最近のオタク用語がわからない!という方へ
筆者も普段日常的に使っている「推し」という単語。元はアイドルのファンの方々が使用していた言葉で、自分が応援したい、好きなアイドルのことを「推し」と呼んでいました。
それがいつしかアニメや漫画のキャラクターにも使用されるようになり、「〇〇ちゃんを推しています!」「このアニメなら誰推しですか?」といった感じで現在は多くの方に浸透しつつあります。
その他にもアニメファンの方々がSNSなどのコミュニティで交わしている新たな用語も増えつつあり、聞いたことはあるけど意味が分からない…という方のために、ネット上でたまに見かけるオタク用語についてご紹介していきます。
担当、同担、同担拒否
「担当」とは、先述の「推し」と同じような意味で、自分が好きなアイドル、キャラクターのことを指します。こちらも元はアイドルを応援しているファンの方の間で交わされていた言葉です。
「アイドルマスター」シリーズではプレイヤーがプロデューサーとしてアイドルを育成するので、「〇〇(キャラ名)推し」よりも「〇〇担当」と自称する方が多い印象です。
「同担」は担当しているキャラが同じ、つまり同じキャラが好きな人、といった意味です。
「同担歓迎」は同担同士、語り合って仲良くしましょう!という意思表示に使用されます。
「同担拒否」という言葉もあり、同担歓迎とは違い、同担の人は受け入れられない、という意味です。
同じキャラを好きな者同士なら共感出来て仲良くなりたいはずでは…?と思ってしまいますが、担当を独占したい、群れたくない、など人によって様々な理由で同担拒否になるようです。
筆者は基本的には同担歓迎ですが、最推しに関しては仲間と語りたい反面、意見の食い違いなどで衝突しそうなので少し同担拒否傾向にあるのかもしれません…
解釈違い
キャラクターの性格や行動理由などに対し、人それぞれ解釈が違ってしまうことを指します。
「あの場面で〇〇が泣いたのは先に亡くなった友を想っての涙だよね…」「いや、これから待ち受ける惨劇の虚しさを憂いての涙じゃないのか?」など、時にはファン同士で言い争いに発展することもあります。
同人誌の世界でも、二次創作を描く作者さんとその作者さんの本を読む人の間にも解釈違いが生まれることもあり、今までの作品は好きだったけど解釈違いのため離れていってしまう…という悲しい現象も起きることがあります。
絵師の方や小説を書く方がSNSなどで作品を投稿する際に「何でも許せる方向け」と前置きに書くこともありますが、これは「解釈違いもあるかもしれません」という意味を含んでいる場合もあります。
人の物事への受け取り方は本当に様々です。その中で、解釈が見事一致する友人を見つけられたらそれは何よりの幸せではないでしょうか?
公式が最大手
二次創作で良作を作り続ける人気のサークルさんは「大手」と呼ばれ、イベントでは即完売!といったこともよく見られますね。
しかし、二次創作ではなく、「公式」…つまり、元々のアニメ、漫画の製作陣により、ファンのツボを適格に押さえてくるシチュエーションを公式で描くこともあるのです。
BL(ボーイズラブ、男性同士のカップリング)、GL(ガールズラブ、女性同士のカップリング)、NL(ノーマルラブ、男女のカップリング)、などのカップリング要素が公式でプッシュされたり、好きなカップリングに対しファンが望む展開または想像の遥か上を行く展開を見せることがあり、「やっぱり公式には勝てないな~」という憧れと期待の意味を込め、「公式が最大手」と呼ぶファンが存在します。
ファンよりも設定を熟知していて、尚且つプロの集団である公式にはやはり勝てない…しかし、それでも自分の思いのままに二次創作に励むのはとても良いことだと思います♪公式は公式、自分は自分の解釈で楽しむのもアリですよ!
まだまだ増えつつある用語…!
筆者はたまにSNSを利用していますが、未だに意味が分からない単語もいくつかあるのが現状です。
でも、「イケメン」という言葉が流行り始めた頃、こんな言葉使いたくない!と思っていましたが、今では普通に「あ~今日も推しはイケメン♪イケボ♪」と日常に取り込めるようになったので、この先また新しい単語が出てきてもいつかは使いこなせる…はずです!
今でもあなたの知らないどこかで新たな単語が生まれているかもしれませんね…!