、ほのかが行き着いた答えは…
「私が死んでも誰も悲しまない…」そんなことないのにね…悲しいよ。
最後は思い出の大樹で…海斗の思い違いが更なる悲劇を生んでしまった。
ほのかが居なくなることを一番拒んだ海斗が、自らの手で殺す。でも、ほのか自身が愛子になると自ら望んだことも知らずに。
「海斗が犯した罪の物語」まさしく主人公は海斗でした。
たった、数ヶ月前に狂ってしまった歯車は、修一の記憶を奪い、白い女というバケモノを生み出した。もう昔みたいには戻れない…
一言だけ…
クレアのあの反応といい…吉岡とクレアの電話…。気になることだらけでめっちゃ面白いね
文章:あそしえいつYH